こんにちは、ぬぬつきです。今回は、2月に製作した蒸気機関車についてご紹介します。
前半は内部構造や製作過程、後半は架空鉄道としての設定について書きました。
〇製作
特急電車の287系を作ったあと、Power Function(PF)を用いた動力のある蒸気機関車を製作する機運が高まりました。それまでは、客車に動力を付けて機関車を走らせていましたが、いよいよ自走する汽車にとりかかろう、という感じです。
〇デザイン
いちおう自由形(オリジナル車両)ですが、台湾総督府の400形を参考にしました。この機関車は、現在、CK100型として台湾鉄路管理局によって1両が動態保存されています。いつか見に行きたいです。
○各部解説
・基本構造
寸法は、全長26凸、全幅7凸(車体)です。他の客車・気動車と同じく7幅車体としています。いろいろ出っ張りを合わせた全幅は9凸くらいですね。
車輪は、BBBラージを使用しています。第2動輪のみフランジレス。実際の400形も第2動輪はフランジレスだったような。
・モーター
動力はPFのMモーター1機。モーターは缶胴の下に設置してあり、ギア比は1:1です。本当は2:3くらいにしないといけないとは思うのですが、空間に余裕が無く・・・
・裏面と動力伝達/車輪
第2・3動輪の動力伝達はベベルギアで。第1動輪はロッド伝導です。
なお、先輪にも動力が伝わっていますが、これは走行用というより、ポイント分岐をスムーズに走るための補助的な駆動です。そもそも回転数が動輪と違いますが、まぁ…。
車軸配置について。完成当初は、400形と同じ1C1(oOOOo)の車軸配置でしたが、従輪が安定しないので現在は1C2(oOOOoo)に改めています。
・電源
サイドタンクは、電池ボックスを隠す役割があります。もちろん、僕がサイドタンクの大きいタンク機が好き、というのもありますが。
電源ボタンへは簡単にアクセスできますが、開口部が狭いのでライト点灯の確認がしづらいです。
・受信機と運転台
後部では、L字型の受光機を炭庫に配置することで、運転台にミニフィグが乗れるのがポイントです。客車・気動車…戦車や軍艦でもそうですが、ミニフィグを乗せるのは、個人的に、こだわりたい点です。幼少のころの、「レゴ=ミニフィグのごっこ遊び」という思想が未だ残っているんでしょうか。
○欠点
初めてPFで作った機関車としては上々だと思いますが、欠点は色々です。
先ず、やはりモーターが力不足なのは否めません。客車数両が限度ですが、タンク機なら致し方ない…という考えで割り切っています。
あと、幅は奇数で組んであるので、なにかと強度が無いです。
電池ボックスも、車体に埋め込まれているので、電池交換イコール車体分解になってしまい、面倒です。
とはいえ、走行は基本的に安定しており、遊ぶ分には困らないので、まぁいいかなと思っています。
さて、後半は架空鉄道の設定です。
【皇鉄 輅70形 機関車】
地方駅で出発を待つ準急列車
輅70形機関車(ろ70がた-)は皇国国有鉄道(皇鉄)の蒸気機関車である。
○開発
皇鉄の路線網の拡充に伴い、急行・準急行、貨物列車を運行するための協力な幹線用機関車が必要とされた。そこで当時の主力機関車・輅50形を参考にして新たに開発されたのが本形式である。
○名称
「輅(ろ)」は《大きな車》もしくは《天子の乗る車》の意。皇鉄の主力車であり、お召列車も牽くという本形式の役割を表している。先代の輅50形からこの文字を引き継いだ。
「70」のうち十の位の7は皇鉄で7種類目の機関車であることを表す。一の位は車両ごとに1.2..と付番される。
○構造
大型動輪を使用、基本は7凸幅。動輪が三軸のタンク式機関車である。特徴はあまりないが、強いて言えばサイドタンクが大きいのが特徴。これには前級の輅50形や同時期の輳60形と似た設計思想がみてとれる。
車軸配置は、初期型では1C1(2-6-2)だったが、従輪が安定しないため1C2(2-6-4)に改められた。
↑木造車両と有蓋緩急車を牽いたローカル線の列車
○運用
旅客輸送では、主に、海浜本線の急行「あさぎ」・山奥本線の準急「みかがり」の牽引用機関車として使用されている。長距離貨物列車でも使用されている。
急行 <あさぎ> 編成
←皇都駅 忌怪ヶ島駅→
乙ねい54型+乙し93型+乙ろ50型+乙ろに52型(一等寝台車+食堂車+二等座席車+二等座席・荷物合造車)
首都の皇都駅での乗り換えの様子。左が急行列車、右は気動車の準急列車
まぁ、架空鉄道の列車については、また別の記事で書くとしましょう。
というわけで、紹介を終わります。とりあえず、この記事を投稿したら、解体して新しい機関車を製作しようと考えています。テンダー機かタンク機か、迷いますね……
解体しても、いつでも戻せるようデータ化をしてあります
最後に、第五回レゴ艦船オフでの一枚。二両目の無蓋車は鱒寿司さん作。
おわり