輳60形機関車(そう60がた-)は皇国国有鉄道(皇鉄)の蒸気機関車。

○開発
 中近距離での貨客輸送や軍事利用を視野に、量産型機関車として開発された。輅50形・輅70形の補完としての位置づけがなされている。





○構造
 車軸配置は2-4-0(1C)。タンク類は側面に有る。また、運転台や缶胴などは同時期の生産である輅50形と設計が似ている。
 1両あたりの能力は限定的である。そのため、中距離で運用する際は2両を背中合わせに連結する「双合式機関車」とすることになっており、この姿で見ることも多い。


○運用
 本形式は輳60形と称する。このうち、「輳」は《あつまる》という意味で、2両が離合して運用できる双合機関車であることを示す。十の位の「6」は皇鉄社内で6種類目の機関車であることを示す。各車両の一の位は形式内での生産順を示す。

 本形式は3両が生産されている。それぞれの車歴を以下に記す。

・輳61号 最初に生産されたもの。山奥本線で使用。タンクの形状が乙62,63号と異なる。早い段階で事故に遭い解体された。
・輳62号 海浜本線・海ノ瀬線で運用。かつては準急ほしふり号の牽引に充当されることも多かったが、現在は戊ろ60型気動客車に置き換わっている。
・輳63号 海浜本線で運用。





○その他
 皇国陸軍は装甲列車計画(秘匿名”鋒”)に本形式を基とした装甲機関車を組込む計画である。



 2019年の年末に製作した蒸気機関車です。自分のなかでは、機関車の複数生産は現時点でこれが唯一の例です。複数あると架空鉄道的にはうれしい……

 東大川崎オフの前々日に試作(61号)、同オフ後、翌日の長津田トレインオフにむけて2両を製作し双合化(62,63号)……という突貫製作な車両でしたが、その割にはよくできたと思います。

 

長津田トレインオフにて。除雪車はFBIさん作(奥)、bikkuboさん作(手前)。

 

 

福井レゴオフにて。装甲列車、灰色の貨車、灰色の戦車はPunikov氏の作。