特五一式内火艇は皇国海軍の水陸両用戦車(特型内火艇)。
特四九式内火艇の後継として開発された。特型内火艇としては三代目。

○開発
 (共通暦)2015年に採用された特四九式内火艇であったが、浮航には「浮き」が必要である事、主砲の四十七ミリ砲は対戦車用で対陣地用としては非力である事‥の二点が問題視されていた。
 2017年になって、海軍は75ミリ程度の砲を備え、装備変更なしで水上航行が可能な特型内火艇の開発を指示。
 一次試作車は図面のみの設計で放棄されたが、「カリ(II)」の名で試作された二次試作車が同年春に「特五一式内火艇」として採用された。
 なお戦争の影響で、実戦配備は2018年にずれ込んだ。

○構造
・武装
 主砲は75ミリ榴弾砲である。開発に手間取ったため、特四九式の砲塔が流用とされている。元々47ミリ砲を載せていた砲塔に75ミリ砲を載せているため空間が狭すぎるのが問題であり、砲塔を換装する計画がある。
 副武装は原則として無い。

・走行/航行
 車体は完全に新規設計である。サスペンション付きの六っの転輪に加えて補助転輪と上部転輪が各一っある。発動機は車体後方で前輪駆動式が採用された。
 一部の車両では発動機からは排気筒が上に向いている。これは水上航行時に水が入り込まない様にする為である。
 水上航行は、履帯で水を掻く時の力を使い、スクリューは備えていない。本車輌は特四七式・特四九式と異なり深い深度の潜航が出来ない。

・通信
 通信機をすべての車両に備えている。隊長車しか通信機がない陸軍に比べてだいぶ進歩していると言えるだろう。アンテナはハチマキ式で砲塔に据え付けられている。

○運用
少数が装甲自動車自走砲と共に海軍陸戦隊で運用されている。

○派生型
イ)兵員輸送型
砲塔を取り外し、余分になった空間を兵員室とした上開放式の兵員輸送車。

ロ)防空型
陸軍の防空戦車と同型の20ミリ連装機砲を搭載した車両。


/* あとがき */
 2017年に製作された数少ないレゴ作品の一つです。新しい足回りや迷彩柄を含めて全体的な外観が気に入っていました。
 いつかは改良した上で量産したいです。…というのも、現在は半壊状態にあるのです。そのため写真をあまり載せることが出来ませんでした。