五〇式装甲自動車

 

五〇式装甲自動車(秘匿名称:カヘ)は皇国海軍が開発・運用している装甲自動車(装輪装甲車)である。

海軍であることを強調するために海軍五〇式装甲自動車と称されることもある。

 

(市街地にて、砲塔を後ろにむけて陸戦隊の兵士を支援する本車輌。)

 

○開発
皇国海軍では、陸戦隊の警備用車輌として陸軍より四九式装甲自動車(2015年制式)を払いさげられていた。(海軍陸戦隊は上陸戦の他、植民地・疎開の警備という任務も帯びている。)
老朽化した同車の後継として海軍が開発したのがこの五〇式装甲自動車である。2016年(国独自の暦で1350年)の10月に配備が始まった。

 

(本車輌の前任である四九式装甲自動車。)

 

○仕様
車体部に無線士と操縦士の2名、銃塔に車長砲手1名の合計3名が乗り込む。銃塔には20mm機関砲を2門備えている。

砲塔上部の対空機関銃架はあったりなかったりする。

配備された車輌はいずれも軍艦色(=グレー)の塗粧が施される。

 

余談だが、主武装の機関砲はもともと四九式戦闘機(ヒ18)むけに開発されたのを転用したものである。同じ機関砲を備える車輌として陸軍の五一式騎兵戦車や五一式軽装甲車がある。

 

(車内図解)

 

(無線機とハンドル)

 

○運用
海軍陸戦隊に配備され、西方大陸に在る植民地や租界の警備に就いている。
特四九式内火艇五一式七糎半自走砲とともに陸戦隊が保有する数少ないAFV(装甲戦闘車両)の一つとして重宝されている。

 

(五一式七糎半自走砲と行動する本車輌。)

 

○バリエーション
・甲一型
最初の量産型
・甲二型
甲一型に改良を加えたもの。甲一型とは銃塔・車体ともに形状がやや異なる。

 

 

○諸元

全長:15ポッチ
全幅:7.5ポッチ
全高:8ブロック
最高速度:60km/h(整地)
主武装:四九式二十粍(20mm)車載機関砲x2
副武装:なし または 四九式七粍七(7.7mm)車載重機関銃x1
装甲:
乗員: 3

 

(車体前面アップ。このままレトロな自動車に転用できそう…?)

 

-あとがき-

日本では陸軍の他、海軍も使用したビッカース・クロスレイM25を参考にして製作したものです。

海軍の戦車とか装甲車ってなんだかいいですよね。(そういえば最初に1幅履帯をつかったレゴ戦車もモデルは特二式内火艇だったなぁ…)

 

さてこの装甲自動車、「作りたいなぁ」と思ってから実現までに1年以上かかりました(笑)

その間に得た技術で狭い車内でも3人乗りにできて良かったです。(この車輌のような小さい砲塔を作る為の基本技術をくださったぷに氏には感謝です。)

砲塔の形状に関しては円筒形ではなく半球にしたかったのですが難しかった…今後の改良でそうしていければと思います。

ではでは~~。