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特四九式内火艇(甲型)

特四九式内火艇(乙型)

 

 

①概要
 特四九式内火艇"カニ"は海軍陸戦隊で運用されている水陸両用戦車である。

②開発・名称
 海軍独自の地上部隊である陸戦隊では上陸戦用に水陸両用戦車として特四七式内火艇"カイ"(2013年制作)を運用していたが、火力が乏しく老朽化が進んでいた。
 そこで後継車両が開発され、特四九式内火艇"カニ"と名付けられた。
 カニとは海軍戦車(カ)の4番目(イロハニ)の意で、特-内火艇というのは水陸両用戦車の秘匿名称である。
 なお、あくまでも”艦船”なので正確な助数詞は”両”ではなく”隻”である

③性能
  i)浮航

 

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(友軍の戦艦の右舷を航行する本車)


 本車は車体にフロート(浮き)などの航行用装備を装着することで約8ノットで水上・水中の航行ができる。
 なお、揚陸艦からの発進・航行を前提としており、長距離の航行は出来ない。
 また、本車を某国の300ポッチ級戦艦に搭載する計画があると巷では噂されている。
 
 ii)攻撃

 

 

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(47㎜戦車砲と7.7㎜機銃)


 主砲は47mm砲で、強力とは言い難いが強襲上陸には貴重な火力である。


 iii)機動

 

  機動力の高さは本車の特徴の一つである。
  小型な車体はヘリコプターや艦艇、鉄道、トレーラーによる運搬が可能という高い戦略的機動力持ち、1ポッチ幅の履帯を装備する車両としては珍しくサスペンションを装備したことで戦術的機動力も高い。


iv)防御

 

 

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(海岸を走行する様子、車長用展望塔を砲塔に装備したままである)


 水上を航行する事を前提とした車両のため装甲は薄く防御力は通常より低いが敵の偵察車や歩兵戦闘車とは十分に渡り合える。(大嘘)

④運用

 前述の通り海軍で運用されている。
 その安定した性能から使い勝手の良い軽戦車として扱われており、増槽や地雷処理ローラなどのオプションパーツも多く開発された。
 海軍陸戦隊の上陸専門部隊の他、本国の西方の大陸植民州の駐屯軍にも配備されている。
 現在、生産は後述の乙型へ移行されている。

⑤乙型


 2016年の夏には改良された乙型の生産が始まった。
 乙型では機銃を2丁増設し(同軸、砲塔後部)、砲塔も複座式としている。また、砲塔に鉢巻式のアンテナをデフォルトで装備させたことで各車両間の通信・連携も向上した。

⑤退役

 

 

 後継車種の特五一式内火艇が配備されて、2018年ごろには全車が退役した。
 
⑥派生とバリエーション
五〇式砲戦車 ホツI
本車の車体を発展改良させて流用した75mm砲搭載の対戦車自走砲。
五〇式装甲軌道車 ソド (Twitter投稿写真へ移動)
本車の砲塔を流用した鉄道用装甲車。
五〇式戦車橋
本車の車体を改造して開発された戦車橋(架橋戦車)。
・PÉ vz.16 装甲車
隣の国の装甲車。砲塔が輸出された。
特五一式内火艇
本車両の後継であるが、砲塔の設計に手間取ったので本車両乙型の砲塔がほぼそのまま転用された。

・バリエーション
甲型 : 初期生産型
乙型 : 最新量産型

⑥要目(甲型)
武装:47mm戦車砲*1 + 7.7mm機銃*1
乗員:3
車体全長:16.5.ポッチ/航行装備時27.5ポッチ
車体幅:8ポッチ
車体高:7.5ブロック/航行装備時9.5ブロック
地上速度:60km/h
水上速度:8kn
懸架:シーソー式


-あとがき-

 

 初記事はお気に入りの車両に関してです。
 日本海軍の特三式内火艇(1943年)を参考に製作しました。サイズ的にすごい可愛いです、海外進駐でよく使いそうだなぁ…

*更新しました (2016-09-11):乙型について

*更新しました (2018-10-19):退役について&訂正