こんにちは。
以前に式場のアピールポイントについてつづりました。
今回は結婚式場の特徴（個性）をテーマにしたいと思います。
これまでのブログでも以下のようなテーマをあげてきました。
・ホテルウェディング
・ゲストハウスウェディング
・レストランウェディング
それぞれが違う業態として運営をしているので特徴が異なるのも当然です。
一般的に言われる【ハード（建物）】と【ソフト（人）】に分けてご紹介いたします。
【ハード（建物】
まずは第一印象である建物の外観です。
ホテルは宿泊施設も備えているためとても大きく中も当然広いです。
ホテル自体旅行以外で訪れる事が少ないのでその外観と内観の豪華さもご参列者は
結婚式の楽しみのひとつとされています。
レストランの外観はお店によってとても個性的です。それは立地にも表れます。
街中にあるレストランなのか路地を入った場所にあるレストランなのか、
またはビルの中にあるレストランなのかで立地に合わせたお店の外観も特徴的です。
そしてゲストハウスはいわゆる結婚式場です。結婚式を挙げる為に建てられた物なので
非日常的な造りやその装飾もまたご来館される方が楽しめる工夫がされています。
元々の由来である一軒家風でガーデン付きの建物はとても立派です。
次に施設・設備ですが、結婚式という観点でみるとやはりゲストハウスは特化しています。
バリアフリーを始め、各お控え室、更衣室やパウダールーム、お子様が遊べるキッズスペース、
披露宴前にくつろげるウェルカムドリンクスペースやそのドリンクアイテムも豊富です。
しかし近年のゲストハウスはInstagramなどの影響もあり若者寄りの装飾などを施している会場が多く
ご年配の方には落ち着かないというご意見も実際に直接お声をいただいたことが何度かあるのが現状です。
ホテルもお部屋は多くありますがひとつの結婚式の為に使用できるお部屋は限られます。
そして各専用のお部屋ではなく多目的に作られたお部屋なので設営が必要となります。
レストランはその料理やお店のテーマが要所に表れていたりワインセラーなどレストラン色の強い
設備も完備しているのでお酒が好きな方や外食が好きな方にはとても喜ばれます。
ご両家がご招待される方がどういう方なのかで会場の選び方は大きく変わります。
そこに建物・設備というカテゴリーは外せないでしょう。
【ソフト（人）】
どんなに外観や設備が充実していてもそこに属する人（スタッフ）が合わなければ
良い結婚式どころか、ご成約にも結び付けることはできません。
そんなスタッフも業態によってさまざまです。
まずはプランナーですが、ホテルはその格式や風格がスタッフにも表れています。
とても落ち着いた佇まいと丁寧な言葉遣いなど皆様がイメージされている
ホテルマンという印象がホテルスタッフの大きな特徴です。
一方ゲストハウスやレストランのスタッフは若いスタッフも多く会場の雰囲気もあり
良い意味で肩の力を抜ける接客をするスタッフが多い印象があります。
しかし若いスタッフが故に新郎新婦や親御様からの信頼や信用を得るのが難しいという声も耳にしますが
そこはカバーする接客力や説得力があれば問題ないと思います。
次にサービススタッフです。
結婚式のサービススタッフは各会場でとても個性が出ています。
例えば、「拍手」ひとつとっても新郎新婦入場などの時に拍手をする会場、しない会場があります。
もしスタッフ10名が会場内で拍手をするとどのような効果が出るのか、
「拍手の音が増え盛り上がる」、「スタッフも祝福しているという姿が見える」、そして「スタッフのモチベーションが変わる」
拍手ひとつでこれだけの効果が生まれます。
もし結婚式ご参列される機会があったらスタッフの拍手に注目してみてください。
そしてサービススタッフにおいてゲストハウスに多く見られる特徴があります。
拍手以外にサービススタッフが芸をすることです。
ダンスや歌、マジックなどサービススタッフがゲストを楽しませる会場は今や少なくはありません。
とても斬新でスタッフも楽しめる環境だと思います。
が、ゲストは何を目的にその場にお越しになっているのだろうか・・・。
そう考えると少し考えさせられてしまいます。
結びに、
あくまで私の経験上での見解ですが、新郎新婦、ご両家の会場の決め手がソフトよりハードだった場合の方が
クレームが生まれやすいということです。
以前に結婚式のクレームというテーマを綴りましたがクレームの多くはスタッフに対する内容です。
プランナーや周辺スタッフとの信頼関係がしっかり築けていればクレームになる事は少ないと思います。
ハードはお金を出せば姿を変えられますがソフトはお金では変わりません。
せっかく幸せの場に携われるていのですから皆が幸せになれる環境にしましょう。
次回は6月4日更新です！お楽しみに！