レストランウェディング | 結婚式を伝えよう

結婚式を伝えよう

ブライダルスクール講師がブライダル業界での経験談や失敗談を基に基礎知識などを毎週火曜日に更新しています!

こんにちは。

前回はホテルウェディングについてお話をさせていただきました。
 
今回は規模の違うレストランウェディングがテーマです。

本来は結婚式を主としてではなくレストランとして営業をしています。
 
それが故にホテルの宴会場や専門式場、ゲストハウスとは異なる点が多くあります。
 
そんなレストランウェディングのメリット、そしてデメリットをお伝えします。

◇メリット
 
➀ゲストとの距離が近い

大きな宴会場での披露宴となるとゲストとの距離ができてしまいます。
 
そのため新郎新婦のお席であるメインテーブル(高砂)からゲストテーブルの距離がとても遠くなり宴会のような雰囲気になります。
 
一方レストランは店舗によりますが大きな宴会場とは異なりスペースに制限があります。
 
そのぶんおふたりとゲストの距離が近くなり一緒に食事をしているようなアットホームな雰囲気で披露宴を行えます。

➁料理

言わずもがなですが通常は料理がメインのレストランなので料理の評判はとても良いです。
 
通常営業のメニューにはない結婚式限定の特別メニューを用意しているレストランはおすすめです。
 
またワインやシャンパンの銘柄も豊富で予算しだいでは通常結婚式では出ないようなワインが選べます。
 
料理やお飲み物のスペシャリストが揃っているレストランの強みだと思います。

➂結婚式前後の利用
 
ホテルウェディングでも上げたポイントです。
 
結婚式を挙げる前の結納やご両家顔合わせ、結婚記念日毎に常設レストランで食事をしたり
 
おふたりの記念日に食事をする特別な場所になります。
 
◇デメリット
 
➀結婚式専門式場ではない
 
先にも述べた通りに通常はレストランとして営業しています。
 
店舗内に専門のプランナーが常駐しておらず(外部委託)そのため
下見や打ち合わせなどの日程調整がスムーズにいかない場合もあります。
 
仮に飛び込みで内覧に行ったとしても担当者不在で十分なご案内が受けられないケースもあります。

➁招待数の制限
 
メリットの➀でも述べたことの逆の考えで店舗によっては収容人数に制限があります。
 
レイアウトによっては10名程の人数を増やすことは可能な店舗もありますがゲスト同士の間隔が狭くなったり
 
新郎新婦の動線がなくなってしまうことも懸念されます。

➂設備の不足
 
いわゆる結婚式場には当然のように備えられている設備がないケースが多く見受けられます。
 
例えば新郎新婦の控室、親族控室、ゲストの待合室など部屋の不足。
 
映像を流すためのプロジェクターやスクリーン、進行と音楽のタイミングを合わせるためのPA(音響)ブース。
 
当日お召しになるウェディングドレスやタキシード、親御様のモーニングや留袖などの保管場所。
 
他の結婚式場であれば数日前からお預かりできる衣装などが前日納品ともなれば
アイテムが不足していたり万が一汚れがあった場合
 
対応がぎりぎりになってしまい慌ただしくなってしまうかもしれません。

④スタッフの経験値
 
特にサービススタッフに言えることですが、レストランサービスと宴会サービスは大きく異なります。
 
レストランの料理提供は2名や4名などのお客様のお食事のペースに合わせて進みます。
 
一方宴会になると数十名のお客様の料理を一斉に提供します。
 
結婚式を多く受注しているレストランなら対応もできますがそうではないレストランでは
 
不慣れな故、料理やお飲み物以外の対応が追い付かないことも考えられます。
 

以上レストランウェディングについて述べましたがレストランを選ぶ理由によって解消されるデメリットもあります。
 
「披露宴の派手な進行は必要ないので、ゲストの方たちと会話やお食事を楽しみたい。」
 
以前もこのブログで書きました披露宴と会食会の違いでレストランウェディングを選ぶ方の理由かと思います。

それでも多くの理想や希望をお持ちの新郎新婦もいらっしゃいます。
 
それが不足している点が理由で行うのが困難でもいろんな角度から見直してご提案をしましょう。
 

次回は3月26日の更新です!