激録!!双子密着24時 ~涙と笑いの育児物語~ -18ページ目

お風呂場のおっぱい泥棒

秋の風を感じ温泉が恋しくなる季節、いかがお過ごしでしょうか?
そんな夜は、せめてゆっくり半身浴でもしたいものですが、
なかなか叶わない毎日です。

双子のお風呂入れは、一人では厳しいものです。
「お風呂に入れる人」「介助する人」と二人いるのが望ましいです。
私は実家にいる間は、母親に手伝ってもらっていました。

だいたいの手順はこんな感じです。
用意するもの:バスタオル、着替え、おむつ、双子
1.「お風呂に入れる人(主)」がお風呂に入り、自分のことを済ませます。
2.その間に「介助する人(副)」は、一人目の服を脱がしてスタンバイ。
3.主は副を呼び、一人目を連れて来てもらいます。
4.主が一人目を洗っている間、副は二人目の服を脱がせてスタンバイ。
5.主は副を呼び、一人目をバスタオルにくるんで引き取ってもらいます。
6.副は二人目を連れていきます。(一人目はバスタオルにくるんで寝かせておく)
7.主が二人目を洗っている間、副は一人目に服を着せます。
8.主は副を呼び、二人目をバスタオルにくるんで引き取ってもらいます。
9.副は二人目に服を着せます。

双子でお座りもできない場合、これが最良の方法かと思われます。
しかし、誰の手も借りられない場合、どのようにすればよいのでしょう。
実は私もまだ一度も試していませんが、イメトレだけは何度も済ませております。

用意するもの:バウンサー2台、バスタオル、着替え、おむつ、双子
1.一人をバウンサーに座らせて、脱衣所で待機させておく。
2.もう1台のバウンサーに、バスタオルを敷いて脱衣所に置いておく。
3.バウンサーに座っていない子の服を脱がせて、自分も一緒にお風呂場へ!
4.洗い終わったら、バスタオルを敷いたバウンサーに座らせ、タオルでくるむ。
5.パパッとバスローブを羽織り、一人目に服を着せてバウンサーに座らせておく。
6.二人目の服を脱がせて、バウンサーにバスタオルを敷いて、自分もバスローブを脱いでお風呂場へ!
7.洗い終わったら、バスタオルを敷いたバウンサーに座らせ、タオルでくるむ。
8.パパッとバスローブを羽織り、二人目に服を着せる。

ポイントは、お風呂に入っていない子をバウンサーに座らせて脱衣所で待機させること。
うちの子は、誰もいない部屋に一人で置いておくと泣くので…。
脱衣所であれば、お風呂場の中から時々様子を見たり、声をかけたりできるかな、と。
実際にやっていないので、うまくいくかは不明です。

最近実家から戻ってきたのですが、今はまだ毎日誰かが来てお風呂入れを手伝ってくれていますし、休日は父がお風呂入れを担当をしてくれます。
しかし、そろそろ平日の一人風呂入れにチャレンジする必要性にせまられています。
早く全自動風呂入れを発明して欲しいものです。
双子育児 をしていると、時々ドラえもんの存在を信じたくなります。

ところで、時々お風呂場にはおっぱい泥棒が現れますね。
私も何度も盗まれています。主犯はAltaです。
体を洗って抱っこした瞬間、または横抱きのまま湯船に入っている時の犯行です。
目にも止まらぬ速さで、パクッと乳首にかぶりつきチューチュー。乳返せ!
ちなみに、「乳しゃぶれ!」は、貴志祐介原作の「黒い家」映画版で、大竹しのぶが叫んだ名言です。
原作にはありません。何故に半殺しで乳しゃぶらせる必要が?

ついつい私も、お風呂場で泣かれた時の最終兵器として、くわえさせることがあったのですが、お風呂場の役割を勘違いしないためにも、早めの禁止令が必要です。
なんだか毎回おっぱいの話をしていますね。

泣く子に最終兵器

ようやく秋の気配を感じる今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
双子達は季節を問わず、よく泣いております☆

赤ちゃんのお世話で一番大変なのは
「泣かさないこと」につきるのではないでしょうか?

例え夜寝なくても、とりあえず泣いてさえいなければ…。
泣いてない赤ちゃんなんて、全く怖くない!
そんなもの赤子同然です。
いや、赤子は泣くから怖いのです。

簡単なものの例えに「赤子の手をひねるようなもの」と言いますが、
ひねるのは簡単ですが、ひねったら赤子は泣くので、
その後が大変なんですよ?と言いたいです。

泣き声は精神的ダメージを与える何か特殊な音波なのでしょうか?
ましてや幼児虐待のニュースが後をたたない昨今、
ご近所の目、耳にも敏感になりがち。

そんなお母さんに、神が与えたもうた伝家の宝刀、それはおっぱい…。
ここはあえて、「御っぱい」と呼ばせてください。

赤子を前にして、これ以上の武器があるでしょうか?
この際、乳が出る出ないは関係なしです。
ある時は、寝かしつけに。
ある時は、泣き止ませに。
そして母子のコミュニケーションツールとしても、ご利用いただけます。

我が家では、リーサルウェポンとも呼んでいます。
ちなみにおっぱいがない人の切り札、それは「御しゃぶり」…!
ただし、これはAltaにしか効きません。Panaは、舌でペッです。

うちの三種の神器は、御しゃぶり、抱っこ紐、バウンサーですかね…。

抱っこ紐は、ベビービョルンの縦抱きできるものです。
両手が使えるので、多少の家事ができて便利です。

http://bit.ly/9i9pjr

バウンサーについては、ベビービョルンはお高いので、
もう少しお求めやすいお値段の、リッチェルのものを愛用しています。
これは便利です!座らせてユラユラで泣き止むことも。
私は遠隔操作するための紐をくくりつけてカスタムしています。

それにつけても人間の赤子は何と無力なのでしょう。泣くしかできないとは…。
同じ哺乳類として、生まれてすぐ立ちあがる牛を見習ってほしいものです。
人間の赤子は、誰かの庇護なくしては、絶対に生きてゆけません。
それゆえに親から「カワイイ!!」と思われる術を身につけたのかもしれません…。
知能犯で確信犯です。

お父さん固有の武器。それは腕力。筋力。持久力。
寝付くまでのエンドレス抱っこ、寝かし付けステップなど、父の活躍の場は多数あります。
昼間赤子に泣かれまくって疲弊した奥さんの心のケアもお願いできれば幸いです。
もちろん、お母さんは日々のお仕事でお疲れの旦那さまへの感謝と労いを忘れずに☆

授乳生活~乳牛のきもち~

乳牛の気持ちが分かる今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。母牛です。

3ヶ月頃までの私は乳製造機でした。エサを食べて乳を出すだけの存在…。
おいしい乳を生産するため、飼料にもこだわるべきですが、
うちの牧場はいい加減な経営やってますんで、
シュークリームにアイスにジャンクフードも摂取しておりました。
それでも特に詰まる事無く生産を続けてこれましたが、
個人差がありますので、あまり参考になさらぬよう。

夜な夜な握り飯を頬張りながら授乳する日々。
握り飯⇒私⇒乳⇒赤子という、無駄な中継を廃止すべきです。
握り飯⇒赤子が可能となる、哺乳類から哺飯類への進化を切望しております。

とはいえ、うちの双子は完全母乳ではなく、
母乳⇒ミルク⇒母乳⇒ミルクを交互の混合です。

3ヶ月頃までは、だいたい昼夜問わず2~3時間おきの授乳でした。
同時授乳はせず、それぞれのペースに合わせていたため、
一日中授乳しているような日々でした。
牛でもこれほど搾乳はされないでしょう。

授乳間隔については、個人差があるとは思いますが
3ヶ月をすぎた頃から、急に夜もまとめて寝てくれるようになり、
昼間も間隔が空いて楽になりました。
4ヶ月の現在は、昼間3時間半~4時間おき、
夜は就寝から起床まで1回ずつ起きるぐらいです。

そして3ヶ月を過ぎた頃から、満腹中枢ができてくるらしく
Panaは1回に飲む量が減りました。
いらなくなると哺乳瓶の乳首を、舌でぐいっ押し戻してきます。
母乳の時は、乳首をくわえさせようと口をトントンしても、
下唇をぐいっと突き出して拒否。むぅ…。
しかし、Altaは食いしん坊のままです。

それまでは、与えれば与えただけガブ飲みしていましたが、
母に恥をかかすまい!と飲んでくれていたのでしょう。
しかし、無理がたたってデロッと吐き戻すこともしばしば。
そんなこんなで、現在は1週間でミルク缶大を1缶消費するペースに落ち着いています。

どうしても同時授乳が必要な時のテクニックとしては、
一人は普通に抱っこして母乳、一人はバウンサーに座らせ、
タオルで哺乳瓶を固定してセルフ飲みしてもらいます。
時々様子を伺い、飲み進んできたら哺乳瓶の角度を変える。
飲み終わったら、母乳のコが終わるまでバウンサーに座ったまま待ってもらって、順番にゲップ。これでなんとかいけます。

あとどれくらい続くのでしょうか、乳牛生活。
早く人間に戻りたいような、それも寂しいような。
いつの日か、乳をそっと置いて引退宣言します。
普通の女のコに戻りたい…。


<<イクメン研修生のみなさんへ>>

夜中の授乳は、孤独感でいっぱいになりがちです。
どうか週末だけでも一緒に起きて授乳に付き合ってあげてください。
男の人でも、母乳以外なら何でもできます!
ミルクを用意する、飲ませる、オムツかえ、ゲップ、話し相手でもいいんです。
付き合えない平日でも、「困った時はいつでも起こしてね」と声をかけてあげて欲しいです。
それだけで、一人じゃないと思えます。
育児において、精神的な支えの役割は、ほんとに大きいです。