リリのぜいたく三昧

リリのぜいたく三昧

せっかく撮った写真とか、観た映画のこととか、読んだ本とか、初めて行った場所のこととかを書きたくて。

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金曜日は、会社のクリスマスパーティーでした。

もうホントにこれのためにどんだけイライラさせられたか。

ホントに来年から消滅させたい。
百歩譲って、クリパ自体はやってもいいとして、課毎に芸やる習慣はぜっっったいに消滅させたい。
あーやだやだ。



まぁ言っても、楽しかったけどね。

ちゃんと芸もウケてたし、評判も上場だったし、つまりは大成功だったけどね。
良かったよ、あの打ち合わせ時間が無駄にならなくて。笑



前期の業績がふつーだった私の職場は、宴会に使える予算なんかないので、豪華景品のあるビンゴ大会なんてありません。

みんなで2000円ぐらいのものをリクエストし合って、自腹でプレゼント交換です。誰が誰に買うかはくじ引き。

私は前のブログにも書きましたが、ある本をリクエストしました。
誰が買ってこようと絶対にコレになる、もらう方も買う方も、面白味もない代わりにすごく楽なリクエストです。



本来は誰がプレゼントを買ってくれたのか、もらう側にはわからないものですが、私は運営側なので、管理の都合上、当然知ってます。

私にくれる人は、直属の上司である課長でした。

課長は、私のこの創意工夫のしようのないリクエストを見てどう思ったのか。

絶対にラッキーって思ったでしょう。笑

通常、女性へのプレゼントを男性が買う時が一番苦労しますから。
手ぶくろとか手帳とかヘアゴムなんてリクエストを男性が引き当てちゃった日にはもう。。。笑

私も、「課長、良かったね、Amazonでちょちょっと買えるリクエストで。」なんて思ってました。←




そして昨日、期待通り、やってきました私の手元へ!!!


photo:01



やほーーーーい\(^o^)/
大好きな大好きな軍配者シリーズ最新作!!!
若き日の韮山さま!!!

シリーズの最初のものは2011年1月ごろに記事を書いていると思います。ご参考。

シリーズ全部、年末年始に実家でゆっくり読むぞーーー♡
わくわく( *`ω´)




…………。




…………おや??




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えっ!?∑(゚Д゚)




ぱらぱら…………




ふぉぉっ!!!?!(◎_◎;)



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まじだ……嬉しい……。




え、え、もしかして、課長、わざわざ探してくれた??

Amazonではなく、どこかのリブロで買ったのは袋からもわかってたけど、サイン本置いてある店探してくれたのかなぁ……???




( ゚д゚)………




……………(つД`)ぶわぁっ




かちょぉっ(T ^ T)いい人っ。



感動しすぎて、クリパの帰りに同期にめっちゃ自慢しました。
ほんとに嬉しすぎる……!!




もちろん、たまたま行った本屋でサイン本が置いてあった可能性だってあるけど、そうだとしても、探してくれたんだということにしよう。

だって私の知ってる課長は、そういうことをしてくれそうな人なんだもの。

私の上司がこの人で良かった。





この一週間は、風邪で体調も微妙だわ、案件切羽詰まってるくせにクリパの準備というくだらない時間やたら取られるわ、後輩が研修行っちゃって雑用まで降ってくるわ。

えぇ、悪いことは重なるものです。
負のスパイラル。

それでも、キツかった案件も上司と事務方さんの優しさに支えられてなんとか乗り切り、クリパ楽しかったって終われて、私、ほんとにほんとに職場の人たちには恵まれてることをまた実感( *`ω´)

来週からの案件考えると、また憂鬱だけど、素敵な上司に恥じないだけの仕事をするべく、頑張ります。





なんか真面目な内容になっちゃったな。笑

みなさまにも素敵なクリスマスの思い出ができますように。
歌舞伎を見れてません(´Д` )

おかげで歌舞伎記事もしばらく更新予定がありません。
でも、見たのに記事にしてない演目がわんさかあるので、今年の年末年始に一気書きするつもりです。
乞うご期待!!←




というわけで、最近は本(マンガ含む)を読んでます。

今日も本屋に行って、買ってしまいました。三冊。あーあ。結局金使ってるよ。←

さらに、会社のクリスマス会のプレゼント交換でもリクエストしました。
私のプレゼント購入者になった人は全く悩まなくていいので、相当ラッキーです。笑

完全に余談ですが、リクエストした本は私の大好きな歴史小説シリーズの新刊です。
本屋によってはひっそり置いてあるんですが、今日行った本屋では絶賛押し。大量平積みポップ付き。
さすが私がこのシリーズと出会った本屋さん。
変わらない本屋のスタンスが嬉しかったです( *`ω´)




さて。

梅田みか著「書店員の恋」
日経文芸文庫


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20代の女性書店員の恋の話。いや、恋というか、人生とか生き方に近いか。
恋は、その中の一つの要素でしかない。

でも、恋が、他のすべての要素に影響を与える大きなものであることがよくわかります。



恋が、人生を変える。

それは別にシンデレラストーリーとかいう意味じゃなくて。

考え方。生きる場所。食べるもの。
働き方。好みの洋服。お金の使い方。

積み重なって、出会う前と出会った後では、全く異なる生き方をするようになる。
恋って、恋愛をするって、そういうものだなぁ、と思った。

強い強い力を持つよね。
やっぱり、相手がいることだからね。
自分では変わってないって思っても、確実に変化はあるよね。



書店員とか関係なく、同年代の女性の、等身大の物語だと思いました。
私と同世代の女子には、絶対共感できると思います。



シンデレラは、魔法の力で、美しいドレスを着てパーティーに行き、王子様と出会い、幸せなひと時を過ごしました。
でも、せっかく探し出してくれた王子様の前で、ガラスの靴を自分のものだと言って履くことをためらってしまった。

ためらって、でも夢見て、結局どこにも進めなくなる。
そんな、途方に暮れる感が、この小説のほぼ全てです。笑

でも、それって、よくあるよね。
今がダメだという認識はあっても、どちらに進むか決められない。

なかなかあり得ない設定の話なのに、ものすごく共感できるのは、この途方に暮れる感が見事に描かれているからだと思います。



最後には、シンデレラは決断をします。
再びガラスの靴を履く選択を。
でも、王子様の手を取らない選択を。

ぐずぐず掴めずにいるのではなく、自分の意志でその手を取らない選択。
ガラスの靴を履いて、でも、自分の足で歩いて行く選択。

その選択が出来たのは、王子様と出会って恋をしたから。

うん、やっぱり。
恋が、人生を変える。

やはり、恋はすべきだよねー。。。←

……秋というか冬に近いぐらい寒い日が続いていた気もしますが。




再開を決意しても三日坊主状態になってましたが、辞めたわけではありません。

心に余裕ができればいつでも書きます。笑

あと、コメントを頂いていたのに返せていなかった方、すみません(´Д` )
今日気づきました。
アメブロを使いこなせていません……





11月の最初の三連休は漫画とアニメと掃除をして過ごし、その次の週末(=先週)は台湾に旅行だったので、今週末は本と映画で過ごすことにしました。


今日は二冊と一作品。

重松清著「みんなのうた」
榎田ユウリ著「カブキブ!②」
どちらも角川文庫

三谷幸喜監督作「清洲会議」


photo:01


写真は本だけ。



映画は安定の三谷作品でした。
それでいて、ちゃんと史実に逆らわない流れになってたし。
ただ面白おかしいんじゃなくて、ちゃんと武将たちの心がこもったお話になっていたし。
六兵衛さん出てきたし。笑

うん、満足( *`ω´)
中谷美紀さんが超絶かわいかった。



さて。本。


「カブキブ!」は、ウォーターボーイズ歌舞伎版です。それ以上説明不要なくらい、一番伝わる表現だと思うよ、これ。

しかも②だからね。もちろん①あります。
これから③も出るでしょう。
早く出て欲しい。良いところで切られてフラストレーション溜まってます。

特徴は、歌舞伎のセリフがそのまんま載せられてるところ。わざわざフォントまで変わってます。
当然、現代語ではありません。
長いわ。読めないわ。読めてもわからんわ。
だけど、素人歌舞伎ファンにはこのサービスちょー嬉しい。
さすがに全部の内容を元の脚本では読みたくないが、有名なセリフは知りたいじゃない!

あと、お話がウォーターボーイズ要素と歌舞伎の知識説明要素をうまく絡めてあって、退屈しない。
歌舞伎の内容もわかるし、時代背景も小道具の意味も、はたまた現代人が勘違いしやすい部分もわかる。
話はウォーターボーイズだから、展開ありがちだけど、もちろん面白い。

歌舞伎に興味あるけど、とっかかりがなかった人も、元々好きな人にもおすすめです( *`ω´)
3時間あれば読めます(歌舞伎のセリフとばせば2時間)。





次は「みんなのうた」。

これは、とても温かなふるさとの話。
同時に、過疎化の進む地方都市のかかえる闇の話。

私は東京に出てきて、どーにも好きになれなくて、北海道に帰りたいと切に願っているタイプですが、この本の主人公は逆ですね。
こんな田舎で一生過ごして死ぬだけなんてまっぴら御免。出ていきたい。
そんな感じ。

まぁこの本の舞台よりは、うちの地元の方がよっぽど「街」です。
程よい規模で暮らしやすいから、若い人も別に減ってません。
だから、そーいう意味では私も主人公に共感しきれる立場ではない。

でも、それなりの「街」出身の私でも、あそこ帰ってどーするの?とは思う。
東京は嫌だけど、北見で生きていくのもなぁ。たまに帰るのは最高だけど。



大都市に生まれて育った人には永遠に真の意味で理解してもらえない、田舎のジレンマ。

私も、一人っ子だし、これからどうするかなぁ……



なんて。

地方にふるさとを持つ人には尽きない悩みですが、それでも、ふるさとがあることを心から幸せに思うよ。
北海道の田舎に生まれたこと、誇りに思うよ。
ラッキーだったと心から思う。

だから、どんな形になるかはわからないけど、大切にしていくと誓う。

そんなこと考える一冊でした。

重松さんの作品は泣かされます(/ _ ; )
電車で読んでて泣きそうになって大変でした。おうちで読むことをオススメします。




明日はミステリーを一気読みする予定。
最近、本屋で文庫新刊のコーナーに平積みになってます。

そうです、ピンクの背景にセクシーっぽい女性の鼻から胸元にかけての絵が描かれた装丁の文庫です。けっこう厚いよね。

知らない方はどこでもいいから大型書店に入ってみましょう。

見つかります。




ってぐらいに、どこの本屋でもがんがんに押し出されていたので、思わず買ってしまったよ。

気になった理由は、主人公の一人が女性弁護士だったせいもあるけど。



ざっくり。

孤高の女弁護士・徹子が、遠戚である嫌な女・夏子のトラブルを解決してあげる、って話。

夏子って人は、アレです。
自分がモテるのを知っていて、男を手玉に取るのが上手くて、同性には嫌われる。
典型的な、嫌な女。笑

徹子さんは、あまり人付き合いが上手くなくて、小さい頃から勉強を一所懸命頑張ってきて、昭和の時代にして女性弁護士となった優秀な人。
故に一人で生きていくことになる、これまた最近ありがちな女性。



物語は全てが徹子の視点で描かれ、24歳から71歳(ぐらいだったと思う)までの長い時間の流れがあります。

最初の夏子からの相談から、何年かあけて、結局7件?8件?の彼女のトラブルを解決する徹子。

不快感と不信感の塊でしかなかった徹子の夏子に対する想いは、ゆっくりと変化を遂げていきます。

夏子の変化。
徹子の変化。

どちらも、なかなか面白いです。



結局のところ、この本の根本のテーマは「人生の閉じ方」なんじゃないかなーと思います。

色んな人の人生の閉じ方が出てきます。
ちゃんと閉じるための準備をしている人だけですけどね。

うーん………。
人生を閉じる準備は、さすがにまだ自分には結びつきませんが、自分のやりたい仕事については考えさせられました。




全ての働く女性が、どこか共感できる要素が必ずある物語だと思います。

長いので、途中くじけそうになるかもですが、最後まで読むことが大事。
泣けます。

最近、小説で泣くようになったよなぁ……
歳かなぁ……←


私が伊坂作品と出会ったのは高校生のときです。
国語の先生が教えてくれました。

それが「死神の精度」。千葉との出会いです。

最初がコレじゃなかったら、私はそれほど伊坂作品にハマったかどうか怪しいものです。

あれ以来たくさん読んできたけど、いまいち気持ちが振れないまま終わるものもあったから。

逆に、他の伊坂作品で、ものすっっっごい大好きな作品もあるんだけどね。



今となっては、一番好きな伊坂作品ではないけれど、今でもやっぱり一番印象的な一冊。
「死神の精度」

その、千葉が帰ってきた!!!
新聞で知ったとき、興奮半端じゃなかったです。


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「死神の浮力」 伊坂幸太郎著



大まかなストーリーは、
娘を殺された夫婦が、その犯人に復讐をしようとしているところに死神の千葉が巻き込まれる、という話。



千葉は株式会社 死神(と呼ぶべきかはわかりませんが)の調査部に属しておりまして、対象となる人間を7日間、調査します。
なんの調査かっていうと、「その人間は今死ぬべきか否か」。

千葉たち調査部の死神が「可」の報告を出すと、その対象の人間が何らかの不幸な死をとげます。
不幸ってのはつまり、病死とかの予測できた死ではなく、事故や事件で突発的に死ぬということです。

病死や自殺は彼の管轄外らしいので、千葉がやってないだけで、別の部署の死神が決定してるのかもだけど。

まぁ大抵「可」なので、最終的に調査対象の人間は死ぬのですが、その調査期間中の千葉と人間のやりとりがこの小説の内容。



前回は短編集だったけど、今回は長編です。
7日間の調査がみっちり。

ベッドに入って、寝る前に読んでいたので、時間がかかりました。

しかも、苦痛や憎しみ、無念さがいたるところで描かれてて、読み進めるのにエネルギーが必要でした。

でも、千葉はやっぱり期待通りの死神で、大好きです。

最後はえげつないけど、良かった。笑



読了から投稿まで少し間があいてしまいました。

今は「嫌な女」読んでます。