歌舞伎を見れてません(´Д` )
おかげで歌舞伎記事もしばらく更新予定がありません。
でも、見たのに記事にしてない演目がわんさかあるので、今年の年末年始に一気書きするつもりです。
乞うご期待!!←
というわけで、最近は本(マンガ含む)を読んでます。
今日も本屋に行って、買ってしまいました。三冊。あーあ。結局金使ってるよ。←
さらに、会社のクリスマス会のプレゼント交換でもリクエストしました。
私のプレゼント購入者になった人は全く悩まなくていいので、相当ラッキーです。笑
完全に余談ですが、リクエストした本は私の大好きな歴史小説シリーズの新刊です。
本屋によってはひっそり置いてあるんですが、今日行った本屋では絶賛押し。大量平積みポップ付き。
さすが私がこのシリーズと出会った本屋さん。
変わらない本屋のスタンスが嬉しかったです( *`ω´)
さて。
梅田みか著「書店員の恋」
日経文芸文庫
20代の女性書店員の恋の話。いや、恋というか、人生とか生き方に近いか。
恋は、その中の一つの要素でしかない。
でも、恋が、他のすべての要素に影響を与える大きなものであることがよくわかります。
恋が、人生を変える。
それは別にシンデレラストーリーとかいう意味じゃなくて。
考え方。生きる場所。食べるもの。
働き方。好みの洋服。お金の使い方。
積み重なって、出会う前と出会った後では、全く異なる生き方をするようになる。
恋って、恋愛をするって、そういうものだなぁ、と思った。
強い強い力を持つよね。
やっぱり、相手がいることだからね。
自分では変わってないって思っても、確実に変化はあるよね。
書店員とか関係なく、同年代の女性の、等身大の物語だと思いました。
私と同世代の女子には、絶対共感できると思います。
シンデレラは、魔法の力で、美しいドレスを着てパーティーに行き、王子様と出会い、幸せなひと時を過ごしました。
でも、せっかく探し出してくれた王子様の前で、ガラスの靴を自分のものだと言って履くことをためらってしまった。
ためらって、でも夢見て、結局どこにも進めなくなる。
そんな、途方に暮れる感が、この小説のほぼ全てです。笑
でも、それって、よくあるよね。
今がダメだという認識はあっても、どちらに進むか決められない。
なかなかあり得ない設定の話なのに、ものすごく共感できるのは、この途方に暮れる感が見事に描かれているからだと思います。
最後には、シンデレラは決断をします。
再びガラスの靴を履く選択を。
でも、王子様の手を取らない選択を。
ぐずぐず掴めずにいるのではなく、自分の意志でその手を取らない選択。
ガラスの靴を履いて、でも、自分の足で歩いて行く選択。
その選択が出来たのは、王子様と出会って恋をしたから。
うん、やっぱり。
恋が、人生を変える。
やはり、恋はすべきだよねー。。。←