令和2年3月14日参拝
JR静岡駅からは2キロくらいです。
浅間神社のほぼお隣と言ってもいい賎機山の麓でした。


今川館趾に駿府城を築いた徳川家康は丑寅(東北)の鬼門除けに愛宕権現を祀ったのです。
その本地仏がこちらの延命地蔵菩薩という事なんですね。
しかも当初の本尊は行基菩薩の作品と伝えられているそうです🙄


うわわっ。
すごい数の奉納地蔵さん!
お厨子どこにあるの的な。


お外のお地蔵さん積み方がオシャレ。



安西寺は時宗の寺院です。
開基は覚阿智達和尚。
宗祖一遍上人の孫弟子にあたる覚阿智得上人の御遺弟です。


この辺りは徳川家康が鷹狩りの合間に休憩したというお寺が多いのですがこちらもそのひとつで、
裏の賎機山が京都の円山に似てるとしてこの地を丸山と名付け福田寺を建てたそうです。
明治42年に安西寺と福田寺は合併して本尊が阿弥陀三尊となり、
延命地蔵尊は地蔵堂に祀られることになりました。


福田寺の創建に尽力したのが駿河小判を作った後藤庄三郎光次ということですんごい銅像が建っていました。



御朱印のことで庫裡を訪ねると、
出来上がりまで本堂の前で待っててね〜と危機管理バッチリのお寺さんですね OK



新型コロナの影響で花まつりまで中止とは今となっては納得だけど、
正直この頃(3月14日)は手洗いうがいしながらもそろそろ終息するもんだと思ってた(´・ω・`)



流れ井は駿府城の湧水を引っ張ってきてるそうです。
この工法がのちに江戸入府する家康の多摩川や野火止における開削技術につながったかどうかは知らんけど、、
やわらかで美味しいお水でした。



御朱印は2種類ありました。
㊨駿河一国百地蔵尊 54番
㊧新西国観世音 20番
すごくアートな御朱印♡


墨書きのメリ!ハリ!
ハンコの位置、バランス、
そして脇役のようで実は大切な余白。
朱と黒の印象が引き立ついろいろが詰め込まれた色の配分が最高。


■城久山 安西寺
静岡県静岡市葵区丸山町23