DNA遺伝子の子供に伝わることでの実生活での、最近の面白かったものに、
八日目のセミ、母になる、それに、ゴルゴ13 :"父ということ"
が、ありました。
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ゴルゴ13 “父ということ” では、
今でも問題となる、最新医療の良悪の再問いかけが、真摯に問いかけます。
人工授精の話です。…………………..
無精子症の男性が、妻の卵子と、誰からの精子か判らなくした(子供にも知らせない)状態で試験管内受精して、生まれてくることへの、色々な問題への提起が、その後の多分, 精子提供者であろう学者と、提供により生まれ、成長し、著明外科医となった医師が、人工授精についての学会で、激しく激論します。
………その議論内容とは、一般的人工授精における精子提供者の身元を、子に知らせるかどうかを、国としてどうするか?に、ついてです。
.....**我々の現実社会では、人工授精問題も、主として、法的な遺産相続や、家系継続、財産や持分の問題として、実は、考えられています。本人の生きざまなどなどではありません。(医師法自体が、実は患者を救う行為として決められていくのではなく経済的な、医療権力的なものとしての観点から定義されているのと同じです。)***
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作品の中で、ある程度、大きくなり、成長し苦労を知った子供が、自分のルーツ、自分を知りたいという個人の欲求を、追及する権利と、それは駄目だという激論です。
そこで、其の外科医は、学会の事とは別に、自分自身のルーツを知りたくて、ゴルゴ13に頼み最終手段を依頼する…….。
といった内容です。そこでの結論は、多分、精子提供者であろう学者が、外科医に
“育ててくれた父の思いを考えたことはあるのか?父とはなんだ”
と詰め寄ることの言葉に凝集して語られます。
そこでは、父とは、いくらDNA検査などが発達しようが、古来からオス、あるいは人間は、子供を自分の子だと信じることでのみ、”父であり、立派に育てようと思うことが意志力であり、父という者である。
一方、母とは最初から自分の子かどうかは判っているので、父を、いかに子供に知らしめ自覚させてゆくかと言う偉大な生き物” と定義します。
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これからが実例ですが、感動した話を一例敬意を持って、御紹介します。
癌になり、末期になり、何とか治したいと来られた患者様がおられました。 色々ありましたが、病状が好転しつつあり、後は、仕事も辞め、どこか南の海外の楽園ですべてを忘れ、楽しむ生活をすれば、もっとよくなると確信し、進言したその時、その父である一人の患者様は、”そうだろうな~。でも、今はできないなあ~”とつぶやかれた時、僕は、確信しました。父として、背中を見せ、後身に道を開く”覚悟と生きざま”を見せること。..........僕は、後の言葉が出ないほどでした。......................................................
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"色んなことがあるよ!でも、まっすぐ、くじけずに頑張れ!負けるな ! 耐えて、進め! .....................
そんな凄い生きざまは、病気や人の治る、治らないを超えた”父としての凛とした思い。愛情”を感じ、ただ、ただ、感じ入るばかりでした。
ここで、人は、自分を越え代を超え生き続ける物かと感じ、感心しました。 自分も、人生ぼろぼろでもなんとか生きてきました。今後も何かを伝えられたなら........とは思っております。そして、..............末筆ながら、このブログシリーズを書いた次第です。