副作用は薬を飲んだ時に、運が悪くて起こるもの…ではありません
薬局では、同じ成分のものを2種類の使い方で売る薬があります。
例えば作用は鼻水を止める(粘液を乾かす)、副作用は眠気。その逆は作用は睡眠薬、副作用は口が乾く(粘液を乾かす)。
例えば作用は抗炎症、副作用皮膚が薄くなる、その逆の作用は皮膚を薄くする薬、副作用は免疫低下(抗炎症)。
使う目的によって作用が決められて、それ以外は目的以外だから副作用。
だから本来の薬の性質は?ってなると、作用も副作用もない。副作用も含めて、そういう作用をする薬だということです。
副作用が少ないですよ…とか副作用が弱いですよ…っていう場合、なぜ少ないか弱いかというと、その好ましくない作用に体が対応できるから。
痛み止めを飲むと胃が荒れやすい人と荒れない人がいる。
もともと胃の粘液の質が悪いなどで、薬が起こす炎症に対応できなければ胃が荒れるし、
薬は炎症を引き起こそうとするけど対処できる潤った胃粘膜であれば胃が荒れないということ。
副作用は確率や運の問題ではない。体が対応できるかの差で、副作用が起こるか起こらないかが決まる。
副作用を減らすには、負担がかかりそうな臓器のケアして、薬の影響を上回ればいいということでもあるのです
薬を使うことを迷っているときや、薬を使うことが決まっていて副作用が心配な時は、思い出してみてくださいね