炎症が悪化して病院に受診すると必ず検査される血液検査のCRP


流行りの新型なんとかでも、サイトカインストームが怖いとか色々言われていますので、サイトカインという言葉は耳にされたことがあるかもしれませんねキョロキョロ


サイトカイン怖いみたいな扱いですが、違いますニコ





白血球にはゴミを認識したらすぐ掃除に動く仲間(好中球やマクロファージなど)と連絡を受けてから動く専門家集団(T細胞やB細胞)があります。


白血球たちはゴミを破壊するために連絡を取り合うのですが、その連絡手段のひとつにサイトカインという粒を手紙のように使うのです。すぐ動く仲間の白血球から専門家のT細胞に「ゴミを発見!仕事態勢に入ってください」とか、標的の細菌に対して「そちらに向いますから道を空けてください」と言って現場に突入しやすくしたりします。


また肝臓に対してのお手紙ではCRPを作らせて、好中球を増やして感染を抑える仕組みがあり、脳に対しては発熱中枢に「免疫を活性化する必要があります。体温を上げてください」と働きかけます。


サイトカインには白血球を増やしたり、活性化したり、発熱を促したりして、免疫を活性化するために大切な役目があるのです。免疫が高まる結果として炎症が起こるのです。照れ



標的の細胞は細菌やウィルスに感染した細胞なのですが、変質した細胞も標的になるので、自己細胞自分の細胞を壊した場合にも当てはまります。



身体の一部となっている自己細胞に炎症ゴミになるような酸化した脂質を含んでいたら酸化したタンパク質を含んでいたら?アレルギーや自己免疫疾患のリスクは高まります。


そして、身体は免疫を高めて、ゴミになった自己細胞をどうにか解決しようとして免疫を高めようとしてサイトカインを高めるのです。


細菌やウィルスの侵入時にはサイトカインのお手紙を出して免疫を高めて対抗します。


そこに細胞やウィルス以外にも排除したいゴミがたくさんあったとしたらゴミだ、ゴミだ〜!!他にもたくさんあるぞ〜!緊急事態だ〜!とそれに対応した手紙が嵐のように飛び交うでしょう。それがサイトカインストーム。



サイトカインストームが怖いなら、身体にゴミを溜めないような日常生活を送ることが一番の予防になると思うのです。



黒豆におんぶバッタがいたよラブラブ