サイトカインストームが起こった時に使われる薬は、リウマチなどの自己免疫疾患に適応があり、使われる事があります。


サイトカインというのは白血球同士の連絡や白血球から臓器への連絡のためのお手紙のような存在。


「ゴミがあったよ〜免疫をあげてくれ〜」「よっしゃ〜!体温をあげまーす!炎症多めにしてと知らせま〜す」とサイトカインと呼ばれるお手紙が配られて、協力して働きます。


サイトカインストームの時に使われる薬にヒト化モノクローナル抗体というもの仲間のものがあります。人工的に作った偽物の抗体。抗体のフリをする薬。偽物の手紙です。


偽物の手紙をポストに先に入れてしまって、「ゴミがあったよ〜免疫をあげてくれ〜」という伝達が届かないようにするサイトカインの情報が正しく伝わらず、免疫を抑制して、炎症がおこらないようにするのです。


血中の6070%のタンパク質はアルブミンと言われる細胞にタンパク質の栄養を送る運搬屋さん。残りのタンパク質はグロブリンと呼ばれます。


白血球のB細胞が出すゴミにくっつく武器である抗体も免疫グロブリンといい、グロブリンです。あらゆるアレルギーの時に大量に血中に存在するIgEも免疫グロブリンと言われる抗体。異物を見つけるとくっついて、排除する免疫システムを発動させ、炎症をおこします。


偽の手紙が入ると免疫グロブリンが混乱を起こす可能性があるため、副作用チェックのため、血液検査でA/G比という検査値で免疫グロブリンの異常がないかを調べたりします。


A/G比というのはアルブミン値をグロブリン値で割ったもの。低値の時、栄養不良、癌、自己免疫疾患、肝障害、腎障害、リーキーガット(腸粘膜が荒れている)などが考えられます。


低値の場合、分母のアルブミンが小さいか、グロブリンが増えたか、両方か?ということを考えます。


しかし、これらの状態の場合の多くは肝臓でアルブミンという栄養の素を作り出すのが大変な状態。


つまり、免疫グロブリンが過剰…B細胞が出した抗体の武器が血中に過剰に含まれている炎症が起こりやすい状態の可能性があるといえます。抗体はゴミ処理のためのシステムの武器。大切な手段ですが、武器が多ければ炎症も高くなります。


アレルギーは原因不明なんて言われますが本当はてなマーク


今月から子どもの予防接種の投与間隔の制限が生ワク以外無くなり、インフルエンザの予防接種が開始されました。


抗体という免疫グロブリンが不自然に残り続けることを目的にするのが予防接種だけど、なんでその免疫グロブリンだけアレルギーの原因にはならないと言い切れるのかなはてなマーク


同時接種による免疫グロブリンの爆発的増加はカラダにとってどうなのかなはてなマークアレルギーや免疫の異常は起こさないのかなはてなマーク


密接に関係しているような気がするけどなぁキョロキョロ


秋植えのサヤエンドウ