自然塩、天然塩という表示が商品に禁止されるんだって…(平成20年4月新表示へ完全移行)

ミネラルという文字を入れるのも禁止。


製法や成分の表示など見て判断できるといいねウインク


食用塩公正取引協議会の規約の変更について

https://www.saltscience.or.jp/symposium/1-ogata.pdf


抜粋

4.製法とその表示方法


製塩

イオン膜:塩分濃縮膜、イオン交換膜などの別名がある もので、海水の塩分を濃縮する操作です。


逆浸透膜:淡水化膜、RO などと呼ばれるものです。海 水を真水にするときに出てくる濃い海水を利用す るものです。


溶解:天日塩、岩塩などを溶解してかん水(濃い塩水) を作る操作です。


採掘:岩塩または湖塩を掘り出すことです。 


天日:塩田、流下盤、枝条架、ネットなど自然力を利用 して蒸発させ、塩を結晶化したり、海水を濃縮したりする操作です。 


平釜:開放釜で煮詰めて塩の結晶をつくる方法です。 


立釜:真空式、加圧式など密閉釜で煮詰めて塩の結晶を作る方法です。 


噴霧乾燥:海水を霧状に噴霧して塩の結晶を取る方法です。 


加熱ドラム:海水を液滴にして加熱したドラム上で塩の結晶を取る方法です。


加工

乾燥:塩の結晶を加熱して水分を除く操作です。天日 乾燥は含まれません。


粉砕:塩の塊を砕く操作です。 焼成:塩の結晶を高温で焼くことです。380°C以上は高温焼成、380°C未満は低温焼成といいます。 


混合:添加物を加えて混ぜる操作です。 


洗浄:水や塩水で洗って砂や「にがり」分などを除く操作です。 


造粒:塩を粒状などに成型する操作です。 


浸漬:藻塩の製造で海藻を浸漬する操作です。



7)成分表示について

ミネラル・・の表現はできません。個別の成分をもって 表示します。表示は分析値をそのまま表示するのではな く、栄養成分表示に従ってください。熱量、タンパク質、 脂質、炭水化物、ナトリウムの順に記載し、その次に厚 労省が人体に必要なミネラルとして指定した成分(Ca, Mg, K, Fe, Cu, Zn, Cr, Se, Mn, I, P)のうち表示したい成 分を書き、それ以外で表示したい成分を記載する時は 区分して記載します。


8)にがりの表記

にがりを含有する旨はマグネシウム含量 0.1%以上で あれば一括表記、製法表記の枠外に記載できます。こ の場合の「にがり」の定義は、海水または塩湖水を濃縮 して塩化ナトリウムを析出した残液であり、Na, K, Mg, Ca, Cl, SO4, Br を主成分とし、それ以外の成分を 1%以上含 有しないものです。これはミネラル含有を表記するため ではなく、にがりを含有することで塩の性質や味が変化 するために表記するものです。



塩はナトリウムとニガリを含む絶妙なミネラルバランスの結晶なのに…まるで塩=ナトリウムみたいな規約ね。にがりはおまけ扱い…なんですね。ニヤリ


どんな塩を買いたい?




わたしはなるべく自然に作られたにがり入りの塩が食べたいな口笛