釣針屋 -16ページ目

資源維持はすべきです。

産経新聞より

『最高級トロの材料として日本で大量に消費される東部大西洋と地中海のクロマグロの資源量が急激に減少、資源維持のためには現在の漁獲枠を半分以下にすべきだとの資源管理機関「大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)」の科学委員会の報告書案が14日、明らかになった。11月にクロアチアで開くICCATの特別会合に提出される。同会合で国ごとの漁獲枠を定め、各国がこの範囲内でマグロを漁獲することになっている。

 同じ高級トロ原料のミナミマグロも科学者が漁獲量の大幅削減を勧告、各国が漁獲枠の削減を協議している。実際の削減幅は科学者の勧告よりも小さくなることが多いが、高級トロ向けマグロの供給は今後減少し、価格の上昇が見込まれる。

 報告書案によると、東部大西洋と地中海のクロマグロの産卵能力のある親魚の数は、漁業が本格化する前のわずか6%にまで減少するなど資源状態の悪化が深刻。

 年間3万2000トンという現在の漁獲レベルが続けば「資源が崩壊する可能性が高い」とし「漁獲量を今後数年間1万5000トンにまで減らす必要がある」と勧告した。

 報告書案は、漁獲枠の早急な削減に加え、漁獲可能な魚のサイズを引き上げ、地中海での禁漁期間を現在の1カ月から3カ月に拡大するという措置が「資源回復のための唯一の措置だ」と厳しい調子で資源保護対策の強化を求めた。

 公式な漁獲量は2003年が3万2579トン、04年が3万2567トンでほぼ枠を守っている。だが、報告書案は「この規制が守られておらず、実際の漁獲量は5万トンにもなると推定される」と、違法な漁獲が横行していることに言及。「実際の漁獲量は資源維持上適当なレベルの3倍を超える」と指摘した。』


最高級品のクロマグロ。

これが食べれなくなるのは一大事です(ノ゚ο゚)ノ

つっても、滅多に食せるもんでもございませんが(^_^;)

それでも、資源保護することは大賛成でございます。


ただし、減らした分だけ、書いてるように漁価が上がるならばですけどね。

単純に倍の値段にはならないでしょうけど、上がってもらわにゃ困る( ̄_ ̄ i)

楽観的な考え方のかもしれませんが、実際上がると思います、筆者個人は。

生産量が減少してるのに消費量が拡大してるのが現状ですから。




何回も言うてますが、  巻き網船が獲り過ぎやと思うんですけどねえ、、、

延縄で獲ってる分にはしれとると思うんですけどねえ、、、

大体、延縄船が1航海18ヶ月で200回位の操業で200~250t獲るとしましょう。

その量を1回の操業で獲ってしまうらしいです、巻き網船は。


ここ  参考にして下さい。

クロマグロ以外のマグロの種類とカツオを含んでますけど、如何に巻き網船が獲ってるか解ります。

巻き網船を完全否定するつもりは無いですけど、獲り過ぎの感が否めませんよ。


今の生産&消費の現状に資源保護の漁獲規制、、、

そのうちバブルの頃以上に高級な食材にマグロがなるような気がしないでもないです。

、、、って、大袈裟ですかね?f^_^;




クリスマス。

昨日、出向中の車の運転中に。



クリスマス。



とうとう、この言葉が流れた来ました。

FMラジオから流れて来ました。


この言葉が流れ出すと。

釣針製造業は忙しくなります(;^_^A


サンタクロースのプレゼントは注文です(笑)



確か、去年のクリスマス時期。

23~25日は三連休だったハズ。


23日

釣針10、000本を梱包してましたから。



24日

事故りました(爆)

ハンドルを半分回した状態でなんとか真っ直ぐ自走してました。

筆者の愛車(°д°;)苦笑


25日

本番に何してた?忘れてます、てか、無かったから(キッパリ)




えーと。

今日はこれが書きたかっただけです、小生は(汗)


これって。

単なるボヤキの部類ですか?(滝汗)





またも近大養殖マグロ

毎日新聞 静岡ニュースより 一部抜粋。

『◇「天然に見劣りなし」価格安定にも貢献
 日本に入るマグロが減っている。欧米のすしブームによる乱獲でマグロ資源の枯渇が心配されている。日本のマグロ漁船は漁に出ても十分な漁獲量を得られず、原油高もあって減船傾向にある。台湾での漁獲規制による漁船減で輸入マグロも減っているという。そんな中、高級魚として需要の高いクロマグロ(本マグロ)の完全養殖に近畿大水産研究所が世界で初めて成功。県内でも静鉄ストア(静岡市葵区)が将来を見据えて同研究所と提携し、完全養殖マグロの販売に乗り出した。県内に21店舗を展開する静鉄ストア。同社によると、これまで扱っていたメバチマグロの相場が今年3~5月で3割高くなった。原因は冷凍マグロの輸入元、台湾での資源保護のための漁船減や、日本での漁獲量減、原油の高騰があるという。


筆者が思うに。


「天然に見劣りなし」ですか、、、


水産物で天然に見劣りしない養殖が存在しますかのお?

クロマグロだけがそれに当てはまらないのでしょうか?

それは考えにくいですけどねえ( ̄_ ̄ i)




「価格安定」ですか、、、


今年の高騰以前の価格が正常じゃないっつーの!

正常じゃないとこで安定させてどーすんのさっ!

3割程度高くなったとこで、正常とする値段に戻ってないがなっ!

(`・ω・´)


「静鉄ストア」で販売開始ですか、、、


焼津&清水に在ったかなあ?

そこでの反応が気になる、出張に行った時に確認せねば。


再び抜粋

『清水港や焼津港など日本有数の港を持つ県内でも漁獲量は減っている。日本鰹鮪漁業協同組合連合会などによると、クロマグロとミナミマグロの県内の水揚げ量は75年の1万54トンから04年は1629トンと約10分の1まで激減した。原油高がそこに追い打ちをかける。巨大な冷凍庫を擁する遠洋マグロはえ縄漁船は平均で年間約1000キロリットルもの重油を消費するが、04年6月に1キロリットル約4万円だったA重油は、今年6月には同約7万円にも達した。県内の同漁船は、75年の99隻から04年には40隻まで減った。』

一部割愛後、再び抜粋

『同研究所の大久保良雄理事長は「中国でもマグロ消費が増えていると聞く。世界中でマグロ消費が増える中、完全養殖マグロならば資源保護にも役立つ上、安定した価格で一定量を国内に提供できる。味も改良を重ねていいものができてきた」』


値段の高騰が始まったのは06年に入ってからです。

前にも 書いてますが、台湾船の減船や原油の高騰等で、マグロが高騰を始めた訳ですが

上記は04年までの推移です。

静岡県内だけの水揚げ量&船数の推移ですが、

日本中でも、他県でも、似たような(もしくは、それ以上の)推移で減少してます。


なのに、05年末までの安値で安定してたっておかしいでしょ?( ̄_ ̄ i)

普通は、水揚げ量に応じて値段が変動するもんでしょ?( ̄□ ̄;)


まあ、そうなった原因は前述の 台湾船なんですけどね。



同研究所の方が「安定した価格で一定量を国内に供給出来る」と言うてますけど。
たしかに資源保護 に一役買いそうな気はします、養殖マグロって。

けど、マグロの高騰 を妨げる要因に成り得るのは勘弁願いたいですねえ。

逆に養殖マグロが出回る量によっては、天然の希少価値が上がって、値段が高騰する可能性も無きにしも非ず?


「一定量」

それがどこまでの量まで増えるのか?

それ次第ですかねえ、、、、



何回も 言いますけど、、、


ある程度まで飼育したら放流してくれませんかの?

大久保良雄理事長さん(。-人-。)


石原プロの正月ドラマ

サンスポより http://www.sanspo.com/geino/top/gt200609/gt2006092501.html  

一部抜粋。

『時期によってはキロ当たり10万円(現在はキロ2万円前後)とも言われる最高級マグロを確保するため、周辺の漁師約80人に協力を依頼。大物マグロがかかった瞬間、マグロごと買い上げ、渡が“参戦”して即、撮影に突入する。月数本といわれる「200キロ級ヒット」の報に、迅速に対応できるよう、渡は常に“臨戦態勢”をとって待機している。

企画制作の石原プロモーション、小林正彦専務も、「200キロ級のマグロが釣れるまで徹底的にやる。何匹でも買い上げる」と語り、満足のいくシーンがとれなければ放送延期もやむなしとの姿勢まで示した。』


これって、つまり。


漁師が釣る→それを買い上げて撮影→渡さんが釣り上げる ってことですよね?


じゃあ、渡さんが釣り上げられずに逃したら?

高級車一台分の大枚叩いたマグロを逃す可能性も在りですよね?


そーゆー意味も在りで何匹でも買い上げるって、言ってるんですかね?


漁師が一度釣って弱ったマグロと言えど、一発で素人が揚げるのは厳しいですよねえ、、、

多分、何回か失敗、もしくは釣れない可能性が在りますよねえ、、、


その金額を計算すると、とんでもないことになりそうなんですけど( ̄_ ̄ i)


渡さんが釣り上げたとしても。

それは二回釣られたマグロな訳でしょ?

せっかく上等のマグロも二回も釣られると身がだいぶ痛んでるよねえ、、、

勿体無いような気がするなあ、、、

それに渡さんて64歳ですよねえ?

漁師の64歳ならいざ知らず、素人の64歳が手を出す漁じゃないと思うんですけどねえ、、、

筆者的には、CGでも良いような気がするんですよねえ、、、、、



まあ、とにかく。


そんだけマグロを無駄にする可能性が在るんですから。

マグロ釣るのが如何に大変かが解るドラマになることを期待したいです。

そして、当社製品が使われて、TV画面に出ることを切実に期待します(笑)



てか、、、

高橋克典って41歳になってたんですねえ、見た目若っけえなあ(=◇=;)




近大養殖マグロ

Yahoo!ニュースー毎日新聞より。


◇近大養殖魚フェア
 近鉄百貨店奈良店(奈良市西大寺東町2)の地下食品売り場で21日、鹿児島・奄美大島から空輸された養殖巨大クロマグロ(体長1・9メートル、重さ135キロ)の解体実演と販売会があり、買い物客らの注目を集めた∥写真。
 食品売り場のリニューアルオープンを記念し、近畿大水産研究所(和歌山県白浜町)の奄美実験場から取り寄せた。同研究所は02年、世界で初めてクロマグロの完全養殖に成功したことで知られる。この日は、副所長の村田修・近畿大教授(海水増殖学)が、養殖成功までの32年間の取り組みを紹介。「マグロの需要は増えており、養殖の重要性を消費者の方に分かっていただけたら」と話した。
 マグロ、クエ、マダイなどを販売する「近大養殖魚フェア」(21~27日)の一環で、クロマグロの解体実演と販売会は、22日(午前11時と午後1時半)にも開かれる。【黒岩揺光】


この記事読んで思ったんですけど、、、


蓄養

稚魚や産卵後のマグロを捕獲して、太らせる。


養殖

産卵→孵化→飼育→交配→産卵

のサイクルが人工で出来ること。


養殖の方が資源保護向きだと、筆者は思います。


欲を言えば、孵化してちょいと飼育したのを放流してくれるとありがたいんですけどねえ(笑)

無理かな、やっぱ(苦笑)

鮎みたいに出来ないもんなんですかね(^_^;)


どうです?近大さん?一考の余地在りませんかい?(°∀°)b 笑

バチマグロの値段。

期末テストの問題にこんなん在りました。


冷凍バチマグロの漁価の高騰の理由を書きなさい。


こんな問題作るか?

こんな解答簡単じゃい♪

この()カッコのサイズじゃ、書き足りんって(`・ω・´)

何年、この業界に筆者が居ると思ってんですか?



、、、あれ?筆者が社会人になったのは6年前です。


期末テスト?



夢でした。


昨晩の夢でした(爆笑)

NHKスペシャル

普段、NHKなんて見ない筆者ですが(笑)

さすがに、昨晩のは観ました。

http://www.nhk.or.jp/special/onair/060910.html


観てて思ったのは。

バイヤー(買い付け商社)からの視点がメイン。

生産者の視点が殆ど無かった。

気仙沼の船が買われてる、廃業したマグロ延縄船の船主が売船してる部分は在りましたけど。

それだけ。

そこには、あの船一隻には、色んな業種、色んな人々が関係してるんです。

当然、弊社も含めた漁具メーカーや船具店、みんな苦労してんです。


マグロが高くなった、今年は去年のように売ってくれない。食べられなくなる。

消費者と商社だけが辛い目見てるように感じましたけど、筆者が被害者ぶり過ぎですかね?


大体、この前までの値段が安かったのが異常 なんですから。

そこんとこ勘違いしてませんか?

あの安値が続いていたから、そこに原油の高騰も重なって、国内のマグロ延縄船の船主さんの廃業が続いてるんですよ?

マグロ延縄漁に携わる、メーカーも船具店も廃業してるんですよ?

そこんとこも描いて欲しかったですねえ、、、


すいません、加工業者さん&買い付け業者さん&消費者さん。



先に謝っておきます。



まだまだ、マグロの高騰を願っていますから、筆者は。


しかしなあ、、、巻網はやっぱ資源的にヤバイよなあ (汗)

これぞっ!天然!!

ミナミマグロ 携帯で撮った画像なんで、少しボケ気味ですが(;^_^A

細かいサシが肉に網目のように走っているのは解ると思います。


では在りませんです。


ケープ沖で獲れたミナミマグロの一級品


を食せる機会が在ったのでございます。




非常に美味しゅうございました:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




この業界に携わってても、なかなか口にする機会は無いです、少なくとも筆者は。

昔、筆者が一度だけ食べた大間産の本マグロの味に勝るとも劣らん一品でした。

この食事の席に同席した方は、鮎の姿寿司から鮎取って、そのシャリにこの刺身を乗せてました(笑)


美味い魚が在ったおかげで、酒のピッチも早くなり、、、

翌日、少し辛かったです(;´▽`A``笑


しかし、素晴らしいかな、この脂と肉のコラボレショーン。

このコラボレショーンは牛肉でも奏でることは出来ますまい(笑)

ちょっと、大げさかな?(^。^;




にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ

究極のマグロになりますか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060827-00000002-san-pol


Yahoo!ニュース 産経新聞 8月27日 より


『水産大手のマルハは、飼料メーカーの林兼産業(山口県下関市)と共同で、養殖マグロ向けの配合飼料を開発した。世界的な需要の増大を受け、マグロの価格は高騰中。飼料開発は、生産者のコスト競争力を高めるうえ、栄養分の配合次第で“究極のマグロ”作りも可能との期待が高まっている。
 マグロの養殖にあたっては、「口の大きさに合うエサしか食べない」(草野孝・マルハ増養殖事業部長)との性質から、成長に従ってイワシ、サバ、イカなどエサの大きさを変えていく。こうした手間暇やコストから、配合飼料の開発が求められていた。
 今回開発された飼料は、天然素材の膜で包まれたソーセージ状とし、直径15~40ミリ、長さ50~300ミリの間で大きさの調節ができる。膜の素材には、マグロが消化できて、水中で破れにくいことを重視した。
 また、膜で包めばビタミンなど栄養分の配合も容易だ。栄養分の配合次第でマグロの脂の乗り具合を調整、すし用や刺し身用など微妙に味を変えられ、「理論上は今までよりずっとおいしいマグロを育てられる」(同)という。

霜降り牛肉の「松阪牛」のように、日本人が最もおいしく感じる最高級の大トロなど“究極のマグロ”を育成できるかもしれない。
 肝心の飼料の中身は、魚を煮た後に圧搾などしてつくる魚粉と魚油。細菌が繁殖しにくい水分構成を実現し、常温で流通できるようにしたのが大きな特徴だ。
 3月に特許を取得し、奄美大島(鹿児島県)の養殖場で試験導入を実施中。全国7カ所あるマルハグループの養殖場に順次取り入れ、3年後に10億円の売り上げを目指す。将来的には外部への販売も視野に入れる。
 BSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザなど食肉不信と健康志向の高まりを受け、ツナ缶などマグロ需要は世界的に拡大を続けているが、資源保護による漁獲制限などで供給量は頭打ちだ。高品質のマグロを安定的に得られる養殖への注目は集まるが、エサとなる魚介類全体の価格も上昇傾向だ。輸入水産物とのコスト競争などから、配合飼料の開発に期待が高まっていた。』


確かに、脂の乗り具合は調整出来るかもしれない。けど、筋肉の付き具合までは調整出来ないのでは?


大体、脂が多いだけで究極のマグロなの?筆者はそう思ってしまいます(^^;

100歩譲って、そうだとしても、脂の味が全てのマグロで一緒とは限らんでしょ?

良い&悪いが在るでしょーに(・_・;)養殖と天然で違うのは明白の事実也(-x-;)


それに、例えに「松阪牛」を出してますけど。

あの牛は「霜降り」だけじゃないでしょ?「肉質」も在るでしょ?

マグロの場合、その「肉質」まで調整できるとは思わないですよ、養殖場で。


てか、牛肉は脂(サシ)が多い方が美味しいと、日本人が思うのは、日本人の肉食の歴史が浅いからだと思います。

事実、肉食の歴史が長い欧米では赤身肉を好んでると聞きますし。

トロを食べ出したのも、戦後の食糧難からですし。

それまでは見向きもせずに捨てられたってのは、有名な話です。



日本人は脂っぽい物を食べる週間が殆ど無かったのかもしれませんねえ。

↑完全、根拠無い、筆者の推測ですが。



天然と言うブランドも在るかもしれませんが、天然物には敵わないと思うんですけどねえ( ̄▽ ̄)=3

マグロに限らず水産物全般は、特に(^▽^;)


筆者的には自然が作り給うた物こそが究極やと思うんですけどねえ、、、、、



にほんブログ村 サラリーマン日記ブログへ にほんブログ村 グルメブログへ

過去と現在のマグロ


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060822-00000019-maip-soci


現在と過去のマグロ業界を知るに非常に解り易い記事です。


一部(殆ど?)抜粋。

時が経つとページが削除されることに気付いたので(;^_^A

『スーパー大手イオン系列の板橋サティ(東京都板橋区)。刺し身売り場の特売の主役はマグロだ。本マグロの中トロが100グラム880円、バチマグロは同278円。イオン広報によると「店頭の価格は平均で前年比2割高。仕入れ価格はもっと大きく上がっているが、他のコスト削減などで吸収している」という。
 値上がりは今年に入ってからだ。築地市場で取引される冷凍マグロの価格は4~6月の平均でメバチマグロが前年比15%高の1キロ860円、キハダマグロは同43%高の650円となっている。
 水産関係者は、価格は「やや戻った」のだという。高級品のクロマグロ(本マグロ)は95年に1キロ5000円だったものが05年には2000円強に、メバチは1000円から700円に下落していた。
 背景には、台湾などからの大量輸入による供給増があった。水産庁によると、04年に日本に入ったマグロは57.6万トン。そのうち日本漁船の水揚げは半分以下の25万トンだ。台湾からは13.6万トン、韓国からは5.2万トン輸入されている。
 価格反転は最大の輸入元、台湾の漁船減が一因だ。マグロ資源を保護するため、日本は99年に全体の2割にあたる132隻の大型はえ縄船を削減した。ところが、台湾が船を新造して470隻まで増やし、漁獲量のほとんどを日本に輸出し始めたのだ。
 その台湾が昨年、「大西洋マグロ類保存国際委員会」(事務局・マドリード)など資源を管理する国際機関に対し「07年末までに180隻あまりを削減し280隻体制にする」と公約した。台湾からの輸入が数万トン減るとみられることが値上がりにつながった。』



ここに原油高のことが書いてましたが、前にもこのブログで語ってましたので、割愛。


『健康志向の高まりに加え、BSE(牛海綿状脳症)や鳥インフルエンザ流行による世界的な魚食ブームも、マグロの価格に影響。04年に世界ではえ縄船が取ったカツオを含むマグロ類が61万8000トンなのに対し、ツナ缶用まき網船の漁獲は258万5000トン。
 80年はそれぞれ45万7000トンと64万6000トンだった。ツナ缶は日本よりも欧米での消費が圧倒的に多い。まき網船の漁獲量が25年間で4倍に増えたのは、世界が魚食に目を向け始めたからだ。』


筆者も、はっきりした数字をこれで改めて知りました、、、


まき網船!獲り過ぎじゃっ!!ヽ(`Д´)ノ


延縄船減らすより、

まき網船を減らした方が良かったんでは?(+_+)



現実問題「欧米」の「米」=「アメリカ」がやってることだからなあ、、、

そこは自然保護とか資源保護とかの考え薄く無い?

おまけに、自己中心的じゃないかい?

やから、自分とこは極力無傷で、その皺寄せが日本に来そうだよ、、、、、


いっそのこと、「欧」=「欧州」と日本が、延縄が如何に自然に優しいか世界に説きませんか?

アメリカと違って、エコしてるイメージがヨーロッパ強いし。

特にドイツのエコ精神は世界トップクラスと聞きました。


そうなってくるとだ?!


まき網船が減って、延縄船が増えて、当社製品を使って頂けるようになる!?


どう?これ?、、、夢想?幻想?妄想?けど願望也。