おしゃべりなひとりごと ☆気ままにパクボゴム

おしゃべりなひとりごと ☆気ままにパクボゴム

パクボゴム経由 西回りしあわせ行き~ 

近頃は、ほとんどパクボゴムくんの事を
気ままにおしゃべりしてます


タイムリーな話題がメインのブログは、公開してしばらくしますと
アメンバー限定公開にしていますが、アメンバーの受け付けはしておりません。
公開中のうちに読んで頂けると幸いです。

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ミュージカル「Let me fly」

パンフレットの

出演者 パク・ボゴム のページを開くと

名前の下は

ミュージカル 「デビュー」の文字だけ

その下は 真っ白な 余白

他の俳優さん達みたいに

ミュージカル以外の出演作品や受賞歴を

書こうと思えば、はみ出るくらいあるのに…

この余白が

なんだかボゴムくんらしいなぁ って

やっとスタートラインに立って

ここを自由にデザインしていく ボゴムくん

輝く未来 が見えるよう

彼が 新しい星を掴み

一歩を踏み出す姿を見届ける瞬間みたいで

実際に その場にいなくても

遠くても 関係なく

ファンには その一歩が感じられます

そして、最初の 一歩までが 

どれだけ大変なのか

どれほど価値があるか… すごく分かる

セリフを間違えても、歌声がひっくり返っても

そんな事は気にしないで

このデビューを

のびのびと思いっきり楽しめばいい

経験や訓練で積み上がって行くものは

後から必ずついてくるから

努力してきた事や才能を発揮して

今しか感じられないものを 満喫して〜!

そう思いながら応援してたら

そんな事はとうに分かってる ボゴムくんの

充分すぎる活躍と楽しんでる様子の

報告ツイートが、連日伝わって来て

幸せな毎日でした♡   


ミュージカルの全日程を終えた後

…って言う

ボゴムくんが印象的でしたね

「想像しかしていなかったこと

まだ行ったことのない道…」

このフレーズは

歌 世界は変わって行く [ブログ2]から

ナムウォンの夢焦がれていた道に

自分の夢を重ねます

本当に嬉しかったでしょうね、ボゴムくん

その道がどうなのかは

ずっと伝わってくるようでしたよ


ファッションデザイナーには

なれなかったけれど

幸せデザイナーの N.1(ナムウォン)って

うん、本当にそう!


愛の伝道師 パクボゴムが

幸せの伝道師 ✴︎ボゴムナムウォンになり

ファンにも 特別なプレゼントをくれた

そんな日々でした

舞台に立つボゴムくんの顔が

特別でしたね

そんなにたくさんじゃないけれど

ファンミで何度か 顔を見たこともあるし

毎日毎日スマホ画面で

ファンになってから1年365日…の何年?

1日も欠かさず…顔を見ない日はないのに

ボゴムくんのあの輝く顔が

頭から離れない

本当に星のようにキラキラしていて

様々な想いが表情に

滲み出ているようでもありました


幸せデザイナーの✴︎ボゴムナムウォンが

描いた幸運カードは

無敵のカード(真ん中のカード)

✴︎N.1(ナムウォン) 무적 (無敵)✴︎

この無敵カードには

チュ・ナムウォン騎士の剣と盾が描かれて

彼の剣である針を ハートの糸が繋いでる

センス良く出来てますね

そして、その盾のイメージから

セルバンデス小説の「ドン・キホーテ」を

ふと思い出し

小説ドン・キホーテと言えば

これをもとにした

ミュージカル「ラマンチャの男」も有名ですが

ドンキホーテ騎士はおじいさんなんですよ

幻想の旅に出て、幻想の敵と戦う話

ずっと同行する従士パンサは

無学で何も無い

世故にたけていて現実派で、が厚い

って…まるで

ヨンガンとソンヒみたいだわ〜って

それに ドン・キホーテには

不可能な夢」って有名なフレーズがあって

ここにも重なるイメージが…

韓国語訳では、ボゴムくんが使った

「무적」無敵が使われてたから

更に無関係な気がしなくって…

でも、ちゃんとボゴムくんを象徴する

ハートや花がトッピングされて

愛と幸と無敵な最強カードです

余談ですが…有名な小説ドン・キホーテを

私、読んだ事がなくて 詳しくないです

知ったかぶって、ごめんなさい笑い


ミュージカルも観たことがなく

昔…Kバレエの熊川哲也さんの

バレエ ドン・キホーテを観ましたが

それはそれは素敵で感動で…

長い時間が経っても、ずっと記憶に残ってる

ミュージカル「Let me fly」も

絶対そうなるはずだわ〜

 

舞台って、ドラマや映画と違い

撮り直しの出来ない緊張感が迫力になって

ストーリーが展開する躍動感が

そのまま伝わってきて

ポラロイドのような

その瞬間だけの記憶が刻まれる


無敵カードを裏返すと

ナムウォンの使命とも言えるフレーズ

これも又、ボゴムくんにぴったりな

フレーズで… 出来過ぎですよ

韓国語  박보검    

漢字新字体 朴宝の  


보검 の 名前の由来が 確か


ボゴムくんがであり、いつか…

遅くなっても、いつかそんな時が来る

ナムウォンに遅くなって来た

あの手紙の幸運みたいに

遅くなっても いつか宝として扱われる

存在になる

運命が引き寄せた作品みたい

発売予定のOSTの CD1の15

歌「針を持って」で出てくるフレーズですが

この「針を持って+ソンヒや2」を歌う

✴︎ボゴムナムウォンがもう絶品で…感動

深い愛と使命を魅せる

パクボゴムの真骨頂とも言えるシーン

アン・ジファン君の同じシーンは
決意の表れる男らしいキリッとした表情で
またボゴムくんとは違う新鮮さ
演じる側も
それぞれに解釈があって面白いですね

ジェボム君は、歌が上手くて

どこまでも純粋な素朴な好青年で
可愛さもあり素敵でした

観る側もそれぞれの感じ方があるので

私のブログの中身もどうぞ
その中のひとつとして読んでくださいね
それでも、たくさんの皆さんが
読んでくださって、本当に感謝しかありません
ありがとうございます
猫耳じゃなかった…
ボゴムくんが、どんな感情のシーンで
どんな演技をするのかを観たくって
実際に訪れる前に
ほとんどのあらすじとOSTを頭に入れて
出かけていきました

その中で、青年ナムウォンは
ヨンガンの頭の中の姿なのだと分かり 
なんだかボゴムナムウォンが
そこにいないようで
嬉しいのに
意味の分からない寂しさも感じながら
向かいました   

実際に観たら

そんな寂しさなんてどこへ…

ボゴムくんは、さすが魅せる人
全てのシーンの動きも計算されたように
立ち姿や仕草や声色を考えて
音楽や共演者に
気持ちを合わせて演じてました
何をやらせても 「믿고 보는 배우」
信じて見る俳優 パクボゴム
そして、空想の中にしかいない
 ✴︎ボゴムナムウォンは
ちゃんと舞台の上で輝いて存在し
ストーリーに溶け込んで、観客の心を掴み
圧倒的な記憶に残る感動をくれました

ヨンガンとソンヒの中に
いつもナムウォンとジョンブンがいるように
観客にとっても
どこにもいない✴︎ボゴムナムウォンは
どこにでもいる✴︎ボゴムナムウォンに
なったのでした
ファンミ「カンタービレ」で 
「…僕はどこにもいないけど
どこにでもいるでしょう…」
そう 歌っていたなぁって…ふと思い出し
距離は遠くても、僕はいつも側にいる
実際に目に見えるか 見えないかは
関係ないのだと…
改めて、その意味を理解しました

IUちゃんの Epilogue 和訳歌詞↓
OSTの順序も記憶していたので
ストーリーが 徐々に後半へと進んでくると
後、何曲残っているかが分かって
どんどん少なくなっていくのが 
なんだか切なくて…
永遠に終わらないで欲しかった

ボゴムくんは

あれだけ他の仕事をこなしながら
急なお休みもせず、最後までやり終えて
たくさんの感動を与えて
本当にすごいこと良くやりましたよね

新人賞にノミネートされただけでも
嬉しいと言うボゴムくんですが
賞を狙うのが本来の目的なら
違う選択もあると 私にも分かるけれど
彼の選択が
この場所で この作品だったことに
すごく意味を感じます

ずっと若い頃から大学路に通い

ミュージカルを楽しんでいたでしょう

未来の夢を抱えながら舞台に立つ若者達に

自分の夢も重ねながら観ていたかも

その場所でデビューした

そこに立つまでの選択の積み重ねに

ファンとしてすごく誇りを感じます


他の新人さんを知らない私の中では

ボゴムくんが
金メダルなのだけど花束
きっとこれも、いつかミュージカル界の
宝となるボゴムくんにとって
遅れてやって来る
更に大きな幸運に辿り着くと信じて
いっぱいの拍手を贈ろう

大学に 音楽系、演技系たくさんある

選択肢の中で
ミュージカル学科を選択した理由を
なるほど!今になって納得

ミュージカルって、演技、ダンス、音楽
他にも様々な分野が 入ってるんですね
音楽もクラッシックからジャズ、R&B
ヒップホップ…全ての種類があるみたい
そして、涙あり笑いあり
人間の喜怒哀楽…人生そのものがある
俳優と観客が共にする空気感
そして、愛がある
何よりもボゴムくんがこんなにも
好きだったんだなって分かりました

卒業してから何年も経って

初めて出演したミュージカル…
いろいろな歯車が噛み合わず
時には残念に思った時もあったはずだけど
自分の気にいるストーリーで
ミュージカルデビューが出来たのは
これだって
遅くなって来た幸運じゃないのかな

長く想像しかしていなかったこと

まだ行ったことのない道は…
部活にでも通うように大学路に
通勤していたボゴムくんの
弾むように楽しげな足音を想像させました

公演期間中に

聞こえきてたボゴムくんの言葉


この途中で

込み上げて来る涙を 堪えてた…

兵役から戻り、今日までの日々だけでも

いかに難しい選択の連続だったか

その大変さが分かるようでした

1年前に書いた「パクボゴムの選択」→🔗

というブログを思い出しました


しばらくの間、深く悩み考える姿が

感じとれた月日の後

ナムウォンの大事な選択のように

ボゴムくんが心の芯で決めた選択がありました

それがまた次の選択に繋がって

誰のものでもない

パクボゴムの人生を作ってる


舞台で見た忘れられないあの顔は

そんな大変な選択の日々が

報われているようでもあり

ナムウォンのすっきりとした納得の顔と

重なるようでもありました

考え方も選択も人それぞれだから

ナムウォンの選択に

 あの時、ソウルに行けば良かったのに

他にも方法があったんじゃ…って

考える人も意外と多いかもしれない

そう思うのも自由だし

きっと一理ある考えですよね


でも、それがナムウォンの人生において

自分自身の選択だと言う事に

意味があるとすれば

人の意見に従い変えることに意味はなく

何を選ぼうと

自分で出した選択が最善なんですね


もしも、ナムウォンから

「ファッションデザイナーになりたいんだ!」

という夢を聞かされていた友人は

ソウルに行かなかった事を不思議に思います

まるでナムウォンの行動が

矛盾しているかのように感じてしまいます

でも、ナムウォンの天秤のもう片方の皿に

(ジョンブンへの愛)が乗っていて…

彼にとってのその価値が

友人には見えていないだけなんですよね

それが反対の皿より大切な重りなんだと

知らないだけ…


ナムウォンにとって

大切なファッションデザイナーの夢より

もっと大切なものがあっただけで

矛盾してるわけではないんです


この時の

ナムウォンの天秤に乗る重りって

(ジョンブンとの未来)

(ソウルで念願の学校に入学)の2つを

天秤にかけているように

考えてしまいますが、実は…

本心を確認出来ていない

ジョンブンの裏切りとも思える

言葉への不安が

更に積み上がってるんですね


それでも

(ジョンブンとの未来)を選択した

ナムウォンの(?)の中には

ジョンブンへの愛から生まれる

(信頼)が積まれています

直接、目の前で見て聞いた

裏切りにも見えるジョンブンの言葉より

愛してるから生まれている

目に見えない信頼が勝る


一見 子供っぽく見えるナムウォンですが

目に見えない価値を判断する力がある

きっとこれが ナムウォンの本当の姿

目に映らない本質…

なんだか誰かと重なりますね

選択は思ったより複雑ですね

人の皿に乗るものなど、なかなか想像して

分かるものばかりじゃありませんもんね

ボゴムくんの天秤にも

何が乗っているのか、なかなか分かりません

だからこそ 見えなくても

そこに乗っている大切な何かがあるんだと

愛するファンなら思いたいです

そう信じるだけで、誤解や不安が減ります


ボゴムくんの皿の一方には

(愛)がよく乗っているそうで

それに勝るものがあるのかしらね

その様子を見るファンの側にも

自分の天秤があり

それぞれの価値観で感じることが

変わりますね

表面に見えるものだけにとらわれないのも

忘れないでいたい…


ボゴムくんに関するものを天秤にかける時

私も片方の皿に勝るものが

なかなか無いわぁ…ゲラゲラ愛が山盛り

針を刺せば

糸が自然と付いてくるように

刺す場所を自分が選択すれば

自然と糸のように自分の人生が繋がってくる

そう「Let me fly」が教えてくれました

今回、ミュージカルを

観に行きたくても行けなかった人もいて…

それぞれに

違うタイミングや環境があって

たまたまの運もあったり

そんな時もやっぱりありますね

私も、今回は観に行ったけれど

いつもは行かない

なかなか行けない人ですよ〜

だからって 私にも

愛はいっぱいあるんです〜 更に山盛り

行く、行かないで
愛の優劣なんてないし

自分の愛を誰かと比べるものでもないから

自由でマイペースな

出来る事をする、行ける時に行く

自分に合う場所で、楽しくやるのがいい

近くから見るボゴムくんも

素敵だと分かるけど

遠くから見る風景もなかなか悪くない

目に見えないところに大事な何かがあるなら

自分がどこにいても

気持ち次第でいくらでも感じられる


実際 目に映るものに違いがあったり

見られなくて

残念な事もやっぱりあるけれど…

そんな時は、友達を頼ればいいし

SNSを程良く活用してみる

ボゴムくんの愛を受け取る場所は

その気になれば どこにでもあるみたいよ

ボゴムくんも言ってましたよね

残念に思わなくていいって

どこにいてもどの愛にも 区別はないって


いつもは、お世話になるばかりの私が

今回は 友達に宛てて

ミュージカルのブログを作ってみましたよ

自由に選択して、読みたいと思う皆さんに

読んで頂けたらって思いました

自分用に残す感想でもあって

かなり自己中なブログになりましたが

その辺はどうぞ許してね


こんな風に 全ての選択が繋がってる
過去から今 そして未来へ

パクボゴム出演

ミュージカル「Let me fly」



[ブログ15]の続きです




19歳のナムウォンの夢は

最高のファッションデザイナーになる事で

ジョンブンの夢は

NASAの研究員や宇宙飛行士になる事でした


大きな夢に、一歩近付いたあの日

ソウルに行かない選択をした

ナムウォンとジョンブン



「大切なのは

選択が出来るということ…」


自分の人生の大事な選択を

どう選ぶかは それぞれの自由だけれど

せっかくのチャンスに

なぜソウル行きを選ばなかったのか

考えてみました


「どう生きても後悔する

それは、選ばなかった選択には少なからず

後悔や未練が残るんだということ



じゃ 未来のナムウォン(ヨンガン)の後悔は

ソウルに行って

ファッションデザイナーを目指す勉強が

出来なかったこと…?


未来のジョンブン(ソンヒ)の後悔は

ナムウォンと一緒に

ソウルに行かなかったこと…でしょうか?



なんだかストーリーを見てたら

違うみたいでしたね


ヨンガンの後悔は

ファッションデザイナーになって

ジョンブンの翼の服を作り

お金を稼いで

ジョンブンがNASAに行けるように

勉強させてあげられなかったことで



ソンヒの後悔は

せっかく合格したナムウォンを

ソウルに送り出せなかったことみたい



このふたりは、それぞれ自分の為の

選択をしようと言うけれど

その基準は

何よりも相手への愛情が勝るようです

それが自分の幸せに通じると

分かってる



だから後悔にもこんなふうに

相手への愛情が反映してる


一緒に生活をしながらも

長い間、それぞれの心の片隅に

その後悔が存在していたんでしょうね



じゃあ、もしもナムウォンが

反対の選択をしていて

夢のファッションデザイナーになったら

どうだったかしら


1番作りたかった翼の服を着る

ジョンブンはいない

がんばってお金を稼いでも

勉強させてあげるジョンブンがいない

なんとも虚しい夢の成功だわ


何よりも

一緒に喜んでくれるジョンブンがいない
なんて…



もしかしたら その前に

いつもナムウォンを信じてくれて

応援してくれたジョンブンがいないから

苦労や困難に打ち勝てず、挫折して

ファッションデザイナーには

なれなかったかもしれませんね



だから、ソウルへは行かず

ジョンブンと一緒に生きる事を

選択したナムウォンは

苦しみながらも自分にとって

本当に大切な

目に見えない価値を選んだんですね




あの時のナムウォンは



そんな選択が出来た自分を

誇らしく、嬉しく思ったでしょうね

スッキリと納得した顔は

男らしい大人の顔に見えましたから



ジョンブン(ソンヒ)は

どこか心の片隅に眠っていた後悔があって


ヨンガンがいきなり

ファッションデザイナーを夢見る

19歳のナムウォンに戻ったので


ソウルに行かなかったあの日の選択を

きっと心の奥で後悔していたんだ…

自分のせいで

現実に縛ってしまった…

そんな思いが蘇り、とても複雑でしたね



でも、記憶の時間旅行から戻ったヨンガンは

また過去に戻っても同じ選択をすると言い

ソンヒは救われました



ソンヒがこのストーリーの中で

二度、口にしたフレーズがあります



ソンヒの言う

夢と現実の解釈が難しいですね


[ブログ11]では

現実の厳しさに落胆しながらも

たくさんの苦労を注ぎ込み

生き抜いていかなければならない

それが生きるということだと…

(NASAで宇宙計画が中断された

話をしたシーン)



[ブログ15]では

自分の考え方次第で

現実の世界が、自分の居場所が

月にもなり宇宙にもなる

不可能に見える夢も

想像する楽しみや希望を生む

そんな現実に変わると…B



同じフレーズなのに

このB の心情の変化はなんだろう



ストーリーの始め[ブログ1]

ナムウォンが言った

僕達の夢は本当にかっこいい

ただの夢だけど…


その「ただの夢だけど…」って

ファッションデザイナーになりたいとか

NASAに行きたいとか、かっこいいけど

まぁ不可能な夢なんだけどね 

っていう感じで

ナムウォンが思っているのが分かります…



ジョンブンが[ブログ4]で

あの月へ行くような不可能に思えることでも

行きたい、行こうと信じた瞬間から

月がそこに存在する

月が夢や希望になる

大切なのは不可能に思えることでも

それを選択出来ることだって


いつも前向きなジョンブンの言葉が

ナムウォンの気持ちも変化させていました



そんなジョンブンが変わります


50年が経つ頃

自分が育てた野菜の価格の事で揉め

かなり怒っているソンヒになって登場



裕福とは言えない生活の中

必死に生きてきたソンヒの夢と現実の意識が

ジョンブンの頃を忘れ

のような心情に変わっています


望遠鏡、Tシャツ、ラジオ…

嬉しかったはずの大事な物達も

長い月日の中で

段々と部屋の隅に置かれ、そして倉庫へ

そのもっと奥に追いやられて…

思い出すこともなくなり


そして、白いTシャツは黄ばみ

ラジオは鳴らなくなってしまいました

カップケーキが

好きだったことすら忘れてた…



そんな中、ヨンガンの時間旅行が始まり

最初は戸惑い

あの頃の気持ちを拒否するように

必死にヨンガンを現実に戻そうとしますが



夢を忘れ 現実に生き過ぎていた自分に

徐々に気が付くようになってきます


やっと記憶が戻りソンヒの元に

帰ってきたヨンガンに

また現実よ

私とここに縛られてしまった現実

ヨンガンは 縛られたんじゃないよ

僕が選択したんだよ



50年前と立場が逆転します


ヨンガンのこの言葉によって

夢と現実がBのように変化します

そうだった

私達の月にいたんだった

ふたりでそれを選択していたんだ

と思い出すソンヒ




考え方や気持ちの持ちようで

なんでもない現実が自分達の月になる



ナムウォンがソウルに行ったと思い

泣いているジョンブンの隣に

アンニョンと座ったヨンガンの言葉を

思い出します[ブログ13、14]




必死にがんばってるジョンブンを

慰め救いに行ったヨンガンのシーンでした



今回もまた50年の間

必死に現実に生き、がんばってるソンヒを

認めて、慰めたヨンガンでした



ジョンブン(ソンヒ)は

自分が元々現実的な性格なのに

なぜか 現実的な夢が見られないから

自分自身が小さく感じられると

言ってましたね [ブログ7] 

そうでした!貯金もしていた堅実な

ジョンブンでしたもんね


現実的なしっかり者のジョンブンと

不可能な事でも夢が見られるジョンブンの

その良いバランスの片方を諦めた

ジョンブンでしたね

望遠鏡から広い世界を見ると

そんな自分が小さく見えてしまう

ソンヒのそんな思いに

ヨンガンは気が付いていたのかも




ソンヒは

見失いかけていた目には見えない価値を

思い出します

ヨンガンのこの慰めによって

現実に生きてきた50年も失敗ではなく

認められたようでもあります


この夫婦は、良い時も悪い時も

お互いを応援し、慰めて救い合うふたり



長い50年の間

裕福とは言えず、厳しい毎日を

必死に生きてきたふたりですが


きっと仲良く暮らしてきたはず…

ふたりの夫婦漫才みたいな

会話のやり取りも日常の姿みたいだし



なんと言っても70歳になっても

ソンヒに愛を告白するヨンガンですから…

あのキラキラなミラーボールは

ソンヒが付けてくれたそう


あの時のソンヒの合いの手に

シニカルなおばあさんに変わってる感じが

出てましたね



100歳まで 200歳、300歳まで…

ヨンガンはクールなソンヒとは違い

自分達の月の中心で 愛を叫ぶ

永遠にソンヒLOVE



このミュージカルは

セットも小道具もシンプルで 

大掛かりな仕掛けもない

大事件もなく、出演者もたった4人だけ

田舎に住む平凡な老夫婦の話



そんな特別ではない設定が

作品の伝えたかったメッセージを

観る人に共感を与えているのですが

観る側は

それぞれに違う感動があるかもしれません


自分を重ねたり、両親を重ねたり…

自分の未来を重ねたり

あの人も誰かのソンヒで

この人も誰かのヨンガンかもしれないから




笑いと涙を上手く連動させたストーリーは

現実的な認知症と

ファンタジーな時間旅行を掛け合わせ


夢に輝いていた若い過去と

現実に忙しく暮らす老いの今を

織り交ぜて出来ています



相反する要素を上手く並べたり
人生の中の 繰り返しや繋がりを表現し
無駄なアイテムをひとつも作らず
全てのシーンやセリフに
意味を持たせて 観る人の心に訴える



なんと言っても使われている音楽がまた

全て素晴らしい

多彩なジャンルの音楽が

シーンに上手く溶け込んで

それがまた人物の心情を包み込んで

観客に伝えられる


本当に深くよく出来た心に染みる作品

単純なようでいて、計算されている

知れば知るほどよく考えられたストーリー



後から分かった

ジョンブンが1番叶えたかった夢

それは、おじいさん、おばあさんになるまで

死ぬまでナムウォンと一緒に暮らす事



ナムウォンもソンヒに促されて

1番作りたかったジョンブンの 

NASAで働くための服もデザインして

仕上げました



ファッションデザイナーになったり

宇宙飛行士になったり

そんなすごい事は叶わなくても

なんだかふたりの夢が

そこそこ叶っているように見えませんか?


1番の夢は…削ぎ落とすと

意外とシンプルに愛から出来ている



ふたりの幸せな人生はどこにある…


平凡な生活から、ハプニングはありましたが

また平凡な生活に戻っただけの夫婦


人生の終盤に、ロトに当たる事もなく

たぶんこのまま…



でも、このふたりは縁側で笑いながら

今日あった出来事を話したり

大変だった苦労を

 お互いに癒したり励ましたりしてきたはず


 何より心から愛してる相手と過ごす

時間の積み重ね


大きな夢は叶わなかったけれど

平凡な中にある些細な物事や価値に

小さな幸せがあり

その小さな幸せが積もりながら

ふたりの人生が続いている…



何者にもなれなかった自分達も

失敗した人生ではなく

誰かにとっては 自分が大切な人であり

そんな人と一緒に

繰り返し重ねる時間の中で

まだ来ていない明日に

新しい小さな夢や希望を感じたり出来る


それに気付かされた 

ヨンガンの記憶の時間旅行でした



ドタバタしながらも結果的に

ヨンガンには

若い頃の選択を改めて肯定出来て

小さな後悔は癒やされて

唯一の剣で 長年世界を切り抜いてきた

ご褒美のような時間旅行だったし

ソンヒへの愛が

また深くなったみたい



ソンヒには

心配はいらないんだよと

この先何度でも

ヨンガンは同じ この月を選択するだろう

そう教えてくれたみたいで

長く心の奥に抱えていたソンヒの荷物を

下ろしてくれた

ヨンガンの時間旅行となりました



たとえこの先 ヨンガンが

時間旅行に行ったまま

戻ってこれない時が来たとしても


ジョンブンを愛してやまない

ナムウォンがいて

夢を見たままの幸せなナムウォンがいるから

もう、うろたえる必要はないよと…


だから、ソンヒはこれからもずっと…

一生ヨンガンを守っていく

それが自分の選択だったから



自分の価値観で選んだ選択は

一生守るに値するものらしいから…


そんなジョンブンの選択は

ナムウォンの大きな愛に包まれていた



人生を左右するあの大事な選択は

ナムウォンにもジョンブンにも

簡単ではなくて、すごく苦しんでした選択


でも、自分の大事なものを思って

心の芯で決断した選択が

自分のまだ来ていない明日を作り

人生を作る


人生の終盤に

ふたり一緒に過ごした長い旅行を

改めて思い出させ

抱きしめてくれたプレゼントのよう




カップケーキを食べに出かけたふたりも

これからまだ

人生の時間旅行が続く…

この旅行の最後には何があるのだろう…




世界が変わっても 僕の心は変わらない

君は僕の夢 僕の愛




愛してるなら翼をください

世界の果てまで飛んで行きます


愛してるなら、愛してるなら

Let me fly to the moon.




長く続くあらすじブログ

読んで頂き、ありがとうございます

お借りした写真、映像ありがとうございます


これで終わりになります…



…と

いく流れっぽいですが

出来ればボゴム番外編に…続きたいウシシ

えーーーーーーーーーーあせる

永遠に時間旅行中ゲラゲラおいおい



🔗


お付き合い頂いた皆さん
本当にありがとうございました

心から感謝しています




パクボゴム出演

ミュージカル「Let me fly」



[ブログ14]の続きです




[ブログ14]で歌「ソンヒや」の後半を

引き継いで歌ったヨンガン の歌詞


君がまさにソンヒで

君がまさにジョンブンで

ここが僕達の月で、これが僕の宇宙だった


最後 ヨンガンの歌声が

とても伸びやかに 広がっていくようで

壮大な宇宙、月に着陸…そんなイメージ


歌い終わると同時に

ヨンガンの元に

空から光が差したようでした



ヨンガンには

いつかのナムウォンみたいに

幸運の手紙は落ちて来ないけれど


空から陽の光(SUNNY晴れ)が 届いた…

きっと

ソンヒ晴れの元に到着したからですね




頭の中の周波数がピッタリ明瞭になり

雑音のないふたりの月に

帰ってきました




外から帰ってきたソンヒ


サムネイル

ソンヒや(ソニや)

サムネイル

チュナムウォン…
いいえ、私のヨンガンかい?



ヨンガンは

このストーリーが始まってから

初めてソンヒと呼びました


ソンヒも、すぐに気が付いたみたい

自分をそう呼ぶのは

19歳のナムウォンではなくヨンガンですから

ソンヒの返事も

ヨンガン…」(私のヨンガンかい?)

って…あぁ 泣けますね


ソンヒのヨンガンが 帰って来ました

静かに受け止めるソンヒです



ヨンガンは自分が70歳なんだと

記憶が戻った瞬間から

話し方が急に変わるんです

おばあさんに少し甘えたような話し方の

19歳のナムウォンから

渋く落ち着いた70歳のヨンガンに…



実はヨンガンも

中身は若々しい俳優さん達で

ソンヒも、若い綺麗な女優さん達なのに

いつも少し腰を曲げて

歩き方から、立ち上がり方まで

ちゃんと老人でした…素晴らしい


ヨンガンに記憶が戻ったら

今の現実にガッカリするのではないかと

心配していたソンヒですが


この現実も、50年前の自分の選択だし

もし過去に戻っても

また同じで選択をするって言うヨンガン








[ブログ12]で、ソンヒが

ひとりで歌った曲の reprise

ヨンガンを送り出そうとしていた

ソンヒの切ない歌詞に代わり


今度は長い年月で刻まれてきたお互いを

とても愛おしく思う気持ちを

しんみりと美しいハーモニーで歌います


私の目の中には

自分の姿よりあなたの姿の方が

遥かに多い…恋しかった



そして

サムネイル

行こう
カップケーキを買ってあげるよ
一度食べてみましょうか
カップケーキ…

そう言いながら、ふたりは手を繋いで

出かけて行きました 


あの時の…小さな夢をちゃんと叶えて



最後の歌 #20 〜Let me fly finale〜





歌いながら、4人が踊ります

ペアになったり、入れ替わったりしながら

振り付けがとても素敵



そこはまた、月面のように綺麗で

いつも後ろに見えていた月は

青い地球に変わっていました



お借りしたYouTubeは

初演時のスペシャルカーテンコールかな

ダンスは無くギター伴奏で歌う企画みたい

アコースティックバージョン




歌の最後に、ヨンガンとソンヒ

屋根の上にいる

ナムウォンとジョンブン

お互いに笑顔で手を振っています


田舎で暮らす老人ふたりの中には

いつでもあの頃の

輝いていたナムウォンとジョンブンが

いたのでした


そして、ヨンガン、ソンヒ達にも

いつも見守っていた花SUNNYにも

日差しが降り注いでいます


END



出演者が揃ってのカーテンコールです

repriseの歌詞はまた違いました




あぁ良い歌詞に変わって…涙が…


ソンヒの歌詞を比べてみると

ソンヒの心情の違いがよく分かります

↓これは[ブログ10]の歌詞





この旅行を君と一緒にしてみようか

いつか思い出しながら

あの時の私達は 良かったと話せる旅行






あらすじは
この[ブログ15]でENDとなりましたが
各シーンの振り返りの部分が
アメブロの容量からはみ出てしまいあせる
次の[ブログ16]に分ける事にしました

もし良ければ
もう少しだけお付き合いくださいませ
全体の振り返りもしています

ミュージカル「Let me fly」の
あらすじを作るのにあたり
参考にさせて頂いた 
たくさんのウェブサイトに
本当に本当に感謝しています

調べれば調べる程
このミュージカルのストーリーの良さに
心を奪われて
ますますのめり込むように
レミ活をする日々でした

なんだか私
受験勉強しているみたいだと笑うくらい
受験勉強もこんなに
たくさんした事ないのに…ゲラゲラ

[ブログ1]の最後に記載した
セリフ引用先、OST引用先をはじめ
公式サイト、報道記事、ブログ、YouTube
X(Twitter)、インスタ、ネイバーブログ
思いつく場所全てを回り歩き
参考にさせて頂きました

ご覧になったお友達にも聞いてみたり
公演終了後にファンの皆さんからの
たくさんの感想ツイートにも救われました
 ありがとうございました

とにかく根気と時間のかかる作業で…
というのも
韓国語を日本語に訳すところから
はじめなければならず
と言うか…それが90%を占める作業でおーっ!
それをパズルのように並べて
分からない部分をまた調べに出かける…

9月からはじめて、なんとか
大雑把な和訳がひと通り仕上がったのは
もう12月後半だったんでは…笑い泣きあせる

だから、おかしな訳、不安な部分
どうしても分からず飛んだ部分…多々あります
どうぞお許しくださいませ

私の解釈もたくさんの中のひとつとして
読んでいただけると嬉しいです

まだブログは終わってないのですがキラキラ
先にお礼を申し上げます
読んでいただいた皆さんにも…
本当に本当にありがとうございます



では[ブログ16]へ続きます →🔗

写真、映像はお借りしました
ありがとうございます



パクボゴム出演

ミュージカル「Let me fly」



[ブログ13]の続きです



ソウルへ行く列車に乗らずに

ジョンブンの元に帰ってきたナムウォン


ナムウォンに、ヨンガンは見えませんが

ヨンガンはすれ違う時

ナムウォンを見ていたのが印象的でした



ジョンブンの元へ向かう ナムウォンは

もう駅での顔とは違って

落ち着いたスッキリとした表情に見えます

門扉を開けて ベンチで

泣いているジョンブンに声をかけます

「ジョンブナ」


✴︎ボゴムナムウォンは、この門扉の前で

一呼吸おいてから中へ

きっと 躊躇ではない、これでいいんだと

納得するように

サムネイル

ジョンブナ…

チュナムウォン⁈
あなたどうしたの?
なぜ行ってないの?
あの汽車を逃したら
合格取り消しなのに
何しているの?

来る途中で聞いたよ
おじさん、夜明けに事故に
遭ったんだって

そう、もうお父さん1人では
歩けないんだって
そんなお父さんを置いて
1人で行く事が出来なかった
ごめんね
知らせないでおきたかったのに

私は選択したのよ
でもあなたは行って!
車を探してみよう
きっと方法があるはず

「来る途中…」

私の思い違いだったらいけないけれど

ナムウォンは

ジョンブンのお父さんの事故を

来る途中で聞いている

ジョンブンの元に帰って来たのは

事故に遭ったと知る前の

選択だったんじゃないかと思います



ジョンブンは

お父さんの事故で、ナムウォンと一緒に

ソウルに行くのを諦めます

選択するって

もうひとつを諦めるって事なんですね

両方を自分の中で

天秤にかけてみるという行為

こんな辛い選択があるなんて

ジョンブン…かわいそうに


あぁ、ジョンブナのお父さん…!

なぜお酒を飲みに行ってしまったの…

しかも朝帰りって?…笑い泣きbyネコバス

ジョンブナ〜


天秤の片方には

なんとも やるせない理由や

たまたまタイミングの悪い出来事や

きっと腑に落ちないことだって

あるかもしれないですね

それもまた現実なんでしょうか…やっぱり


サムネイル

いや、汽車には乗らない
僕は行かない
君がここに残るなら
僕も行かない、ここに残るよ
ダメだよ!そんな事しないで


すると ナムウォンはジョンブンの顔を見つめ
修繕部屋へ歩いて行き

そう言い終わると同時に

次の歌の前奏が始まって…笑い泣き

今度は 修繕部屋を

外側から内側の部屋の方に裏返します

ここがこれからずっと仕事をしていく

自分の居場所だと示すように…




ナムウォンは
ジョンブンを守る為の選択ではなく
自分の未来の時間に
ジョンブンが一緒にいる事を選びました
それは
誰かの為ではなく、自分の為の選択

人生の大事な選択を苦しんでした後の
また一歩大人になったようなナムウォン
ここはとても大事な瞬間のようで
また後から触れてみたいシーンです



ヨンガンが自分の腕から外した針山を

ナムウォンに渡します

そのまま修繕部屋の椅子に座って

ふたりを見守ってるヨンガン



その針山を手に持ち「見える?この針」

ジョンブンに見せるナムウォン




ナムウォンの歌が始まると

ヨンガンは、自分のアームカバーを外し

ナムウォンの腕に通し、付けてあげます

自分のエプロンも取り

ナムウォンの頭からかけて

背中の紐も留めてあげるんです


ひとつづつ自分の身体から外し

ナムウォンの身体に…



サムネイル

守るって?
そんなほんの小さいなもので?
もちろん!
私も…
私も何も無いけど
あなたを守ってあげる、一生!
ありがとう

ナムウォンは

僕達が一緒にいる日々を守るんだ

ジョンブンは

あなたを守る自分には

何も無いけどあなたを一生守るって…


なんだがストーリーの始めの頃を

思い出しました[ブログ2]



ナムウォンがジョンブンの為に

「あの月も星も取ってあげる」と言ったら

ジョンブナが

「違うよ、あなたはあなたの星を!

私は私の月を取ろう!」って言ったこと…


2人は対等で

それぞれに違った夢があるように

ナムウォンには

ナムウォンの守るべきものがあり

ジョンブンには

ジョンブンの守るべきものがあるんですね

共にしながらも、それぞれの選択


このミュージカルのタイトルが

「Let me fly」

Let's  じゃなくて Let me になってる

理由でしょうか



ナムウォンの腕の針山の

小さい針…

これが チュ・ナムウォンの唯一の剣



[ブログ4 ]歌「おかしくなりそう」

ソンヒがヨンガンに

「これ覚えてる?」と 言って

歌った曲に同じ歌詞があります


(歌詞最後の「あなたの剣」が

ナムウォンは「僕の剣」になってますが)




これは、元々ナムウォンが言った

言葉だったんですね

だからソンヒが覚えてると…



デザイナーになる夢より

ジョンブンといる事を選択したナムウォンが

50年前に、ジョンブンに伝えた

大事な言葉でした

まるで、ナムウォンのプロポーズのような


指輪ケースに見えなくもない 針山のプロポーズ


「そんな小さいもので守るの?」

ジョンブンに聞かれた「ナムウォンの剣」

あぁ、あの大きな針…



50年という月日を重ねて

そんな小さかった針が、こんなにも

大きくたくましい針になっているんだと

ソンヒが表現していたんですね


あの時、記憶がないヨンガンは

あの針の剣に

引っ張られるように翻弄されてましたが



ここのナムウォンは

逆に、自分が針の剣を操るように

歌っていました


針が剣になり、針山がまるで鞘のよう

剣を持つ チュナムウォン騎士


これからはこの針が

人生を守り、愛を守り抜く剣

これで世界を切り抜いていく…


なんだが男らしい顔になり、愛情たっぷりな

一世一代のプロポーズをしてるみたいな

そんな✴︎ボゴムナムウォンでした



サムネイル

でも…
いつか後悔したらどうするの?

どう生きても後悔するんだ

君が言っただろう
大切なのは
選択出来るってことだって

We choose to go to the moon. 

僕達だけの月で暮らそう
僕達がそれを選択するんだ!

じゃこれからは
ここが私達の月なの?
うん
私達は地球を離れたのね
これからはここが月よ
残念?
いいえ

ジョンブナ
僕ががんばってお金を
たくさん稼いだら
望遠鏡を買ってあげる
それで宇宙全体を見よう
地球も見えるかもしれない
新しい星を見つける事に
なるかもしれない

あの望遠鏡だ…ヨンガンが倉庫から

見つけて来た望遠鏡…



自分達の居場所がふたりにとっての月になり

がんばって働いて望遠鏡を買って

望遠鏡で宇宙全体を見よう

新しい星も見つけられるかも…って

大きな夢は諦めたけど

ここにまた新たな夢が生まれます



僕達だけの月で暮らそう

ナムウォンは ベンチの上に上がり

僕達がそれを選択するんだ!

ジョンブンに手を差し出します

ベンチの上でふたりは



サムネイル

変だわ
本当に月に来たみたい
全てが違って見えるわ
行こう!
月に第一歩を踏み出すんだ

舞台だけでなく会場全体が

照明で宇宙空間のようになり

月のクレーターみたいな小さな丸が

たくさん映し出されて

客席の私達も宇宙に浮いているようでした

ふたりのいる場所は綺麗な月面で

ふたりは 綺麗な宇宙を見てるような

そんな美しいシーンでした



ふたりは手を繋いで

初めて自分達の月に降り立つように

一歩一歩大きく大きく

月面をふわりふわりと歩きました


サムネイル

ここは僕達が
初めてついたところだよ
だから全てのものに名前がない
ここはなんて呼ぼうか
月面基地!
我が家が月面基地だ
いいね!

月に水がある
あれは月の壺
あれは月の影

(屋根の上に登り見下ろすと
花が咲いてるのを見つけ)
あ、ケマンチョだ!
あれはサニーと呼ぼう
日差しが本当に降り注ぐみたい

花に 手を振りながら

幸せそうに笑っているふたり


いつもふたりを見守ってきたあの花に

新しく名前が付きました


ヨンガンは

SUNNYと名付けられたその花に

近付き、しゃがみ込んで見ています


サムネイル

まだ名前の付けてないものは
何があるかな
あなた!あなたは
私のヨンガンと呼ぶよ

なんだって?
おじいさんおばあさんに
なるまで…

死ぬまで一緒に暮らすから
うん、いいね!
僕は君のヨンガン
君は?君の名前は?

私?ん〜
少し考え花に目が行って
私はソニ!
ソンヒ(선희)…
善い意味の선に、嬉しいの희!
これから
善い事、嬉しい事だけが
いっぱいだから

ソンヒ…ソニ…SUNNYみたい
この月で1番のどかに
暮らせそうな名前だよ

ジョンブナ、ジョンブナと

あんなに言っていたナムウォンが

初めてソンヒと呼びました


ヨンガンは、ジョンブンが「ソンヒ」と

名付けられたのを聞いて

肩を落としてうなだれてるよう




思いっきり甘く素敵に歌う

✴︎ボゴムナムウォンに代わって


ヨンガンが

なんてことだ

ソンヒがまさにジョンブンだったのに

と、歌います


ソウルに行かない選択をした記憶より

ソンヒに気が付けなかった自分に

ショックを受けているようです


この2曲のYouTube が見当たらなくて

残念だなって思っていたら

ホンジヒさんが、一部をインスタに…

アン・ジファン君の声ですが…嬉しい

ここの✴︎ボゴムナムウォンの話も

またしてみたい…


「ソンヒや2」の一部

ソンヒになったジョンブンを

愛しく見ながらナムウォンが歌うシーン

舞台袖からふたりの影たけを写してます



ナムウォンの言った

「どう生きても後悔する

大切なのは選択出来ること」


人は、選ばなかった選択に

大なり小なり必ず未練が残りますね

それは、しなかった選択の行方は

ずっと想像するしかなく

そして、選択した現実が

なかなか厳しくて、苦労も多いから

ふと空を見上げて、選ばなかった選択に

後悔や未練を 感じてしまう


だからこそ、誰でもない自分が

選択することが

責任になり、乗り越えるチカラになり

納得できる理由になる

そんな風に教えてくれてる気がします



[ブログ13]から続く

ヨンガンが記憶を辿っているシーンに

戻ってみようと思いますが



ヨンガンは

ナムウォンが選択を迫られたあの駅から
1人で泣いている
ジョンブンの元へ駆けつけます
そして、ベンチの隣に座り
「アンニョン」と、声をかけます



ヨンガンとジョンブンは 前を向いたまま
隣で会話をしている間
一度も顔を合わせてないみたいで

もしかしたら、記憶を辿るヨンガンが
まだ若い頃のジョンブンに
かけてやりたかった言葉を
伝えに行ったのかもしれません



19歳のナムウォンには

全部を分かりきってあげられなかった
ジョンブンの気持ちを

50年後の今なら
理解してあげられるヨンガンが
「そんなにたくましくなくていいんだ」
慰めてあげたかったのかも

我慢してた気持ちを思いっきり吐き出して
泣かせてあげて…だからヨンガンは
なんだが暖かく微笑んでる


この場面のジョンブンの言葉は
ジョンブンの気持ちを理解してる
ヨンガンの内心からの言葉で
それがジョンブンの言葉になっていて…


そしてそんなジョンブンに
自分はここにいるから
「遠くへ行ってはだめだよ」と…
「ありがとう」と伝えたヨンガン

ここはかなり抽象的なシーンで
いろんな解釈が出来そうですよね
ご覧になった皆さんはいかがでしたか?
ぜひ伺ってみたいです



そして次に、19歳の自分には
その選択を応援するように
エプロンやアームカバーを付けてやり
ポンと背中を押すんですね
若いナムウォンに
さあ、それでいいんだ、そのまま行け…
と、そんな思いで…

ヨンガンと顔を合わせなかった
ジョンブンとは違い
ナムウォンはしっかりヨンガンの顔を見て
自分の未来の選択に納得してるように
まるで、行ってきますと言うように
晴れやかな表情でした


ヨンガンは時間旅行をしながら
若い頃の自分達を
慰めて、抱きしめているようでした

[ブログ15]に続きます →🔗

読んで頂き、ありがとうございます

写真等はお借りしています

ありがとうございます


パクボゴム出演

ミュージカル「Let me fly」



[ブログ12]の続きです


頭が痛くなり

うずくまっていたヨンガン


取り戻した過去を

ひとつひとつ辿っていくように

舞台で繰り広げられるシーン


ストーリーが大きく展開していきます




前半の山場となった 歌「旅行」の辺りと

対比しているように見えます(ブログ8)


忘れていた過去を回想することになった

ソンヒの時間旅行のシーン

同じ忘れた過去でも

ソンヒの場合は

現実を生きるのに忙しかったから…




今度はヨンガンの番

舞台の床に

照明で線路が映し出され、列車の音がします

カバンを持ったナムウォン

1969年のあの日、約束した駅で

なかなか来ない

ジョンブンを待っています



サムネイル

ジョンブンは来る
ジョンブンは来る…
もし来なかったらどうしよう
気が変わったら?
いや、ジョンブンは
約束を守る人だから必ず来るよ

あ、ジョンブナ!
行こう、遅れそうだ

いえ、私はいかない
気が変わったの



ジョンブナ、どうしたんだよ

一緒に行ったら
苦労するばかりよ
お父さんが良い結婚相手を
探してくれるんだって
どういうことか分かるよね

あなた1人で行って!
じゃいくね

ジョンブナ!ジョンブナー‼︎


ジョンブンに何が起きたのか…


もうすぐ列車が来るのに…

それに乗らないと入学が取り消される

でも、一緒に行くはずの

ジョンブナがいない


追わないと…

時間が無い…

列車が来る…

ジョンブナがいない…



さあ、どうするナムウォン…




ヨンガンは

このシーンを見ていました

19歳の自分とジョンブンの姿を


それは、ヨンガンの頭の中で

蘇っている記憶






この歌「逃したら終わりだ」もまた

[ブログ3]の歌「お前ば誰だ」

思い出すシーンです


ナムウォンが

ジョンブンを探しに廃駅へ行き

鏡に写る自分を見て

知らないおじいさん(ヨンガン)がいると

不気味に思ったあのシーン



ここは、選択を迫られ迷い緊迫する様子を

ナムウォンとヨンガンが左右で

同じような動きをし

お互いに場所を交差して

行ったり来たり迷いを表現してました


緊張感のある雰囲気を

オーケストラで演奏したような大音量と

癖になるフレーズの繰り返し



ジョンブンが「私は一緒に行けない」

立ち去ってしまい

ナムウォンは

列車に乗るか、ジョンブンを追うか

選択を迫られます


この時の ✴︎ボゴムナムウォンの表情に

びっくりしました

見たことの無い…なんとも硬い顔で

ボゴミ…こんな顔をするんだと



あぁ、来た!

列車の音が、どんどん近付いてくる


ナムウォンにとって

人生を左右する大きな選択の時…

左に行くのか、右に行くのか…


ナムウォンとヨンガンが

舞台でも左右に別れて消えていきました


ナムウォンはどこに向かったのか…



家にひとりいるジョンブン


遠くに汽笛が…

列車の音が徐々に小さくなる


「ナムウォンは行ってしまったかな

出発したよね

もう今までみたいに

ナムウォンと一緒には暮らせない」




今度はピアノだけの伴奏が
小さくシンプルに聞こえてきます





↓初演時のナハナさん

ますます泣けてしまう



ジョンブンが涙を溜めながら

必死に歌っていました


ナムウォンのいなくなった修繕部屋に

目をやり

その部屋の壁に寄りかかり

ナムウォンを想いながら…



ナムウォンと一緒に行けなくなった理由は

まだ明かされていませんが

この歌詞で

若いジョンブンが 抱えなければならない

現実が見えますね



ナムウォンが選択を迫られる前に

ジョンブンが

大きな選択をしていたみたい


表情を見たら

きっと辛い選択だったのでしょう

選択はしたものの

既に悲しみが押し寄せているようで


私はひとりここに残っても大丈夫

私は世界に1人じゃない…


と、歌いながら

必死に自分を納得させているみたい



自分は小さな石ころのようで

でも、ナムウォンの夢が叶うなら

私は幸せな石ころだって…


夢に描いた 大きな月じゃなくて

地面にある ただの石ころ




ジョンブンにとって

ナムウォンがどんな存在だったのかも

歌から見えるようですね


夢を見て、しっかり者で

賢くて、明るいジョンブンが

いつもナムウォンを

応援し、力付けるような印象でしたが



そんなジョンブンの

支えが ナムウォンだったのですね


いつもジョンブンを気遣って

ジョンブンの笑顔を守るナムウォンの

大きな大きな愛に包まれていた

ジョンブンでした




今のように携帯電話も無い時代

電話も 町に出て借りると話してましたね


頻繁に行き来出来る程

交通の便も良くない、裕福でもないふたり

世間の考えも 今とは違う


ナムウォンがひとり

遠いソウルに行ってしまうのは

別れを意味すると想像出来ますね



ベンチ座り、ひとり泣いていたジョンブンに

誰かが 声をかけます

「アンニョン」

おじいさんが隣に座りました



サムネイル
ジョンブナ、アンニョン

え?どなたですか?
僕かい?僕は…
未来のチュナムウォンさ

えぇ?未来のチュナムウォン?
ははは、あり得ないわ
あぁ
もうおかしくなったみたい
本当におかしくなったみたい
私がすごく会いたくて…

じゃ、未来のチュナムウォンは
どうですか?
未来のチュナムウォンは?

ただこのままの未来さ
なんでもない、ただ年老いた
チュナムウォンさ

ダメなのに…そのために
見送った訳じゃないのに


ここにも「おかしくなったみたい 」って…

ミッチゲンネじゃないけれど

引用元ツイートでは 미쳤나봐(ミチョンナボァ)


馴染みのものに 自然と引き寄せられる

その人の元にあるべき物を

無意識に引き寄せてる… 

そんな磁石の言葉


ジョンブンには

会いたかったナムウォン…

でもそれは

未来のナムウォン(ヨンガン)でした



サムネイル

ジョンブナ
君はひとりで全てを
抱え込む必要はないよ
君はまだ若い
そんなにたくましくなくていい


サムネイル

本当はね…
本当は、私もナムウォンと
一緒にソウルに行きたいの
私もナムウォンと一緒に
遠くに遠くに行きたいの

遠くに行くの?それはダメだよ

どうしてダメなの?
どうして…
実は…そんなこと
どうでもいいんです
私はただナムウォンと
おじいさんとおばあさんに
なるまで一緒に暮らしたいんです
(ジョンブンが泣いています)

ありがとう



ジョンブンが

子供のように泣いています

強がって我慢してた彼女の

張りつめていたものが切れたように…


ストーリーの始めの頃

ヨンガンがソンヒの前で子供のように

泣いていたのを思い出します


今度はジョンブンが

ヨンガンの前で、子供みたいに泣いてる



このふたりは

良い時に、一緒に喜び合うだけでなく

悪い時には

気遣って、慰めて、救い合う…

そんな愛でもあるみたい


人生は、このストーリーのように

情が重なって、縁が繋がって、

運命が繰り返し、reprise…

良い事も、悪い事も

そうやって通り過ぎていくものなんですね


ひとつの選択が、次の選択に繋がり

マトリョーシカの人形のように

重なっていく人生



大好きなジョンブンに

カッコいい姿を見せたかった19歳の

ナムウォンだったのに


未来のナムウォンはなんでもない

ただの年老いた修繕屋だと

答えてるヨンガンを見て…切なくて


未来の自分がここにいるから

ジョンブンにも遠くに行ってはダメだって…

それがまた 切なくて…




でも、ジョンブンの夢は

NASAで仕事をするより、ソウルに行くより

おじいさん、おばあさんになるまで

ナムウォンと一緒に暮らしたいって…

それが1番の夢だと分かりました


未来のナムウォンが

ただ何者でもない修繕屋だと知らされた

ジョンブンなのに

それでもナムウォンといたいと

言ってくれる


ヨンガンの

「コマウォ(ありがとう)」


この一言が 本当に響きます



✴︎ボゴムナムウォンのシーン以外で

私の1番好きなところがここなんです


特に、キムテハンヨンガンが演じてる

このシーン

セリフの言い回しに重みがあり

言葉の間(ま)が好き

ここの渋さと優しさが混じった表情が

良かったんです

アンニョン …コマウォ…

こんな単語だけでも涙が止まらない

深くてすごく良いシーンに感じます



ヨンガンの戻ってきた記憶を

辿るシーンなのですが

すごく解釈が難しいシーンの連続ですね


まだ一連の続きがあるので

もう少し後で

またここを振り返る予定です


観た人それぞれの解釈があり

それぞれの感動がある

それが芸能の魅力なんですね



[ブログ14]に続きます →🔗


読んで頂き、ありがとうございます

写真、映像はお借りしました

ありがとうございます