(14) パクボゴム 「Let me fly」あらすじ | おしゃべりなひとりごと ☆気ままにパクボゴム

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パクボゴム経由 西回りしあわせ行き~ 

パクボゴム出演

ミュージカル「Let me fly」



[ブログ13]の続きです



ソウルへ行く列車に乗らずに

ジョンブンの元に帰ってきたナムウォン


ナムウォンに、ヨンガンは見えませんが

ヨンガンはすれ違う時

ナムウォンを見ていたのが印象的でした



ジョンブンの元へ向かう ナムウォンは

もう駅での顔とは違って

落ち着いたスッキリとした表情に見えます

門扉を開けて ベンチで

泣いているジョンブンに声をかけます

「ジョンブナ」


✴︎ボゴムナムウォンは、この門扉の前で

一呼吸おいてから中へ

きっと 躊躇ではない、これでいいんだと

納得するように

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ジョンブナ…

チュナムウォン⁈
あなたどうしたの?
なぜ行ってないの?
あの汽車を逃したら
合格取り消しなのに
何しているの?

来る途中で聞いたよ
おじさん、夜明けに事故に
遭ったんだって

そう、もうお父さん1人では
歩けないんだって
そんなお父さんを置いて
1人で行く事が出来なかった
ごめんね
知らせないでおきたかったのに

私は選択したのよ
でもあなたは行って!
車を探してみよう
きっと方法があるはず

「来る途中…」

私の思い違いだったらいけないけれど

ナムウォンは

ジョンブンのお父さんの事故を

来る途中で聞いている

ジョンブンの元に帰って来たのは

事故に遭ったと知る前の

選択だったんじゃないかと思います



ジョンブンは

お父さんの事故で、ナムウォンと一緒に

ソウルに行くのを諦めます

選択するって

もうひとつを諦めるって事なんですね

両方を自分の中で

天秤にかけてみるという行為

こんな辛い選択があるなんて

ジョンブン…かわいそうに


あぁ、ジョンブナのお父さん…!

なぜお酒を飲みに行ってしまったの…

しかも朝帰りって?…笑い泣きbyネコバス

ジョンブナ〜


天秤の片方には

なんとも やるせない理由や

たまたまタイミングの悪い出来事や

きっと腑に落ちないことだって

あるかもしれないですね

それもまた現実なんでしょうか…やっぱり


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いや、汽車には乗らない
僕は行かない
君がここに残るなら
僕も行かない、ここに残るよ
ダメだよ!そんな事しないで


すると ナムウォンはジョンブンの顔を見つめ
修繕部屋へ歩いて行き

そう言い終わると同時に

次の歌の前奏が始まって…笑い泣き

今度は 修繕部屋を

外側から内側の部屋の方に裏返します

ここがこれからずっと仕事をしていく

自分の居場所だと示すように…




ナムウォンは
ジョンブンを守る為の選択ではなく
自分の未来の時間に
ジョンブンが一緒にいる事を選びました
それは
誰かの為ではなく、自分の為の選択

人生の大事な選択を苦しんでした後の
また一歩大人になったようなナムウォン
ここはとても大事な瞬間のようで
また後から触れてみたいシーンです



ヨンガンが自分の腕から外した針山を

ナムウォンに渡します

そのまま修繕部屋の椅子に座って

ふたりを見守ってるヨンガン



その針山を手に持ち「見える?この針」

ジョンブンに見せるナムウォン




ナムウォンの歌が始まると

ヨンガンは、自分のアームカバーを外し

ナムウォンの腕に通し、付けてあげます

自分のエプロンも取り

ナムウォンの頭からかけて

背中の紐も留めてあげるんです


ひとつづつ自分の身体から外し

ナムウォンの身体に…



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守るって?
そんなほんの小さいなもので?
もちろん!
私も…
私も何も無いけど
あなたを守ってあげる、一生!
ありがとう

ナムウォンは

僕達が一緒にいる日々を守るんだ

ジョンブンは

あなたを守る自分には

何も無いけどあなたを一生守るって…


なんだがストーリーの始めの頃を

思い出しました[ブログ2]



ナムウォンがジョンブンの為に

「あの月も星も取ってあげる」と言ったら

ジョンブナが

「違うよ、あなたはあなたの星を!

私は私の月を取ろう!」って言ったこと…


2人は対等で

それぞれに違った夢があるように

ナムウォンには

ナムウォンの守るべきものがあり

ジョンブンには

ジョンブンの守るべきものがあるんですね

共にしながらも、それぞれの選択


このミュージカルのタイトルが

「Let me fly」

Let's  じゃなくて Let me になってる

理由でしょうか



ナムウォンの腕の針山の

小さい針…

これが チュ・ナムウォンの唯一の剣



[ブログ4 ]歌「おかしくなりそう」

ソンヒがヨンガンに

「これ覚えてる?」と 言って

歌った曲に同じ歌詞があります


(歌詞最後の「あなたの剣」が

ナムウォンは「僕の剣」になってますが)




これは、元々ナムウォンが言った

言葉だったんですね

だからソンヒが覚えてると…



デザイナーになる夢より

ジョンブンといる事を選択したナムウォンが

50年前に、ジョンブンに伝えた

大事な言葉でした

まるで、ナムウォンのプロポーズのような


指輪ケースに見えなくもない 針山のプロポーズ


「そんな小さいもので守るの?」

ジョンブンに聞かれた「ナムウォンの剣」

あぁ、あの大きな針…



50年という月日を重ねて

そんな小さかった針が、こんなにも

大きくたくましい針になっているんだと

ソンヒが表現していたんですね


あの時、記憶がないヨンガンは

あの針の剣に

引っ張られるように翻弄されてましたが



ここのナムウォンは

逆に、自分が針の剣を操るように

歌っていました


針が剣になり、針山がまるで鞘のよう

剣を持つ チュナムウォン騎士


これからはこの針が

人生を守り、愛を守り抜く剣

これで世界を切り抜いていく…


なんだが男らしい顔になり、愛情たっぷりな

一世一代のプロポーズをしてるみたいな

そんな✴︎ボゴムナムウォンでした



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でも…
いつか後悔したらどうするの?

どう生きても後悔するんだ

君が言っただろう
大切なのは
選択出来るってことだって

We choose to go to the moon. 

僕達だけの月で暮らそう
僕達がそれを選択するんだ!

じゃこれからは
ここが私達の月なの?
うん
私達は地球を離れたのね
これからはここが月よ
残念?
いいえ

ジョンブナ
僕ががんばってお金を
たくさん稼いだら
望遠鏡を買ってあげる
それで宇宙全体を見よう
地球も見えるかもしれない
新しい星を見つける事に
なるかもしれない

あの望遠鏡だ…ヨンガンが倉庫から

見つけて来た望遠鏡…



自分達の居場所がふたりにとっての月になり

がんばって働いて望遠鏡を買って

望遠鏡で宇宙全体を見よう

新しい星も見つけられるかも…って

大きな夢は諦めたけど

ここにまた新たな夢が生まれます



僕達だけの月で暮らそう

ナムウォンは ベンチの上に上がり

僕達がそれを選択するんだ!

ジョンブンに手を差し出します

ベンチの上でふたりは



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変だわ
本当に月に来たみたい
全てが違って見えるわ
行こう!
月に第一歩を踏み出すんだ

舞台だけでなく会場全体が

照明で宇宙空間のようになり

月のクレーターみたいな小さな丸が

たくさん映し出されて

客席の私達も宇宙に浮いているようでした

ふたりのいる場所は綺麗な月面で

ふたりは 綺麗な宇宙を見てるような

そんな美しいシーンでした



ふたりは手を繋いで

初めて自分達の月に降り立つように

一歩一歩大きく大きく

月面をふわりふわりと歩きました


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ここは僕達が
初めてついたところだよ
だから全てのものに名前がない
ここはなんて呼ぼうか
月面基地!
我が家が月面基地だ
いいね!

月に水がある
あれは月の壺
あれは月の影

(屋根の上に登り見下ろすと
花が咲いてるのを見つけ)
あ、ケマンチョだ!
あれはサニーと呼ぼう
日差しが本当に降り注ぐみたい

花に 手を振りながら

幸せそうに笑っているふたり


いつもふたりを見守ってきたあの花に

新しく名前が付きました


ヨンガンは

SUNNYと名付けられたその花に

近付き、しゃがみ込んで見ています


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まだ名前の付けてないものは
何があるかな
あなた!あなたは
私のヨンガンと呼ぶよ

なんだって?
おじいさんおばあさんに
なるまで…

死ぬまで一緒に暮らすから
うん、いいね!
僕は君のヨンガン
君は?君の名前は?

私?ん〜
少し考え花に目が行って
私はソニ!
ソンヒ(선희)…
善い意味の선に、嬉しいの희!
これから
善い事、嬉しい事だけが
いっぱいだから

ソンヒ…ソニ…SUNNYみたい
この月で1番のどかに
暮らせそうな名前だよ

ジョンブナ、ジョンブナと

あんなに言っていたナムウォンが

初めてソンヒと呼びました


ヨンガンは、ジョンブンが「ソンヒ」と

名付けられたのを聞いて

肩を落としてうなだれてるよう




思いっきり甘く素敵に歌う

✴︎ボゴムナムウォンに代わって


ヨンガンが

なんてことだ

ソンヒがまさにジョンブンだったのに

と、歌います


ソウルに行かない選択をした記憶より

ソンヒに気が付けなかった自分に

ショックを受けているようです


この2曲のYouTube が見当たらなくて

残念だなって思っていたら

ホンジヒさんが、一部をインスタに…

アン・ジファン君の声ですが…嬉しい

ここの✴︎ボゴムナムウォンの話も

またしてみたい…


「ソンヒや2」の一部

ソンヒになったジョンブンを

愛しく見ながらナムウォンが歌うシーン

舞台袖からふたりの影たけを写してます



ナムウォンの言った

「どう生きても後悔する

大切なのは選択出来ること」


人は、選ばなかった選択に

大なり小なり必ず未練が残りますね

それは、しなかった選択の行方は

ずっと想像するしかなく

そして、選択した現実が

なかなか厳しくて、苦労も多いから

ふと空を見上げて、選ばなかった選択に

後悔や未練を 感じてしまう


だからこそ、誰でもない自分が

選択することが

責任になり、乗り越えるチカラになり

納得できる理由になる

そんな風に教えてくれてる気がします



[ブログ13]から続く

ヨンガンが記憶を辿っているシーンに

戻ってみようと思いますが



ヨンガンは

ナムウォンが選択を迫られたあの駅から
1人で泣いている
ジョンブンの元へ駆けつけます
そして、ベンチの隣に座り
「アンニョン」と、声をかけます



ヨンガンとジョンブンは 前を向いたまま
隣で会話をしている間
一度も顔を合わせてないみたいで

もしかしたら、記憶を辿るヨンガンが
まだ若い頃のジョンブンに
かけてやりたかった言葉を
伝えに行ったのかもしれません



19歳のナムウォンには

全部を分かりきってあげられなかった
ジョンブンの気持ちを

50年後の今なら
理解してあげられるヨンガンが
「そんなにたくましくなくていいんだ」
慰めてあげたかったのかも

我慢してた気持ちを思いっきり吐き出して
泣かせてあげて…だからヨンガンは
なんだが暖かく微笑んでる


この場面のジョンブンの言葉は
ジョンブンの気持ちを理解してる
ヨンガンの内心からの言葉で
それがジョンブンの言葉になっていて…


そしてそんなジョンブンに
自分はここにいるから
「遠くへ行ってはだめだよ」と…
「ありがとう」と伝えたヨンガン

ここはかなり抽象的なシーンで
いろんな解釈が出来そうですよね
ご覧になった皆さんはいかがでしたか?
ぜひ伺ってみたいです



そして次に、19歳の自分には
その選択を応援するように
エプロンやアームカバーを付けてやり
ポンと背中を押すんですね
若いナムウォンに
さあ、それでいいんだ、そのまま行け…
と、そんな思いで…

ヨンガンと顔を合わせなかった
ジョンブンとは違い
ナムウォンはしっかりヨンガンの顔を見て
自分の未来の選択に納得してるように
まるで、行ってきますと言うように
晴れやかな表情でした


ヨンガンは時間旅行をしながら
若い頃の自分達を
慰めて、抱きしめているようでした

[ブログ15]に続きます →🔗

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