(12) パクボゴム「Let me fly」 あらすじ | おしゃべりなひとりごと ☆気ままにパクボゴム

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パクボゴム出演

ミュージカル「Let me fly」



[ブログ11]の続きです



チュ・ナムウォン

今、そんなに幸せなら 帰ってこなくていい…

あなたは そうすべきだったみたい

だから…きっとあの時に戻ったんだね


ジョンブンの為に

自分でデザインした服を仕上げ

幸せそうにしている19歳のままの夫に

ひとり ささやくソンヒです







歌詞を読むだけで
泣かずにはいられない歌ですが…

ソンヒだけが歌うYouTubeが無くて

これは↓もっと先で出てくる

ソンヒ・ヨンガンがふたりで歌う

repriseの方です




何かを忘れたことに気が付いて

修繕部屋へ行ったヨンガンが戻ってきました



ジョンブンが、NASAで働く時に着る

羽衣(翼の服)にカップケーキのワッペンを

付けてきたのでした

夢でいっぱいな服です




サムネイル

じゃーん!
おばあさん!見てください
ジョンブンが好きな
カップケーキ!

よくやったね
チュナムウォン!

遅くなっても…
必ず 良いことが起きるよ
あの時の 合格通知みたいに

ありがとうございます
これも全部
おばあさんのおかげです

デザイナー
チュナムウォンの2作目は
まさにおばあさんの服に
決定しました!

ヨンガンは嬉しくて 

浮かれながら 話しかけているのに

なぜかソンヒは

その場から外に出て行ってしまいました



どうしたんだろう…と気になる

ヨンガンです

未来のナムウォンに

(記憶にない50年間の自分に)話しかけます


サムネイル
未来のチュナムウォン!
おばあさんの服を1着も
作ってあげないで
何してたの?

そして、ふと…

サムネイル
遅くなっても
僕が今からでも…

・・・
ん!
遅くなっても・・・?

必ず 良いことが訪れるよ⁈

あの時の 合格通知みたいに⁈
・・・

あの時
あの合格通知が遅くに
来たことを知っているのは
僕とジョンブンだけなのに…

僕は何を考えてるんだ?


急にヨンガンの頭が混乱し始めました



サムネイル

ラジオ…
Tシャツ…
望遠鏡…

今は使わないけど
全部 おばあさんのものだって

そういうのを 持ってる人は
そういうのを 好きな人は
ジョンブンしかいないのに…

あぁ、頭が痛い…


ヨンガンの時間旅行は

失くしていた記憶を取り戻し始める

地点を通過したみたいです


ヨンガンの顔付きと

舞台の空気が 一気に変わります



歌 〜おかしくなりそう reprise 

➕ 未来探査 reprise〜  が始まりますが


前に聞いた 2曲の歌の一部を合成して

1曲の様に歌われてます


「おかしくなりそう 」(ミッチゲンネ)

[ブログ4のソンヒ・ヨンガン]

[ブログ7のナムウォン]に続いて

3回目の reprise



それぞれ 歌う人の心情に合わせた

歌詞になってます


ミッチゲンネと言うヨンガンは

やっぱり又、不思議な磁石が働くのか

次に吸い付いてくるものは…

忘れていた記憶でしょうか


「未来探査」の歌は[ブログ6]で



ナムウォン・ヨンガンが

生き生きと未来探査する様子とは

全く別の歌のようで


舞台全体で、ヨンガンの頭の中の混乱を

表現しています







ヨンガンの顔付き、気迫こもる歌声

音楽、照明、背景…

舞台の緊迫感に 目が離せません

この辺は

雰囲気の分かるような写真が少ないので

イメージしてみて下さいね



ヨンガンの後ろの背景に映し出される

いくつもの数字達

時間や年月のイメージを

数字に置き換えたのかもしれません


中央に FMラジオ周波数の 数字

左に 裁縫に使うメジャーの 数字

右には タイムキーパーのような 数字



その数字が、激しく乱れ動く様子は

頭の中の混乱を表現しているようで


そして、足元…床にも、数字が写し出され

ヨンガンに向かって 渦巻く様に

まるでヨンガンを飲み込んでいくような

そんなシーンです


ラジオの周波数が

雑音無く、ピタっと合う場所を探すように


ヨンガンの頭の中も、ピントの合う場所を

探しているイメージみたいに

想像出来ます




その上に、いろんな夫婦達の写真が

色褪せたフィルムのように流れています


これは、ヨンガンとソンヒのような

夫婦をイメージして

スタッフ達のご両親の写真を使ってると

パンフレットにありました


それぞれの夫婦に

それぞれの時間が刻まれています




この歌の中で、最後の部屋が現れました

今までも

そこに 存在していたはずの部屋ですが

ヨンガンには、認識出来なかったという

設定なのかもしれません


時間旅行と共に

徐々に、構築された住まいも完成です


歌詞と歌詞の ほんの少しの合間に

歌の盛り上がるポイントに

一気にドーン!と登場し、ビックリします


まるでロケットが月に着陸したのか

宇宙ステーションとドッキングしたのか

そんなイメージです


ストーリーの開始早々、ナムウォンが

迫り来る大きな月に飲み込まれて

その後、時空を彷徨い

今、月に降り立った…という感じもします



そして、その住まいは

エプロンにあるパッチワークのように

繋がって見えて


一枚一枚の布切れを 縫い合わせて

繋げていくパッチワークは

ナムウォン(ヨンガン)の得意技



自分達が 過ごして来た時間も、同じように

繋げて人生を作ってきたはずですが

その一部が欠けています


この後

ヨンガンが、その欠けた部分の記憶を

パッチワークを繋げていくように

ひとつづつ取り戻しながら

回想するシーンが続いていきます

 


ヨンガンは

新たに繋がった部屋のドアを開け

そこの壁に飾ってある写真に目をやります


ジョンブンと自分が写る写真を見ながら

自分を納得させるように…

笑っているのか、泣いているのか

そんな声で

「これもジョンブナ、これもジョンブナ…」

独り言を言っています


すると、その横に…

「おばあさん?おばあさんと僕?

なぜこんなに、おばあさんと一緒に

写真を撮ったんだ?」


「あぁ 頭が…頭が痛い…」

うずくまるヨンガンです



舞台は 駅に…

エプロンを外し、ボストンバックを持った

ナムウォンが

ジョンブンを待っています



それは、あの日です

ナムウォンがジョンブンと一緒に

ソウルに旅立つはずの…

1969年のあの日



[ブログ13]に続きます →🔗


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