パクボゴム出演
ミュージカル「Let me fly」
[ブログ10]の続きです
夜が明けました
昨夜、おばあさんに別れの挨拶をした
ヨンガンが座り込んでいます
落胆しているヨンガンです
浮き沈みが激しい …
ソンヒもなんだか可哀想になったのか
ナムウォンに付き合って
こんな事を言います
探査機が無いじゃない!
ラジオの周波数に影響を
与えたみたいだって
行ったり来たり出来る
往復バスがあるでしょうね
見てもらえますか?
50年が経ったのに…
何か競争をしたらしいけど
今はそうでもないし…
月に行くのが
夢だと思ったけど現実だった
お金と技術と材料
たくさんの人達の命、人生…
それを注ぎ込むんだよ
生きるってこういうこと
それが現実だよ
探査はないんですか?
アルテミスか…
あるのか…
それを探査するんだって
「月に行くのが
夢だと思ったけど現実だったよ」
というソンヒ
NASAでは、夢のような月探査が
現実になりました
でも、それからの計画が
政治的にも金銭的にも 様々な現実に阻まれて
しばらく中断されていた経緯をソンヒが
話しています
夢の実現には
いつも現実が付きまといますね
ソンヒは
自分達の生きてきた人生にも
当てはめているような感じです
生きるってそういうこと
それが現実だよ…と
ますます
落胆し続けるヨンガンですが
ジョンブン効果絶大です
羽衣(翼の服)を
デザイナーになりたかった ナムウォンが
1番に作りたかったのが
ジョンブンが NASAで働く為の服でした
「愛してるなら 私に翼をください」
(歌「Let me fly」歌詞)
ナムウォンの隣でそう歌っていた
ジョンブンに羽衣(翼の服)を
作ってあげたいナムウォンです
ナムウォンは
自分のデザイナーになる未来を
夢見ていますが
ジョンブンがNASAに行きたいという夢も
信じて、応援していたんですね
何かを感じた様子のソンヒ
すっかり気分の良くなっているヨンガンが
おばあさんを見て思い付きます
ジョンブンの服を作るために
なぜかピッタリのイメージが目の前に…
身体に染み付いた行動や
意識の底にあるものが
ヨンガンから また滲み出ている感じです
楽しそうにやってたのに
ちょっと調子に乗り過ぎたヨンガン 笑
でも、ソンヒは
そんな様子を見て、内心ホッとしてるはず
本当に楽しそうなヨンガンとソンヒ
↓初演の時の映像ですが、セリフ入りです
この歌の…音階?
それが とにかくかわいい音楽です
音楽の専門知識な無い私が
簡単に説明するなら
なんだかミッキーとミニーが出て来そう
って感じ 笑
楽しそうに服を作るヨンガンを見て
ニコニコ手を振るソンヒ
ジョンブンの為に仕上げた服を
ソンヒに見せに来ました
宇宙服をイメージした白くて綺麗な服です
何かを忘れた様子のヨンガンが
慌てて修繕部屋に戻って行きました
ヨンガンは、大好きなジョンブンが
NASAに行きたいという夢を応援しています
その為に、綺麗な服を仕上げ
服を当ててみるように言われたソンヒは
そんな綺麗な服は似合わないよ…と
何でもない修繕屋のヨンガンではなく
何でもない 年老いた自分が
悲しくなります
ソンヒの声が震えていました
幸せそうに服を作るヨンガンを見て
なんだか切なくて…
デザイナーを夢見てたあの頃の
若いナムウォンの姿を思い出して
また切なくて…
この現実に帰って来たら
きっとヨンガンは落胆するだろうと思うと
それもまた気がかりで…
そこには
キラキラ輝くジョンブンではなく
ただ年老いた 何でもない 自分もいる
「帰って来なくていい」って
ヨンガンが 過去に…どこかに…行ってしまう
というわけではなく
19歳のナムウォンのままで
記憶がもどらないままでいいよ…って
ことなんですが
いっそこのままの方が
ヨンガンが
幸せにいられるような気がするソンヒ
でもそれは…
ソンヒと暮らしてきた50年間が
消えてしまうという事でもありますね
それはそれでまた 寂しい
そんな想いがたくさん重なり合って
ソンヒに押し寄せます
そして、ソンヒの
もっと深い想いは、もう少し後から
はっきりする事になります
クライマックスに差し掛かります
余談ですが
ソンヒがヨンガンに説明していた
アルテミス1号が2022年に発射されたそう
アルテミスとは
月の女神の名前から由来してるそうで
それから今も
女性宇宙飛行士達の夢を載せて
計画が推進されているみたい
ソンヒはきっと日常の片隅で
そのニュースを聞いていたでしょうね
ソンヒの言う50年前
NASAでも
月探査の夢に向かって純粋に研究していた
たくさんの人達がいて
人生をかけて、命をかけていた夢が
現実の壁に邪魔され 計画が中断されて
きっと虚しくなったでしょうね
それから 50年の時が過ぎました
夢と現実は
常に隣り合わせにいます
ただ純粋に夢を見ていられた子供から
大人に変わる
19歳のナムウォンとジョンブン
ジョンブンが言いました
「不可能なことなんてないわ
あなたがやりたいことをやって」と
何でも出来ると信じていた頃
若く、それだけで美しい時代
そんなふたりにも
それから50年の時が過ぎました
写真映像はお借りしました
ありがとうございます
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