アポロプロジェクト主催のビジャレアルミーティングレポートというイベントに参加。

めちゃ勉強になったし、刺激(キーワードが頭に残る)入りまくったので、忘れんうちにメモッとく。

 

【組織文化】

人はいれかわるが価値観を維持する

初心忘るべからず 立ち返る場所・シンボルを残す

前向きに背中で示す

 

【育成】

優れるな 異なれ

サッカー選手にするのではなく、人としての成長を

丸テーブル 

全てにwhyがある

意図的な環境創出

チームミーティングより1on1

指導者とは、選手の豊かな学習機会を提供するファシリテーターである。

 

【ニューロダイバーシティ】

社会と繋がっているのか?

 

【メセナ】

メセナの日本語訳が見当たらない

一人勝ちは存在しない

豊かさとは???

富の定義 富の循環

 

【その他】

ブランドとは、語れる人がたくさんいること

正論は相手を傷つける

 

⭐︎ ⭐︎ ⭐︎

ビジャレアルは訪問したいと思っていたクラブ。

そこへツアーを組んで学びにいった人たちのレポート勉強会。

そこへ佐伯夕利子さんと中竹竜二さんもゲスト参加。

参加者にも、たくさんの友人、知人がいて、あっという間の時間やった。

Jクラブのアカデミーに限らず、広く人が学びにいく理由がたくさん見つかった。

人を育てる、人が活躍するために働く。共通するものが山ほどある。

競技の指導をする前に、人が成長する環境という大枠をみながら競技指導する方がよっぽど実は早道で最短距離やと思う。俯瞰してから、焦点絞るということやな。

 

学びを継続する人たちが集う、熱く、楽しい会やった。

主催者の皆さん、ありがとうございました。

 

SD/TDとしての役割と振り返り

【SD/TDの役割】

SD/TDの役割は、チームを継続的に成長させること。その仕組み(システム・人・組織文化)をつくること。その上で、チームが結果を残す事。(この優先順序が大切)

 

【クラブが背負う責任】

浦和レッズがクラブとして背負う責任は、浦和を誇りに、常にアジアNo.1 を目指すこと。そして、浦和を背負って常に世界を舞台に戦い続けること。チームとしても、個としても、クラブとしても、あらゆる面でアジアのトップにいること、トップを目指すことが求められる。

 

【個人としての振り返り】

クラブの歴史とエンブレム(伝統)に対して敬意を保ちながら、個人としても、クラブとしても新たなことに挑戦しつづけてきたこと(革新)はポジティブ。

一方で、個人としての力不足をつねに感じ続けてきた。

去年(2023年)のACLファイナル(特にアウェイ)。そして、年末のFIFAクラブワールドカップでのManchester City との対戦。あのような舞台で戦い続けるチーム(クラブ)でありたいと強く思った。同時に、その現状とのギャップの埋め方がイメージ出来なかった。

まだまだ私個人としての実力、視座、Visionが足りないと強く思った。

 

クラブには、課題も多いが、それを克服し、成長していきたいという野心、アジアのリーディングクラブとして業界を引っ張っていかなければならないという責任がある。

一方で、短期的な結果を求められるクラブである以上、その期待にも応えなければならず、何重もの連立方程式を解く難しさに取り組み続けてきているし、それは今後も続く。

 

【今回の決断について】

重職につくことより、離れることのほうが難しい。

SD/TDの場合、役割のところで書いたように、成績がでているから○、成績がでていないから×ということではない。チームが成長しているプロセスのなかで、次への引継ぎができることがベストだと私は考えてきた。

堀之内氏は、次の浦和レッズのSDとしてふさわしい人物。年齢を考えても、就任が遅すぎるくらいかもしれない。私の下で経験を積むこともわるくはないが、トップとナンバー2の経験質量の違いは大きい。堀之内が日本、アジアを代表するSDになるためにも、早く、良い経験を積んでほしいし、試行錯誤もしなければならない。そういう視点でクラブやチームを応援するみんなにも彼をサポートして見守ってもらいたい。

 

これからのSD/TDは、チーム作りだけでなく、クラブ経営とも密に連携、相互理解して業務を進めていく必要がある。そのためには、ピッチ内外で起こっていることを言語化・可視化し、経営と共有し、主観×客観×経営的な視点でチームや人を評価し、意思決定を進めていく事が求められる。加えて、シーズン移行でプロサッカーの人材(選手・監督・チームスタッフ・SD/TD等)市場がグローバル市場に取り込まれることにより、人材獲得の競争が激化する。その波にJリーグとクラブは飛び込んでいかなければならない。いまからどんな準備が出来るのかが5年、10年後のクラブを大きく左右する。

 

クラブの成長、個としての成長、業界の発展を俯瞰したときに、すべての面において、今が最善で最後のタイミングだと考え、クラブとも丁寧に会話し、決断し、行動に移すことにした。

 

自分の今後については、いずれの道に進んでも、いまよりもさらに茨の道であることは理解している。

今後の私のチャレンジが、次世代のSD/TDのキャリアにおける可能性を広げることになること、業界の発展に貢献することを願っている。

 

【最後のチームミーティングで伝えたこと(2024年6月末)】

まずは感謝。退任後、約3ヶ月、契約期間を全うすることを受け入れてもらえたことに心から感謝。濃密な貴重な時間になった。

伝えたいこと。掲げてきたコンセプトやサッカーの方向性、目指すモノは何一つ変わらない。それができる体制を整えてきたし、今シーズンも十分に可能性があると思っている。クラブとして目標に向かってぶれずに継続していくことが大切。必ず実現できる。

一つ、みんな(選手・スタッフ全員)に御願いしたいこと。リーグ優勝するために、チームが成長するために、すこしでも疑問や小さな?(クエスチョン)があれば、それを直接、その当事者と話しをしてほしい。監督にもSDにもチームスタッフ全員にその度量はある。飲み込まず、持ち帰らず、時間をおかずに直接、(ガチ)対話する。解決する、もしくは違いを認める。それが、クラブバリューの一つである【誠意】であり、マティアス監督が何度も繰り返して言うチームに対する【ロイヤルティ(忠誠)】であるとおもう。そうすることで、チームは一つ上のレベルへ到達する。

最後に、自分の今後。年内は世界の選手移籍市場、クラブマネジメント、チームマネジメントに関わって働き、学ぶ。2025年以降については、決まり次第、アナウンスさせてもらえればと思う。

 

英訳 / English translation

 

Task as SD/TD and my reflection

[Task of SD/TD].

The task of SD/TD is to continuously develop the team. To create the mechanisms (systems, people, organisational culture) for this. On top of that, the team must achieve results. (This order of priority is important)

 

[Responsibility borne by the club].

The responsibility that Urawa Reds bears as a club is to be proud of Urawa and always aim to be No.1 in Asia. And to always continue to fight on the world stage with PRIDE OF URAWA. As a team, as individuals and as a club, we must be at the top of Asia in every aspect and always aim to be at the top.

 

[Reflection as an individual].

It is positive that we have continued to try new things as individuals and as a club (innovation) while maintaining respect for the club's history and emblem (tradition).

On the other hand, I have always felt myself inadequate as a director.

Last year's (2023) ACL final, especially away. And the FIFA Club World Cup at the end of the year against Manchester City. I strongly desired to make a team (club) that could continue to fight on that kind of world stage. At the same time, I could not imagine how to fill the gap with the current situation.

I strongly felt that I still lacked some personal competence, perspective and Vision.

 

The club has many challenges, but it has the ambition to overcome them and grow, and the responsibility to lead the industry as a leading club in Asia.

On the other hand, as a club that needs short-term results, we have to meet those expectations, and we have and will continue to tackle the difficulty of solving multiple simultaneous equations.

 

About my decision.

Leaving is more difficult than getting a high position job.

In the case of SD/TDs, as noted in the section on roles, it is not a case of 'good enough' because they have some good results and 'not good enough' because they do not have good results. I have always believed that it is best if the team is in the process of growing and can hand over to the next person.

Mr. Horinouchi is the right person for the next Urawa Reds SD. Considering his age, I can say that it is probably too late for him to take over. It is not a bad idea to gain experience under me, but there is a big difference in the amount of experience between the top and number two positions. I want Mr. Horinouchi to gain good experience quickly so that he can become a representative SD in Japan and Asia, and he must also go through trials and errors. I want everyone who supports the club and the team to support him and watch over him from that perspective.

 

SD/TDs of the future need to work not only with team building, but also in close cooperation and mutual understanding with club management. To do this, they need to verbalise and visualise what is happening on and off the pitch, share it with management, evaluate teams and people from a subjective, objective, managerial perspective, and have better decision-makings. In addition, competition for talent will intensify as the market for professional football human resources (players, coaches, team staff, SD/TDs, etc.) is incorporated into the global market through the seasonal transitions planned in 2026 Summer. The J-League and its clubs will have to jump into this global competition. What preparations can be made now will greatly affect the clubs in five or ten years' time.

 

When I looked over the growth of the club, my growth as individual and the development of the industry, I decided that now is the best and last time to do so in all aspects, and I had a careful conversation with the club, made a decision and decided to act on it.

 

As for my future, I understand that whatever path I take, it will be even thornier than now.

I hope that my future challenges will expand the possibilities in the next generation of SD/TD careers and contribute to the development of the industry.

 

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My speech at the last team meeting (28 June 2024)

First of all, thanks. I am sincerely grateful that they accepted me to fulfil the full term of my contract for about three months after announcement of stepping down from the director. It has been an intense and valuable time.

What I want to say. Nothing has changed in terms of the concept we have set out, the direction of football and the things we are aiming for. We have put in place a structure that allows us to do this and I think still we have plenty of potential and possibility this season. It is important that we continue to work towards our goals as a club without wavering. I am so sure we can still achieve it.

One thing I would like to ask everyone (all players and staff). If you have any doubts or small questions, I would like you to talk directly with the person concerned. The manager, the SD and all the team staff have the capacity to do so. Don't swallow it, don't take it home, don't take time out to have a direct (gut) dialogue. Resolve or acknowledge differences. I think this is one of the club values [sincerity], and loyalty to the team, which Matthias says over and over again. By doing so, the team can reach a higher level.

Finally, my future. In this year I will work and learn about the global player transfer market, club management and team management, and I hope to make an announcement about 2025 and beyond as soon as I have decided.

 

 

一昨日、53歳の誕生日を迎えました。

FB・LINE等でたくさんのメッセージをもらっています。ここでお礼申し上げます。

メッセージありがとうございます。

 

今何を見て、何を考えているのかを残しておこうと思います。

 

  • 最近読み終えた本「学習する組織」ピーター・センゲ著
    • 組織が成長するためには、ダイアローグ(対話)なんだなあって
  • 最近やった性格診断 16Personalities
    • 運動家(ENFPーA) おもろすぎるくらいめちゃ当たってる
    • 娘と息子に勧められてやってみた
  • 最近観た映画 「君たちはどう生きるか」
    • コクーンでレイトショーで見たけど、貸切状態で、快適に観れた
  • ハマっている(毎日続けている)勉強 Duolingoでスペイン語
    • リカルドと会話したくて始めて、彼おらんようなったけど、続けてる。でもまだまだ喋れない。ジョアンといつも覚えた単語を話すようにしてる。
  • 最近始めたこと ヨガ 低酸素ルームでの運動(ただの歩行)
    • 自分の心、身体との対話やなあって。
    • 低酸素ルームでの運動をするからってマネジャーにナイキのランニングシューズ用意してもらって、ちょっとごきげん
  • 今年始めたこと 朝8時から9時の時間を使った1on1
    • やってみたら、色々と見えてきて楽しいし、有意義。なんで今までやらんかったんやろうって
  • 相変わらず継続してること
    • 朝型生活と朝風呂と一日2食生活
      • 去年の海外遠征たくさんと今年の沖縄キャンプで、ご飯美味しすぎて、3食食べてもうて体重増がまだ戻らん
    • ビール・ビール・ビール
  • 最近変えたこと
    • 仕事場のデスクの場所
      • スタッフ部屋の近くから窓の近くへ(わずか2メートルの移動)
  • 最近の 悲しいこと
    • “やさしさ““一生懸命“にコーティングされたエゴと保身を垣間見る時
  • 最近ほんとに疲れたこと
    • グランドの雪かき
  • 最近嬉しかったこと
    • 娘の大学進学と息子たちと酒飲めること
そんな感じかなあ。
今仕事が楽しいし、そんな中で知り合う人たちと仕事したり、飲んで話したりも楽しくて充実しているから1日1日があっという間に終わるという焦りと危機感は毎日ある。だからあまりたくさん睡眠取りたくない。
5年1サイクルだとすれば、あと2回りか多くて3回りかな。
5年後、10年後に自分は何を見て何をしてるんやろか。
まあ、でも、行き当たりばっちりは継続できてればいいなあ。

 

2023年最初のブログを読み返して、「愛と勇気とガチ対話」をテーマにしていたことを振り返る。

 

果たして、みずからそれができてたんか?

 

組織に風穴を開けることは、少しずつだが出来ているとおもう。

一方で、自分の(心の)中の風通しはめちゃくちゃ悪くなっている。

”求められる役割と責任” VS ”自分らしさ”

正直、分が悪い。(世の中、そんなの当たり前だという見方もあるとは思う。)

 

自分らしさというと、なにかわがままな意味合いもあるかもしれんけど、自分らしさもわがままも、組織のためになったり、人のためになれば、”個性”として認められ、受け入れられる。

 

組織の個個のメンバーが、”自分らしさ”を存分に発揮し、”個性”の塊になって、組織としてパフォーマンスする姿を理想として、その先陣をきることが2024の目標。

 

2024年は、

自分らしく生き

直感に従う

 

一つの結果がでた。

サポーターのみなさま、おめでとうございます。

2021年シーズン(天皇杯)から始まったこの大会と最終的な結果は、2021年から関わったすべての選手、スタッフ、関係者、の総力が積み重なってのもの。また、Jリーグの協力も常に肌で感じさせてもらったし、国内のライバルクラブからのサポートもあった。

まずは、こうした全ての皆様に感謝したい。ありがとうございました。(たくさんメッセージもらっていて、ほんとは個別にメッセージすべきだけど、怠け者ですんません)

そして、みんなで勝ち取った結果という意味で、皆様に言いたい。おめでとうございます。

 

でも、結果はすでに過去。

まだまだ夢の途中。

 

得意澹然

 

One great result for the team.

Congratulation for Urawa Reds Supporters and fans.

This journey began in 2021 Emperor Cup (FA Cup ) and we could win this title with the hard work and support of players, team staffs and people around the club from that season. We could also feel the support from J League and other J League clubs.

I want to say " thank you very much for all of you" and "Congratulation". 

 

But we keep moving forward to our dream.

 

 

 

本日、52回目の誕生日を迎えた。

すっかり不定期の更新になってしまっているこのブログだが、年一の誕生日についてはここ数年継続できているので、今日も少しだけ記しておきたいと思う。

いつものように他愛のないつぶやき、独り言として読んでもらえると助かる。

 

いま、頭にあるワードは、「照らす」「先をみる」「つながる」ということ。

 

「照らす」のは、まず、自分が関わる人たち、周囲にいる人たちが輝けるように、活躍できるように自分に何が出来るかを考えたいと思ってきたし、ますます最近思う。少し前までは、強い推進力を自分にも求めていたが、力尽くで前へ進める推進力ではなく、自発的にメンバーが前へ進む力を発揮出来るようにする推進力もあり、結果的にはそっちの方が大きな力とうねりがでると今は考えてる。そのためには、自分が前にでるよりも、結果的に周りの人々が輝くことで組織が前へ大きく進んでいくことができる。そんなイメージをいまは持っている。

 

「先をみる」

今はとにかく、勝敗に一喜一憂しない。

大切なことはクラブが発展し、チームが成長することであり、同時に個個が学び続けて成長していくこと。

そのために何ができるのか?やらなければならないことは山盛りある。

人生に残された時間がどんどんと減っていくなか、取捨選択も必要だし、優先順位付けも重要。

3歩先をみて、2歩先を照らす!

 

「つながる」ということ。

いまは、これがもっとも大事。

ビジョン、イメージ、おなじものをみれているか?そして、結果、感情においてもつながれているか?

みんながつながったときに組織は絶大なるパワーを発揮する。

その「つながる」ことが大切であるとともに、むずかしい。ほんとに難しい。

同じ仕事をしている仲間と、本当に「つながって」いるか?

監督と選手は「つながる」ことができているか?

選手同士は「つながって」いるか?

クラブは、街は、ファン・サポーターは、「つながる」ことできてるのか?

このクラブは、ポテンシャルにあふれているが、それを顕在化するために大切なことは、「つながる」ことだと思う。

「つながる」ためには、一人一人の意識と行動が必要。

そのためには、丁寧な【対話(ダイアローグ)】も必要。

 

・・・・・・

本当に様々な経験をつうじて成長させてもらっている。大変ではあるが、仕事が楽しくてしょうがない。来年の誕生日までに、どれだけ成長できるのか。どれだけ周りの人を成長させ、組織を発展させられるのか?

 

あかん。

もっと書きたいことたくさんあったけど、わすれてもた。

またかくとしよ。

 

たくさんのおめでとうメッセージありがとうございます。

(個別の返答しておらずすみません。)

 

 

 

 

 

今年のテーマ

 

まず前提として個としても組織としても成長しつづけることが大事。

個も組織も成長するためには、やはり成功よりも失敗から学ばないといけないし、実際、失敗から学ぶ事のほうが山ほどある。

 

失敗から学ぶ方法はたくさんあるとおもうけど、自分自身で振り返ることや、他人の振り返りをもらうことも貴重な成長の源泉。

 

組織として、個の成長を促しながら組織も成長していくためには、メンバー同士の対話が大切だと思う。

組織が成功し、成長していくために、個個のアクションやパフォーマンスがどうだったのかを率直に顔を合わせて話し合う。日々の小さな失敗についても、丁寧に日常的に対話しあう。

簡単なようで、実は難しい。日本人にはとくに。

時には聞き耳の痛いことを言い合わないといけない。(できれば避けたい)

 

言う側は、ただの批難批判で終わらないようにするためには、言い方や言うシチュエーションや、タイミングも考えたほうがいいかもしれない。相手の成長を信じることも必要。そして、もしかしたら、気分を害するかもしれないし、嫌われるかもしれないけど、言ってあげることが必ずその人のためになるという信念も大事。

要するに、相手に対する愛情と、嫌われるかもしれないけど、今言った方がいいから伝えようという勇気が必要。

そして、その二つがめちゃくちゃ重要。

ただの”だめだし”と、”効果的なフィードバック”の違いはそこにあると思う。

 

でも、聞き耳が痛いということは、図星であるからこそ痛く感じる。それをしっかりと自分の真正面(肚)で受け止めることができるかどうか?という受け手側の成熟度も問われる。

 

表面をリスペクトという砂糖でコーティングをされた甘言という無関心ではなく。

愛と勇気を核に燃やし続ける、一見痛くて厳しい(本当は暖かくて長続きする)フィードバック。

それを双方向で実施できれば、それがガチ対話となる。

 

自分の半径5メートル以内にいる人にだけでもそういう関係性を築ければ、楽になるし、組織としても成長できる。

でも、実はそれがめちゃくちゃ難しい。

 

少しずつでよいから増やしていきたい。

愛と勇気とガチ対話!!!

 

追伸

参考までに。

表面的に仲の良いだけの関係性ではなく、愛と勇気とガチ対話ができる組織や関係性になれば、自然と、日常的な思考や行動が変わってくるというセオリー(成功循環モデル)。

(SHC2021講義資料より抜粋)

 

コンセプトって、かなり幅広く理解解釈されるようになっている。

そりゃそうだ、コンセプトが具体的だと、すでにコンセプトではなくなっている。

 

なので、いろいろな解釈、いろいろな理解がされて良いもので。

それぞれが、それぞれの肚落ちをさせて、行動につなげたり、仕事や人生に活かせればよい。

一方で、組織としては、ある程度の幅はあってよいが、同じ方向を向いていた方がよいことは間違いない。

宗教と宗派みたいなものかなと思う。

 

「浦和を背負う責任」というコンセプトが、ネガティブに受け取られることが多々ある。

時間軸の理解が違うからかと勝手に推測している。

浦和がすでに、偉大なクラブでこれからはなんとか維持していけばよいのであれば、今までの歴史や実績(過去)を背負うという意味で良いのかもしれない。

でも、これだけ環境が激変するなかで、新たな形やあり方を探り、チャレンジしていかないと、現状維持すらままならなくなる可能性があるとすれば、これから(将来)の浦和に対しての責任というとらえ方ができる。

失敗することも、責任の範疇だと言ってもよい。チャレンジしないよりはね。

 

過去や歴史、現状に対する敬意を土台に。

新しい(将来の)浦和を、喜々としてチャレンジをいとわずに背負っていく姿勢がより重要だと思うし、その責任をよろこんで負うひとであふれてほしい。

 

これが、私の、今の解釈。

(明け方の独り言)

日本代表選手のインタビューを聞いていて思う。

しっかりとした自己表現が出来てる。自分を開示し、表現できる。

もちろん、その先には賛同の声や、その反対もありえるが、しっかりと自分というものを伝えている。

 

20年前にイギリス留学したときのことを思い出す。

しばらく、仲間にはなかなかいれてもらえなかったが、英語力がついて、自分の意見をいうことができるようになってはじめて、学生たちの会話に入ることができ、理解し合うことができ、友達になれた。

自分の考えや意見が正しい正しくないではなく、考えや意見をもち、それを表現してつたえることができるか?が大事だし、問われる。

 

今回、ベルギーへ選手を派遣して、トレーニング参加させてもらったが、先方のSDに選手の評価をしてもらうときに、Adaptationという言葉が出てきた。要するに、「適応」ということ。僕の勝手な解釈は、自己開示することにより相手を受け入れる姿勢を持つこと。要するに、技術やフィジカルももちろん大事だが、チームスポーツであるサッカーにおいて、チームにはいれるかどうか?受け入れられるかどうか?を評価されていると言うこと。

 

強い個があり、その表現があり、はじめて、チームとしてのまとまりが問われる。

高いレベルでの一体感。それが真のプロフェッショナルだと仮説をおく。

強い個と個が衝突しながら、相互理解をふかめて、チームとして機能させていく。

日本代表の選手達は、ヨーロッパのトップレベルの”真のプロフェッショナル”環境で、日々、トレーニングにおいても、生活においても自分を表現することを求められ、その習慣が彼らを鍛えているのだろうと推測する。

 

Top of Topを目指すチームとして。

真のプロフェッショナルとして、強い個であるか?

組織として必要な衝突(Conflict)を避けていないか?

一体感を表面的な「仲良し」と勘違いしていないか?

 

監督が替わっても、選手が入れ替わっても、そこが変わらなければTop of Top にはなれない。

 

強い個 を求む。

強い個 になることを求む。

 

自分にもね!

 

 

組織として、個として、物事を決断するときに、このフレーズが頭に浮かぶ。

 

組織が戦略に従うのか?

戦略が組織に従うのか?

 

もちろん、二元論ではない。

組織の経営は、膨大な数の連立方程式だ。

 

組織のあり方も関係してくる。

自分が100%所有のオーナーであれば、「戦略が組織に従う」でいい。要するに、やりたいようにやれば良いと思う。

公的な組織であれば、逆に、目標設定と戦略の策定が難しくなるが、本来は、「組織が戦略に従う」べき。

 

半公半民的な組織であれば、これがまたさらにややこしい。

オーナーシップの意向も重要だが、多くのステークホルダーの意向もさまざま。

もしかしたら、目標すらもまちまちかもしれない。

 

今目の前にある組織と環境に忠実であること

将来の組織の目標にむけて忠実であること

 

両方大事やけど、両立は難しい。

どっちが大事か?ときかれたら、間違いなく、将来の組織の目標に忠実であることやと思ってる。

けど、両方だいじやねんで。