この記事は2664文字です。(読破予想時間:約6分20秒)
■はじめに
筒美京平先生がお亡くなりになられて約1ヶ月になろうとしていますが、今更ながら、追悼記事を書きたいと思います。
■筒美京平作品を認識した頃
筒美京平さんのお名前とその凄さを認識したのは、おそらく僕が高校生の頃だったと思います。
もしかしたら中学生くらいだったかもしれませんが。
何かしら音楽を聴いたり、テレビで音楽番組を観たり音楽雑誌を見たりしていると色々なヒット曲の作曲家名が自然と目に入ってくるものです。
そういった事を繰り返す内、筒美京平と言う名前がやたらあちこちに登場する事に気付いたのです。
それも、年代は長きに渡っているし、曲のタイプやジャンルも多岐に渡っていて、アイドルからムード歌謡まで幅広くカバーしていて、知れば知るほど当時の僕は、「何だ!?この人は!!」と言う驚きにどんどん包まれていったのを覚えています。
■好きな曲も多かった
筒美京平先生のお書きになった曲は、好きな曲がけっこう多く、誰に教わる訳でもなく自然とこの大作曲家を知るに至ったのは、そのせいもあったのでしょう。
太田裕美さんの『木綿のハンカチーフ』、野口五郎さんの『針葉樹』、桜田淳子さんの『リップスティック』、いしだあゆみさんの『ブルー・ライト・ヨコハマ』など、好きな曲を数えるとキリがありません。
更には『サザエさん』まで作っておられた事を知った時には本当に驚きました。
■自分自身の作品にもその影響が反映されていて欲しいと願う気持ち
今でも僕は昭和歌謡が大好きで、自分の作品も歌謡曲の枠を意識して作っている曲が少なくありません。
何度もこのブログでも書いていますが、僕は、曲を作る時に他の誰かの作品を意識して作る事はありません。
それは、筒美京平先生であっても例外ではなく、特に意識はしていないのですが、きっと、筒美京平作品の影響はどこかに出ているのだろうと思います。
影響が出ているイコール似ているではないと思うので、似ているフレーズの有る無しで語って欲しくはないのですが、影響が出ていると自分では信じたいですね。
そこは自分自身では分からない部分ではありますが、あれだけ筒美京平作品を聴いてきて、全く、影響を受けてませんでしたと言う結末では、あの感動と曲を聴いてきた膨大な時間は何だったんだと思わざるを得ません。
そして、感受性の弱い人間なのかと、自分の才能の部分にも疑問を持たざるを得ません。
故に、自分の中で消化された筒美京平作品が、己の地肉となり、自分自身の作品の中に染み出していて欲しいと思うのです。
■筒美京平作品の歌詞を書いた作詞家
筒美さんの曲は、曲だけではなく歌詞も好きな作品がとてもたくさんあります。
筒美さんの曲にたくさん歌詞を提供してきた松本隆さんも好きな作詞家ですし、岩崎宏美さんの『シンデレラハネムーン』で歌詞を書いた阿久悠さんも凄く好きな作詞家です。
好きな作詞家の名前をあげると止めどなく出てきそうなのですが、筒美京平さんの話ですので、作詞家の話に関してはこれくらいにしておきたいと思います。
■自分とのスタンスは真逆
筒美京平さんは、「自分が好きなもを作るんじゃない」「売れるものを作らなくちゃいけない」とおっしゃっておられたそうです。
僕は、今までずっと、「売れるのは結果であって、自分が納得する作品を作らなくては意味がない」と言うポリシーを持って、音楽アーティストとして生きてきました。
これは正直真逆と言ってもいいくらい、方向性の違う考え方です。
でも、筒美さんのこの考え方を聞いて、自分にもそれくらいの考え方があっても良かったのかもしれないなと思うようになりました。
自分自身が売れ線にいく事をとにかく避けまくってた時期もありましたが、今は、もっと柔軟で曲調が売れ線である事もマニアックである事もどちらも受け入れていて、自分の作品をどちらかに常に落とし込もうとはしていません。
かと言って、この話を聞いたからといきなり「にわか」で、売れ線作家を目指そうとも思いませんが。
人は色々な影響を受けながら考え方や人格を形成していくものですし、いつか、それなりの形でこう言った意見も、自分の知らない間に自分の中に溶け込んでいればいいなと思っています。
■最後に
拙い記事ではありませうが、こんな僕の想いを綴ったこのブログ記事を追悼に変えさせて頂きたいと思います。
筒美京平先生のご冥福をお祈り致します。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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