売れ線を忌み嫌ってた頃 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は3235文字です。(読破予想時間:約7分42秒)

 

長い事音楽やってると、曲を聴いてその曲が売れ線かどうかは誰でも分かる様になる。

と言うより、音楽をやってるとなんて大袈裟な話でもなく、音楽好きならそれは大抵の人に分かるくらいの話ではないだろうか。

その曲が売れ線かどうかと言う事と、売れるかどうかと言う話はまた別の話で、それと同時に、その曲が売れ線かどうか分かる事と、売れるかどうか判断出来る事とはまた違う

自分で作ってて、売れ線ではないと分かってても我が道を行こうとする、そんなアーティストも多い事だろう。

作りかけの曲が売れ線でなくても、仕上げたいと思えばこだわり続けてなんとか仕上げたいと思うし、売れ線と分かってても、納得がいかなきゃボツにしてしまう。

そういうアーティストの性が、生きてく為の邪魔をするなんて、珍しくも何ともない話だ。


昔、特にバンドを始めてまだ数年しか経ってない頃で、少しばかり自信がついてきた頃の僕と言えば、そう言う売れ線のバンドやメジャーな日本のバンドの大半をバカにする様な気持ちが徐々に芽生えて来た頃だった。

売れてるバンドや売れ線バンドを見て、「こうはなりたくない」だとか「こんなものに興味はない」「こんな事は自分のやりたい事ではない」と、大した実績もなく、メジャーなアーティスト達に相手にもされない存在の癖に、上から見下すかの様な立ち位置で物を考え、粋がり、格好をつけていた。

アマチュアバンドで腕に自信のあるバンドマン達は、実は、この手のタイプが多い。

「自分達は特別だ」「他の奴らとは違う」などと言う立ち位置で、他と一線を引いて一緒くたにされる事を嫌う

僕も、しばらくそう言う位置で、例に漏れず同じ思考・同じ立ち位置で売れないままバンド活動を続けていたのだが、やはり、曲を作ったりライブをこなしたりと経験を積んでいくうちに、気付き始めたのだ。

自分の考え方が間違っている事に。

はっきりと覚えていないが、年齢的には20代後半に入ってからだった様に思う。

その頃、男4人組のバンドで活動していたのだが、僕ともう一人は、個別に、似た様な時期に似た様な結論に至った。

しかし、あとの二人は、相変わらずで、その後も、僕の知る限りではこれといって変化はなかった様だ。

どうやら、その考え方を間違っていたと感じて考え方を変える者と、そのまま、売れ線をバカにし続ける人間は半々くらいに分かれるのではないかと思う。

昨日、僕達は、「成功駅行き」の最終列車に乗り遅れた人間だと言う記事を書いたが、その終電に乗れるかどうかも、これに気付く時期が早いか遅いかが大きく影響している様に感じる。

 

◇投資しやがれ!


まぁ、今更だが。


まず、英語の曲を日本語でカバーしても、日本語は有声音のみで構成されてるだとか、いろいろ英語と違う言語の特徴があるせいもあり、英語の曲とは全然違う雰囲気に仕上がる。

特に、元曲をリスペクトしていたり、気に入ってたりする場合は、日本語のカバーを聴かされたその瞬間に、その期待を大きく裏切られた気がして、半端ないがっかり感に襲われる。

しかし、聴き方を変えれば、日本語カバーもそれなりに味はあるのだ。

それは、あたかも、カレーだと思ってシチューを食べた時のがっかり感の様なものだ。

シチューは美味しく調理されてるのに、カレーのあの独特の風味がないと言うがっかり感が勝ってしまって、シチューの味を冷静且つ正確に判定出来なくなってしまう様な感覚だ。

それでも、尚且つカレーの方が好きだと言う感覚はどうしようもないが、カレーの方が好きだからシチューは嫌いと言う理屈にはならない。

特にシチューが嫌いな人でなければ、冷静な時ならば、カレーの方が好きだが、このシチューも悪くないと言うくらいの判断は出来る筈。

僕は、自分でアーティストだと名乗りながらも、その冷静な判断を欠いていた時期が長過ぎたのだ。

未だに無名でいる原因とは言わないが、勿体ない時間を過ごしたとは思う。

そのおかげで、いろいろ気付く事が出来たと言う見方をすれば、無駄ではないとも言えるが、今は、そんな自己慰めの様な理屈を振りかざす気はない。


さっき話した売れ線のバンドやメジャーなアーティストに対して見下す様な心理は、全てではないが、日本語で歌う日本人バンドを毛嫌いする傾向も生み、白人・黒人が歌い、演奏する本場の英語のバンドへの信奉を強くする傾向も生む

そう言う状態の中、自分は、日本語で曲を作り歌い続けていると言う、何とも矛盾した馬鹿らしい状況を生んでいる事にも、どこか気付いていながら。

そして、自分ならば、それを打破出来る詞と曲を生み出せるなどと、勘違いしてしまっているのだ。

しかし、研究と工夫を重ねて作れば作る程、自分の辿る道は、過去のメジャーなアーティスト達が既に通ってきた道なのだと気付かされるだけの道なのだ。

そういう結論は、プライドが傷付く感覚や悔しさもあり、今までの時間を無駄にしたくないと言う気持ちもあり、先延ばしにしようと頑張ってしまいがちだが、結局、認めるしかない所まで追いつめられる。

僕も、最終的には認めざるを得なくなった訳で、その当初は敗北感の様な物に支配もされたが、その後は、すっきり霧が晴れて世界観がガラリと変わった

結局、僕らは日本人であり、母国語が日本語で、ネイティブで話せる唯一の言語が母国語である日本語なのだ。

その上で、洋楽を作って演奏して歌おうと言うんだから、どんな風に曲作りをしようと、日本語で歌っている限り、日本語のロック・日本語のポップスと言う枠からは、はみ出し様がない

本場USロックの様な表現をしたければ、英語で彼らと同じ様にUSロックを作るしかない。

ただそれだけの簡単な話だ。

しかし今は、ネイティブでもない英語で、彼らと勝負しようなどとは思っていないし、英語詞に手をつける気もなく、本場のUSミュージックを作ってやろうなどとは思っていない。

元来、子供の頃から日本語の曲に親しんできた訳で、ちょっと、訳の分からない思想に取り付かれた時期があっただけで、今は、本来の楽しみ方に戻って来れたんだなと言う感覚さえある。

今は、日本語の奥深さと味わい深さを堪能しつつ、また、苦戦させられている、そんな感じだ。


僕は輪廻転生と言うものを信じている

 

◇輪廻と神と僕の来世と


そう言う観点から考えても、せっかく日本と言う国に生まれたのだから、この国の人間としてしかやれない事をするのが正しい事なのではないかと思えるのだ。

今、必死で、自国の音楽を否定して、来世、アメリカで生まれたりした時に、日本の文化を恋しがる。

こんな無駄で効率の悪い人生は嫌だ。

ならば、今、精一杯日本人として生きて、来世は来世でその環境で精一杯生きる方が、毎回、人生をしっかり堪能出来るんじゃないだろうか?

そんな気がしている。

勿論、外から日本を眺めるだとか言う意味や、外国人とのコミュニケーションの意味で外国語を習うのは素晴らしい事で、そういう事を否定している訳ではない。

日本人の立ち位置で外国を見て来たり、異文化交流する事は、日本人だからこそ出来る事なので、その考え方のどれをとるのかは、人それぞれだし、どれもアリだ。

そして、正解は一つではない


音楽は本当に奥深いと感じる。

音楽に限らず何でもそうだと思うが、本当にやればやるほど、底の深さに畏れを抱く様になる。

結局は、他を否定してたあの頃の自分は何も分かってない、底の浅い駆け出しだったと言う事なのだろう。

と言っても、今もまだまだ、底の浅い存在ではあるけど。┐( ̄ヘ ̄)┌
 

 

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