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「交通事故 逃げた瞬間 刑事事件」
とまあ、いきなり交通標語の様な文面から始まりましたが、今回は自動車やオートバイによるひき逃げについてです。
僕の体験も交えながら、事故を起こしてしまった時、絶対に逃げてはいけない訳などに迫りたいと思っています。
答えの大半は既に、冒頭の標語で表現されてしまってる様な気がしないでもないですが。。゚(゚^∀^゚)゚。 アヒャヒャヒャ
取り敢えず、これからもっと詳しく話していきますのでよろしくお願いします。
あ、ちなみに一番冒頭に貼られたアイキャッチ画像のモデルは僕自身で、ひき逃げ犯ではありません。(^o^;)
目線を隠してるのも、単なるイメージです。f^_^;
目線のない元画像は、僕のファーストアルバム『解放』のCDに付属しているブックレットに掲載されていますので、ご覧になりたい方は是非、お買い求めを!( ´艸`)ムフッ
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それでは改めまして始めたいと思います。
最近、有名芸能人のひき逃げ事件が世間を騒がせている。
その事件の責任を取る形で、その人は芸能界を引退されたので、正確には元有名芸能人と言う事になる。
冒頭の交通標語の様な文面で、答えの大半を証してしまったので長々と引っ張らず、結論から話を展開していこうと思う。
まず、交通事故を起こして逃げた瞬間それは、事故ではなく事件に変わる。
これは冒頭の自作交通標語に書かれてある通りだ。
しかも事件は事件でもれっきとした刑事事件であり、犯罪になるのである。
通常、交通事故を起こしたからといって前科が付いたりはしない。
しかし、一瞬の迷いであれ何であれ、その場から逃げた瞬間、後から後悔して現場に戻ろうと、警察に出頭しようと、少しでも逃げたと言う事実は消えない。
つまり、現場に引き返したからと言って、刑事事件からまたただの交通事故に戻る事はないのである。
そう言う意味一つとっても、絶対に逃げるべきではないのだ。
勿論、何より最優先させる事は、自分の事より、人命救助が最優先である事は言うまでもない。
しかし、逃げると言う行為は、相手が深刻な事態に陥る可能性と、自分を最悪の局面に追い込む行為であると言う事を普段からしっかりと肝に銘じて運転を行っていれば、最悪の事態は避ける事が出来る可能性が高まるのではないかと言う話だ。
有名人が事故を起こして逃げたと言う話は、たまにある事だが、その有名人に子供がいた場合など、その子供が苛められはしないかと言う事も僕はいつも心配になる。
確かにひき逃げ犯である以上、本人は加害者であるのだが、加害者の家族にもその被害が及ぶ事はやはり理不尽な事であり、あってはならない事の筈なのだが、現実は、そう理想通りにいくものではない。
◇犯罪加害者家族とその責任の範囲
小学生くらいの子供は、親がひき逃げしてテレビや週刊誌やネットなどで騒がれているとすぐにあだ名を付けたりするものだ。
例えば、親の不始末であだ名が「ひき逃げ」などと一度つけられてしまうと、最低でも公立の小中学校へ通う以上、その間は、毎日の様に「ひき逃げ」とそのあだ名で呼ばれる様になる。
◇イジメ対策で小学校であだ名禁止令が広がってるらしい
そして大人になっても会う度に、そのあだ名で呼ばれ続けるのだ。
僕の場合は、親絡みでつけられたあだ名ではなかったが、一度つけられたあだ名が一生ついて回るのは、自分の実体験からも分かる事なのだ。
あだ名だけで済めばまだいいが、場合によってはもっと陰湿なイジメにあう事だってあるだろう。
有名人は特にそうなのだが、これは有名人に限った事ではなく、一般人であっても、どこからともなく親の行為がバレて、子供がイジメの被害にあうと言う事は、珍しくはない事だろう。
◇一般人てどういう意味?ってそりゃあーた
そう言う観点からも、事故を起こしたらまず相手の安否の確認。
これを忘れなければ、言い方は変だが、逃げるタイミングは失われてしまう事がほとんどだろう。
状況確認をしてから、「今なら誰も見ていない、よし、逃げよう!」などと、冷静に逃げると言う判断をする様な、更に悪質な場合には、これには該当しないが、少なくとも、気が動転してとっさに逃げてしまうと言う事は避けられる可能性は高いのではないだろうか。
実は、僕自身もひき逃げをされた事がある。
今度は、ひき逃げをされた側の被害や心境について話そうと思う。
僕がひき逃げをされたのはもう随分前の話で、確か24才のもう少しで春が来ようかと言う、まだまだ、コートが必要な時期だったと記憶している。
車にひかれた直後、意識がぼんやりした状態で周囲の人達の「逃げよった!逃げよった!」と言う言葉が聞こえたのを覚えている。
その時僕は、薄らした意識の中で、「ああ、ひき逃げされたのか」と思いながら、いろんな不安やこれからの事で頭の中が混沌としていた。
そのまま救急車で搬送されて、病院での診察結果は左鎖骨骨折だったのだが、後に、それだけではなかった事が分かる。
取り敢えず、一人ではベッドから起き上がる事も出来ず、トイレは尿道に管を通されて袋の中へ自然排尿すると言う状態だ。
鎖骨の骨折については、ベルトで固定して自然に骨が繋がるのを待つ方向で、しばらく様子を見ると言う判断だったのだが、一週間程経過した時に、主治医の判断は急に変わる事になる。
何故なのか詳しい事は分からないが、急遽、「やはり、手術をして金属で折れた骨を固定しましょう」と言う事になったのだ。
そして、手術が終わった後、主治医の先生に聞かされたのだが、骨折以外に、脱臼と、肩の筋を切っていたらしい。
その時、「相当痛かっただろう、よく長期間我慢したな」と先生に言われた事を覚えている。
そして、「手術して良かったよ、あのままだったら、肩は動かないままだった」とも言っていた。
結局、入院6ヶ月と退院後にリハビリに通う事6ヶ月と、完治するまでに丁度1年を要した事になる。
この一年が僕にとっては本当に痛い1年で、それを愚痴るつもりも恨み言を言うつもりも全くないが、この失われた1年で僕の人生は大きく狂った事は間違いのない事実だ。
ひき逃げされたのは、僕がPA屋(音響屋)で働いていた頃だ。
そのひき逃げ事件より数ヶ月遡った頃、たまたま僕の演奏を聴いた音楽業界人に気に入られると言う、僕にとってこれまでの人生の中で最大級と言える程の大きな出来事があった。
その音楽業界人とは、音楽レーベルだかプロダクションだか、区別はついていなかったのだが、とにかく大手の会社の人間でありいわゆるスカウトマンだ。
その人に、僕のライブでの歌と演奏を見せて欲しいと言われたのだ。
つまりは、スカウトするかどうかの最終判断がライブ次第と言う話だ。
その時僕は、自分のバンドを解散してしまっていた時期だったので、急造でセッションバンドを組んでライブのブッキングまで急ピッチで漕ぎ着けたのだ。
◇電撃憂歌作戦
曲に関しては、今まで、僕が作って色々なバンドで演奏してきた曲ばかりなので、僕にとっては、特に問題はなく、あとのメンバーにとっても、過去のバンドのライブ録音を聴いてコピーするだけなので、そんなに難しい話ではない。
その急造バンドでリハーサルを重ねて、ライブ当日が近付いたある日、あのひき逃げ事件は起こった。
ライブを観に来る約束をしていたスカウトマンには、メンバーが連絡をとって事情を話してくれたのだが、簡単に言うと「非常に残念だ、また機会があれば」と言う事だったらしいのだが、次回の話をメンバーが振ると、「また機会があれば」と言うのはどうやら社交辞令的なもので、「チャンスは二度はない」と言う事だった様だ。
つまり、この事故で大きなチャンスを掴み損なったと言う訳だ。
実際にライブを観て気に入って貰えたかどうかは分からないが、その機会すら逃したのは事実なのだ。
当日、せっかくブッキングもしたのだからと言う事で残ったメンバーでライブは出たそうだが、スカウトマンはやはり観に来てなかったそうだ。
目的を失った、その急造セッションバンドはそのライブで解散した事は言うまでもない。
その事故をキリにPA屋も辞めて、そこから僕の迷走人生が始まり、いろいろな紆余曲折や苦難があり、今に至っているのだが、その流れにあの事故が与えた影響はやはり計り知れないと感じている。
◇見た目は大事
その後、二度程、関西の小さなプロダクションにスカウトされて所属する事になったりしたのだが、鳴かず飛ばずで、所属しているメリットを全く感じず、寧ろ、色々な縛りが窮屈なだけで、結局その二社共に自分から辞めている。
その2社は、ほんの数年前に潰れたと聞いた。
あのひき逃げ事件の時、通常の制服の巡査さんにも、色々事情聴取はされたが、それとは別に何故だか、私服刑事も病院まで足を運んで来たのだが、今から思えば、僕をひいた奴が逃げた瞬間、只の交通事故から刑事事件に切り替わったからなのだ。
退院後、僕は検事さんに事故の様子を説明する為に呼び出されわざわざ足を運んでいる。
検事さんの事情聴取は非常に細かくて、全て文章に起こされ、その文章で間違いがないかどうかを確認して欲しいと、目の前で読み上げ、それを聞かされて確認を取られると言う事までやらされた。
おそらく、これも起訴するのに必要な事なのだろうくらいにぼんやりと考えていたが、これも、通常の交通事故ならばない事で、やはり刑事事件であるが故の出来事なのだ。
ちなみに、僕を車でひいて逃げた犯人は大阪では知らない人間がいないと言うくらい有名な難波の某老舗キャバレーの経営者の息子で、覚醒剤の運び屋としての前科もあり、本人もシャブ中である。
更に言えば、見舞金も貰ってない上に、いつまでもこちらが許す気がないと分かると、暴力団との繋がりや少年院に入っていた事がある事などを自慢気に話して、脅迫までしてきたクズ中のクズである。
その件は、普通に担当の刑事さんにそのまま伝えたら、刑事さんから後日病院に電話があり、「相当絞っておいたから、二度とこんな事はさせない」と力強い言葉を頂いたと言う経験もある。
でも一応、情けで親の経営する老舗有名キャバレーの店名は伏せておいてやる事にする。
それと、そのキャバレーの経営者の本妻さんの名誉の為に一応言っておくが、奴は本妻さんの子ではない。
いまだに、その店の前を通る時やその店のテレビCMを観た時は、胸くその悪い思いがする。
それは、怪我をさせられたからと言うよりは、人生を狂わされたからに他ならないが、未だに恨んでいると言う意味ではない。
そんなクズに燃やすエネルギーが勿体ないので、基本的には前を向いて生きているのだが、やはり、何かのきっかけで思い出すと嫌な気分が蘇るのだ。( ・᷄ὢ・᷅ )
ついでに言っておくと、当時、正社員ではなくバイトだった僕の場合、今と違って、自動車保険から降りるお金も随分少なく、本当に完全な赤字であり、金銭的にも大損をさせられている。
それも今更なので、それを返して欲しいとも思っていないし、これに関しては、思い出した所で別に腹も立たない。
とまあ、いろいろ書きましたが、とにかく、車やバイクに乗る人は、事故を起こしたら絶対に逃げてはいけないと肝に銘じておく事は、必須だと思います。
あ、自転車も同じ事が言えますね。
僕は特に恨みはしてませんが、場合によっては一生恨まれる事もあると思います。
自損事故を起こした場合、誠心誠意相手に謝罪する事で、やはり相手の気持ちにも変化が起こります。
そして、自分の子供や身内に肩身の狭い思いをさせない為にも。
ちなみに、この数年後にまた信号無視の車に突っ込まれて、また、長期入院する事になるのですが、それはまた別の機会に。
後、怪我のその後ですが、その二つの事故について、どちらも未だに後遺症は残ってます。
一生、付き合っていく痛みとして、もう覚悟を決めて付き合ってますけど。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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