古くなったアコギの弦を茹でると復活するのか試してみた | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は2983文字です。(読破予想時間:約7分6秒)

 

以前、古くなったベース弦の響きを復活させる方法をこのブログで紹介させて頂きましたが、今回は、同じ方法でアコースティックギターの弦は復活するのかどうかを試してみたと言う記事です。

 

◇古くなったベース弦の響きを、復活させる方法

 

ベース弦の場合、その復活方法と言うのは、古いベース弦を鍋に入れてお湯でぐつぐつと五分くらい煮るだけなのですが、その方法は僕自身が何度も使っている方法なので、ベース弦が新品の様に復活するのは間違いない事実だと断言できます。

 

しかし、ベース弦の復活方法の記事でも書きましたが、ギターの弦は茹でてもすぐに切れると言うのを後輩から聞いた事があるので、最近までそれを鵜呑みにしていたのですが、徐々にそれが疑わしく感じる様になってきた訳です。

 

ベース弦も複数回茹でた弦は切れやすいと言う事を紹介しましたが、これは茹でられた事によって弱くなっているのではないと僕は見ています。

 

なぜ、複数回茹でた弦が切れやすいのかと言うと、それは茹でられたからではなく、巻き直しによる弦のねじれ・よじれによるものだと僕の実感から推察しています。

 

一度巻かれた弦を外してみると、巻き癖がぐるんぐるんについていて、それを真っ直ぐに新品の時の様に伸ばす事は出来ません。

 

その巻き癖がついたまま弦を張る際に、その巻き癖が弦全体にねじれを起こす訳です。

 

外した弦の巻き癖部分

外した弦の巻き癖部分

 

ねじられた状態でまた外して巻き直すと、いろんな方向に何度もねじられて弦自体に大きなストレスがかかる事になるのでしょう。

 

流石に、何方向にも何度もねじったりすれば、あれほど細いスチールですから、徐々に弱くなって切れやすくなるのではないかと言うのが僕の立てた仮説です。

 

そこで、僕の後輩が話していた「アコギの弦はすぐ切れる」と言うのは、その後輩の性格や楽器の扱いなどを思い出すと、色々な推測が湧き出て来るのです。

 

まず、「実はそんな経験もなく、さもやった事がある様に話していただけで、本人もどうなるのかは知らない

 

次に、「すぐに切れたのは、たまたまか、既に芯まで錆びたりして弱ってた弦である

 

最後に、「弦の巻き方が雑過ぎて、負荷がかかり過ぎて切れた

 

この3つです。

 

と言う事で、アコギのブリッジピンを交換した時に全ての弦を外して茹でて張り直してみようと言う事になった訳です。

 

◇アコギのブリッジピンの寿命が来たので交換してみた

 

 

前置きが長くなりましたが、最初に一つ、注意して欲しい事があります。

 

それは、弦を茹でた鍋は中に錆びや汚れがついて、洗っても磨いてもとれず、調理にはもう使えなくなると言う事です。

 

なので、捨てようかと思ってたデコボコの鍋や100均などで手に入る安い鍋を、弦を湯がく為専用の鍋にする事をオススメします。

 

僕が今回茹でてみた弦は、いわゆるミディアムゲージと呼ばれる太さのセット弦で、一番普及していると言われるライトゲージよりは太い弦です。

 

D'Addario EJ12(ダダリオ・アコギセット弦・ミディアムゲージ)

D'Addario EJ12(アコギセット弦・ミディアムゲージ)

 

そのうち、ライトゲージでも試してみたいと思っていますが、今はまだ、ライトゲージを貼ったギターの弦を外すタイミングが来ていないので、それはいずれまた。

 

 

その手順ですが、ギターから外した古い弦をまず、売られている時に巻かれているのと同じ様な状態に巻きます。

 

ギターから外して巻いた古くなったアコギ弦

ギターから外して巻いた古くなったアコギ弦

 

そして、その弦を鍋に入れます。

 

鍋に入れた響きが悪くなった古いアコギ弦

鍋に入れた響きが悪くなった古いアコギ弦

 

この状態でお湯か水を鍋に入れて、沸騰してから約5分程度ぐつぐつと煮ます。

 

茹で上がった弦は熱くなってますのでくれぐれも出来上がりに素手で触ったりはしない様にして下さい。

 

お湯と一緒に鍋からシンクにに放り出した弦を水で冷ましてから、僕の場合は更に慎重に割り箸を使って、新聞や雑誌の上に弦を移動します。

 

そして、雑巾で大雑把に水気をとった後にティッシュで更に握る様に水分を吸い取っていきます。

 

ティッシュでこすると、弦の目にティッシュが入り込んだりしますので、握る様に水分を吸い取るのがコツです。

 

そして最後にドライヤーで乾かして完成です。

 

僕はベース弦の方でも書きましたが、余裕があれば、そのまま感想した新聞や雑誌に軽く挟んで一晩おきますが、そこまでする必要はおそらくないとは思います。

 

そして、捻れを出来るだけ丁寧に伸ばして、普通にギターにその弦を張れば完了です。

 

 

ブリッジ交換の話を書いたのは6月13日ですが、実際にブリッジ交換と弦を茹でて張り直したのは11日の事です。

 

そのあと最初に切れた弦は2弦だったのですが、それが21日の事になりますので、弦をよく切る僕にしてはよくもった方でしょう。

 

◇サドル破損の原因と弦をよく切る様になった原因

 

こんな僕が10日間も切らなかったのですから、耐久性においては、新品と比べて特に遜色はないと考えていいと思います。

 

そして、切れた2弦はブリッジ側でしたので、いつもの様に修復してまた使ってます。(笑)

 

◇切れたアコギの弦の修復に成功!

 

で、茹でた弦の響きですが、ベース弦と同じく完全に復活して新品同様の響きを取り戻しました

 

ま、そっちの結果はやるまでもなく分かってたんですけどね。(笑)

 

要は、弦がどれだけ持つのかが今回の主題だった訳ですが、張り直す際に出来るだけ巻き癖を直して、丁寧に張れば、簡単に切れたりせず、新品同様に使えると言う結果でした。

 

あの後輩は、とても古い話ですし、自分がそんな話をした事すら忘れていると思いますが、後輩が話した「アコギの弦は茹でてもすぐに切れる」と言うのはデマだったと言う結果です。┐(´∀`)┌ヤレヤレ

 

何でも、聞いた情報をそのまま鵜呑みにすると言うのはダメですね、やっぱり。

 

◇JASRAC叩き・生活保護叩き・政権叩きは同じ構造

 

何でも疑うのも時間の無駄ですが、とにかく、自分の頭でその信憑性をしっかり考えると言う事は本当に大切だとここでも改めて思いました。

 

そして有益な情報ならばそのまま使わせて貰って、怪しいと判断した事だけ自分で試したり検証したり調べたりしてみれば、時間も無駄なく使えますしね。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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