セーラー服の歌人・鳥居さん、現代歌人協会賞の授賞式 | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

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この記事は3524文字です。(読破予想時間:約8分23秒)

 

今回は、セーラー服の歌人、鳥居さんの現代歌人協会賞の授賞式の記事を読んでのレビューです。

 

【WEBマガジン更新】 セーラー服の歌人・鳥居さんをご存知ですか? 母の自殺、養護施設での虐待、ホームレス生活など壮絶な10代を送り、義務教育もまともに受けられませんでした。そんな彼女は拾った新聞で字を覚え、短歌を詠むようになったのです。...

プチ文壇バー 月に吠えるさんの投稿 2017年7月9日

 

僕のブログをいつも読んで下さってる方は、僕が、この鳥居さんを物凄く崇拝しているのをご存知でしょう。

 

たまに読んでらっしゃる方からすれば、突然、違う世界の話が始まった様な感じがして驚かれるかもしれませんが、僕のブログは、ミュージシャンの頭の中や日々考えてる事を書くブログであって、音楽ブログと言う訳ではありません

 

なので、これもコンセプト通りと言う訳なのです。

 

て言うか、歌人もシンガーソングライターも言霊使い同士だし、創作者と言う点でも、歌人は音楽アーティストにとってシンパシーを感じる仲間なのです。

 

少なくとも僕にとっては。

 

鳥居さんの『キリンの子』を読んで、レビューを書こうかどうか迷ってる間に、どんどん鳥居さんに関したブログ記事が増えていってますが、取り敢えず、先だって、今回の記事をお読み下さい。(;^_^A

 

それでは、どうぞ。

 

 

この記事を読んで、僕が、自分のブログに書きたくなった事は3つだ。

 

鳥居さんの人生は、本当に壮絶で、僕も大概そこらの人に比べれば波乱万丈の人生と言える人生をここまで送ってきたが、彼女の人生に比べれば、その比ではない。

 

授賞式の記事に書かれている通り、彼女の人生を聞いた人から、彼女は「あまりにツラい」「耳を塞ぎたくなった」と言われる事があるそうだ。

 

しかし、彼女の作品を読んだ人からは、「共感しました」と言う感想を貰う事が多いらしく、彼女は、「直接お話をすると、自分とはあまりにも境遇が違うので共感できない、想像もつかないと言われることでも、短歌や文学なら共感してもらえる力がある。私もいろいろな歌集を読んで感動することが多いので、やっぱり短歌ってすごいなって思います」と語っている。

 

この観点は僕にとっては、全く気が付かなかった未知の観点だ。

 

しかし、じっくり考えると、短歌を含め、文学にはそんな力がある事は本当の事だ。

 

これを目から鱗と言うのだろう。

 

冒頭で、歌人も音楽アーティストも同じ創作仲間だと書いたが、そうなると、今更だが、音楽にもその力があると言う事になる。

 

そこをじっくり考えると確かにそうなのだ。

 

同じと言っていいのか、似た様なと言っていいのか、まだ、そこまで幅広く深く検証した訳ではないので難しい話だが、確かにそんな力が音楽にもある。

 

文学や音楽にある、この力が全ての人に通じるかどうかさえ僕には分からない。

 

もしかしたら、全く、カスリもしない程、遠い人生を歩んできた人には、いかなる力を持ってしても共感を呼ぶなんて事はないのかもしれない。

 

しかし、少なくとも、少しでもそれが理解出来る下地がある人間なら、境遇・環境や感情などを含めて、同じ様な体験がなくとも共感を呼ぶ事が可能な様だ。

 

ただ、共感とまではいかなくても、音楽・文学で、全く分からない世界であっても、それなりに楽しむ事が出来ると言う事は既に体験から分かる。

 

以前書いた記事の中でCCRと言うロックバンドの名曲『How You Ever Seen The Rain?』の歌詞について触れた事がある。

 

◇アート(芸術)とは

 

この歌詞の中に出てくる雨とは、ベトナム戦争で空から降ってくるナパーム弾の事で、これを経験した人間でないと、絶対に理解など出来ない曲だと言う話をしたのだが、その話とこの話は少し共通点があると感じて、ふと、こんな古い記事内容を思い出したのだ。

 

この曲もそうだが、理解できなくとも、僕は十分に楽しむ事が出来たし、そういう意味では、映画や漫画も同じと言えるのかもしれない。

 

とにかく、共感とまではいかなくとも、楽しむ事は出来ると言う事。

 

それだけでも凄い事だなと、鳥居さんの話は僕に思わせてくれた。

 

これが1つ目の書きたかった事だ。

 

 

この記事で歌人の東直子さんは鳥居さんの事を「自分が生まれてきたことを、何としてもこの世界に残したい、という思いが詰まっている」と語っている。

 

この東直子さんのおっしゃる事が真実をずばりと突いているのだとしたら、鳥居さんと僕は共通の思いを持って自分の作品作りと向き合っている事になる。

 

◇生きた証をこの世に残したい−その証2つ

 

僕には、彼女程の壮絶な体験はない。

 

しかし、彼女の作品にも彼女自身にも、やたら惹かれてしまう理由の一つは、こういう共通点が作品に見え隠れするせいなのかもしれない。

 

彼女自身も入水自殺をしようとしたり、何かと危うさを感じる存在であり、僕を含めた彼女のファンは、やはり、いつもドキドキハラハラしてしまうと言うのはある筈だ。

 

長期間、Twitterやメディアに出て来ないと「大丈夫か?」と言う思いが沸き起こるのは、本当の話だ。

 

しかし、東さんの話を聞いていると、凄く安心している自分が今ここにいる。

 

ただ、自分の生きた証を残したいと言う事と、長生きしたいと言う事は別であるので、そういう意味では、僕と同じく危うい存在ではあるのだが、彼女が、まだまだ、生きた証を残そうと、作品を生み出し続けている様子が見て取れるうちは、何となく安堵してもいいのかな?と言う気分にさせられる。

 

僕の中では、この鳥居さんと言う方は不思議な存在で、彼女の事は当然大好きではあるのだが、アイドル的な好きとも違うし、作家としてのファンと言う感覚とも違う。

 

どういう訳だか、初めて彼女を見た時、そして、初めて彼女の作品に触れた時、そして、初めて彼女の人生の一部を本を通して知った時から、とても身近に感じているのだ。

 

その理由も、創作者同士であると言う共通点以外に、こう言った共通点があるからなのかも知れない。

 

これが2つ目の書きたかった事だ。

 

 

僕は随分前に、ミュージシャンや芸人さんなら、音楽や芸の力を信じているものだと信じて疑わなかったと言う事を書いた事がある。

 

◇ミュージシャンや芸人さんは世の中に必要?

 

鳥居さんはどうやら、僕と同じく短歌の力を信じて疑わない人間の様だ。

 

これもまた共通点で、とても嬉しい。

 

二つ目の共通点に加えて、これも、彼女へ共鳴してしまう理由の一つになっているのではないか?

 

そんな風に思うのだ。

 

 

気が付けばいつの間にか、何だか、熱烈な一ファンの気持ち悪い思い込みファンレターの様な記事になってしまいまってますね。(  ゚ ▽ ゚ ;) キ、キモッ・・・

 

でも何だろ?

 

本当に、この方の歌集と本を読んでから、僕の魂は震えっ放してるんです。

 

 

 

マジで。

 

アイドルのファンの様な物とも、単なる作家のファンの様な物とは違うと先程書きましたが、この感覚は、やはり、凄いミュージシャンを発見した時の感覚に一番近い様な気がします。

 

凄いミュージシャンに憧れた時代の僕にとっては、その凄いミュージシャン達は憧れであって、決して身近に感じる事などありませんでしたが、そういう違いを除けば、よく似た感覚だと思えます。

 

一瞬で虜になって大好きで大好きでたまらなくて、次のアルバムがいつ出るのかとか、先の予定が気になって、その人の記事やら見つけるとやたら敏感になってしまう様なあの感覚。

 

その感覚をミュージシャン以外の創作者に初めて抱いたと言う事なのかもしれません。

 

でも、そうじゃないのかもしれません。

 

ま、今の所は、どっちであっても、この距離感も何も変わらない訳で、いいんですけどね。(´_`。)

 

 

◇今までに発表した自作短歌集です。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

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