他人に相談しなくちゃならない事ってあまりない

この記事は2678文字です。（読破予想時間：約6分22秒）

僕はいつの間にか他人に何かを相談すると言う事がほとんどなくなった。

◇相談相手を間違うな！

『相談相手を間違うな！』
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と言うより、元々、誰かに相談したいと思う事なんてほとんどない。

子供の頃は、やはり親に相談しなくては自分で決める事が出来ない事が多いので、当然、成人してからよりは、相談事は多い。

でも、親は他人ではなく家族であり血縁なのでこの話の範疇ではないが、そんな時代からどんどん歳月が流れて、徐々に他人に相談する事が減ったなんて人は、僕の想像だが、けっこういると思う。

学生時代なんて、相談されたりしたりが周りでも当たり前の様にあったので、僕も友達に何かを相談したりなんて事は普通にあった。

でも、ゆっくり考えると、友達に相談したおかげで何かが解決したと言える様な事は、ほとんどなかった様に思う。

今から思うと、自分と大差ない経験しかない同年代の頭の中なんて自分と大差がなくて当たり前だ。

相談と言うより、それは、相談と言う名のコミュニケーションだたり、単に誰かに話したい・聞いて貰いたいって事だった様にも思う。

そんな十代の頃に友達に相談と言えば、世間の皆は、恋愛なんかの相談が多いのではないだろうか？

恋愛相談は僕も友達にした事があるが、それで何かが解決したなんて事はなく、寧ろ、こじれた経験の方が思い出される。

なので、恋愛相談など十代の時点で、一切、誰にもしなくなった。

だから、それ以降、僕が誰とどんな恋愛をしているか誰も知らず、勝手に回りにいつでもフリーだと思われていた様だ。

ここでは、恋愛は主要テーマではないので、簡単に端折らせて貰うが、僕はそもそも、恋愛には他人が関わってはいけないものだと思っている。

それが誰であろうと当人達の力だけで自然な流れで自然な所に収まるのが一番いい。

相談する事で応援を得て、確かに結果は変わるかもしれないが、結果は周りがねじ曲げて変えるものではない。

誰も責任など取れないのだから。

そして、その自然な流れの結果、それこそが縁と言うものだろうと思う。

◇縁の話

『縁の話』
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それに、恋愛に関しては答えは簡単なものばかりだ。

特に他人に相談したからと言って、結果は変われども、その答えの何が変わる訳でもない。

嫌われていてはダメだろうし、何をしてもフラれる時はフラれるし、好かれていれば付き合える。

至極、シンプルだ。

ま、いろいろとあって今に至った訳だが、相談しないといけない事って一体何だろうと考えてみた。

結局は、自分が経験した事のない未知の領域での判断や専門知識を必要とする場合ばかりが頭に浮かぶ。

例えば、体を壊して病院で医者に相談する。

法的な事で、法律家に相談する。

住宅の悩みを建築士に相談する。

車の調子を整備士に相談する。

僕の中に浮かぶのは、大体こういったたぐいのものばかりだ。

特に素人の友人・知人に、是非相談にのって欲しいなんて思った事は、もう何十年もない様な気がする。

結局、困った時には、そう言った専門家達に依頼料を払って相談するので、友人達の出番はない。

ほとんどの悩みの答えなんて、大体、選択肢は限られている。

相談した所で、特に初耳な考え方にはまず出会わない。

人は、悩んでいるより、その選択肢で迷っている事の方が圧倒的に多い。

結局、どうなるかなんて誰にも分からない。

自分で決めるしかない。

うまくいきたいなんて誰でも思う事だ。

しかし、それも結果なんて誰にも分からない。

寧ろ、失敗したにせよ、何をどうすれば後悔しないか、もしくは、より後悔が少なくて済むのはどっちかだとか、どちらなら、納得がいくかと考える方が現実的だ。

何をすれば後悔しないかを判断出来るのは自分だけだ。

そこに他人が口を挟める余地はない。

他人が介在する事で、それがまた後悔に繋がるからだ。

◇他人の意見を聞くな

『他人の意見を聞くな』
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だから、僕は、悩みの相談などほとんど誰にもしない。

悩んでいると言うより、迷っているだけだったり踏ん切りがつかないだけだったりで、答えは、大体自分の中で出ているのだろうと感じる事も多い。

相談されてこっちが意見を言った所で、結局、自分の思った通りにしか、しないなんて事も珍しくはない。

結局、そういう人は、自分と同じ意見の人を探して、背中を押されたい、或いは、踏ん切りを付けようとしているだけなのかもしれない。

相談にのって欲しいのと話を聞いて欲しいのは違う。

相談だと言いながら、結局、答えなんて求めていなくて、話を聞いて欲しいだけなんだろうなと感じる場合も多い。

こんな時に相手が女性の場合に多いのが、こちらが必死に解決策を話してあげたのに、何故か、相手が気分を害していてると言うパターンだ。

話を聞いて欲しいだけの女性に、うっかりと解決策なんて提案すると大変な目に遭う事は多い。

「つむじを曲げるくらいなら、相談なのか話を聞いて欲しいだけなのか、最初に言ってくれればいいのに」なぁ〜んて思った所で、それは無駄な話で、結局はこちらがそれすら汲み取ってあげなくてはならない。

それが、男であったり、紳士であったり、イケてる男なのだそうだ。（-""-；)ｳ~ﾝ

僕は、どいつもこいつも、一体、友達同士で何をそんなにたくさんの相談事があるのだろうと思ったりもするのだが、結局は、ほとんどの人が、それは相談と言う名の話のネタだったり、単なる愚痴だったり、気持ちを聞いて欲しいだけだったり、同意が欲しいだけだったりで、相談したい事なんて、誰もが皆、ほとんど持ち合わせていないのではないだろうか。

◇愚痴は世界を平和にする

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そんな風に思う。

あちこち、いろんな所に話が飛んだが、とにかく、僕は、他人に相談しなくちゃならない事なんてあまりない。

そして、ほとんど誰にも相談なんてまずしない。

結局、言いたい事はそういう事だ。

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