この記事は3683文字です。(読破予想時間:約8分46秒)
皆さんは、人に言えない事や言いたくない事ってどれくらいありますか?
前にも、ちょっとこの事に別の記事で触れた事がありますが、僕には、けっこうたくさんあります。
◇僕が愛する言霊使い達
今日はそんな頭の中を一部公開してみたいと思います。
人に話したくない事や話せない事と一口に言っても、実は、この言葉の意味は人によって多岐に渡る。
言いたくても、口止めされてたりで、言えない場合。
事情があって、誰かに迷惑がかかるので言えない事。
誰かに絶対に知られたくない事や、触れて欲しくない事。
言おうと思うとか言おうと思わないに関わらず、心理的に絶対に口に出せない状態である場合。
他にもそのパターンはたくさんある。
僕は、誰であれ人には人に言えない話の一つや二つはあって当たり前だと以前は思っていた。
そして、「誰でも人に言えない事くらいあるだろ?」と言った言葉に対して「ない」と答えた人が過去に少なからず何人かいたと言うのもあって、今は、皆が皆そうなのではないと言う様に認識をしている。
その「ない」と言う返答がどこまで信じていいのかと言う疑問も残るが、そう言った人はいたとしてもきっと少数派だろう。
少なくとも、大多数の人が、自分の中だけに秘めた何かを持っていると言う事は間違いのない事実だと今でも思っている。
そして僕の場合は、それがおそらく他人に比べて何倍も多い。
それに加えてブログでは書けない事が加わると、ブログで発表出来る事の範囲は更にグッと狭まる。
人に言えない事の種類には本当にたくさんあるが、一時的な事ではなくトラウマとして残るくらいショックな出来事と言うのは、人には話せないものだ。
例えば、大抵の子供は大きなショックを受ける出来事に遭遇した場合、一番信頼出来る親にその事を聞いて貰おうとするだろう。
しかし、あまりにもそのショックが大きいと、幼いながらにその事を親にも話さず、自分の中に抱え込もうとしてしまう事がある。
それは、おそらくそれを話す事で、一番傷付いて欲しくない人、すなわち親が、自分以上に傷付く事を本能的に察知するからだろう。
それは、僕にも覚えがある。
そして、その親や兄弟から、同じくトラウマとして残るくらいに傷をつけられた場合、誰にも話せなくなる場合がある。
これも僕には覚えがある。
これに関しては、加害者である親や兄弟は、全くの無自覚である場合がほとんどだ。
自分の理想とする親・兄弟の姿から程遠い、現実の親や兄弟のその部分だけをピックアップして誰かに伝えた場合、本当の親・兄弟の姿はきっと伝わらない。
間違いなく偏見を生んでしまうだろう。
ずっと一緒に暮らしてきた相手に対する心情とは、誰かに正確に伝える事が相当困難であると言うくらい、それ程複雑なものなのだ。
「自分にも家族がいるので理解出来るよ」などと言う人もいるが、僕は、そんなに簡単な話ではないと感じている。
家族として過ごした時間も内容も人それぞれで、その家族の問題点や事情も各々の性格もその家族毎に違う。
その物差しで計られる事が、実は、一番恐れている事なのだ。
だから、それを自分の中に閉じ込めておこうとするのだろう。
そういう台詞を言う人は、おそらく、この心理が理解出来る様な問題のある様な家庭に育った人ではない筈だし、それが理解出来る様な経験もない人な筈だ。
僕の場合は、前にも書いた事があるが、パーソナルスペースの範囲がおそらくかなり広い。
◇自分の世界が侵されると言う事
だから、少し秘密主義的な部分を持ち合わせている。
なので、他人からしてみれば、「どうしてそんな事を知られるのが嫌なの?」って疑問に思う様な事を、他人に隠す傾向がある。
これも、自然にそうなのだから、自分ではどうしようもない事なのだ。
どうして隠したいのか自分でも全く分からないなんて事は、本当によくある事だ。
個人と個人の事でもよくある事なのだが、個人同士でなくとも、例えば、本屋で本を買うのに昔から僕はためらいがある。
CDショップでCDを買うのだって同じくためらってしまう。
別に恥ずかしい本やCDを買う訳でもないのに、自分が今、どういう物を欲しているのか、まるで心の中や私生活を覗かれてる様な気がするのだ。
何故、そんな風に感じてしまうのかは分からない。
そして、誰も、自分の事をそこまで意識していないと言う事も十分に理解している。
これを自意識過剰と言うのかどうか、そんな事は僕には分からないし、そこは正直どうでもいい。
でも、レジでの僅かな時間がけっこう長く感じられたりで、対人でのCDや本の購入と言う行為は、少なからず苦痛の伴う時間なのだ。
これに賛同してくれる人は昔からけっこういるので、今、読んでおられる読者の中にも少なからず「自分もそうだ」と言う理解者がいるのではないかと思う。
僕は、街の本屋やCDショップが徐々になくなっていくのが寂しいと感じている一人ではある反面、僕自身、本やCDをネットで買える時代が来た事には、心底喜んでたりするのだ。
後は、自分の身に起こったあまりに大きな出来事。
こういう出来事は、大抵、到底誰にも話せないと思うのが僕だ。
その出来事は大体、自分にとっては不幸な出来事だったりする。
その大きな出来事と言うのも、あくまで自分にとってと言う話で、世の中には自分の経験なんて、凄くちっぽけな事の様に感じさせてしまうくらい、壮絶な人生を歩んでいる人もいるし、その逆に、僕にしてみれば、どこが不幸なのか分からないくらいの話で、もの凄く悩んでいる人もいる。
どんな程度から人は苦痛を感じるのかって事も、個人差はある筈なので、そんな程度は大した話じゃないと誰かに言われたくはないし、誰かに対して言いたくもない。
とにかく、自分自身では抱えきれない大きさであればある程、僕は、自分一人で抱え込もうとしてしまう傾向がある様だ。
ブログで、自分自身を発信するなどと思ってはみたものの、こう言った部分が足かせになって、あれを話そうと思えば、こっちの説明が不可欠だとか、どんどん話せない様になってしまうのが難点だ。
以前、このブログの記事で、僕が過去に水泳(競泳)をしていた話を書いた事があるが、この話も、完全に秘密と言う訳ではないが、あまり人に話したくない話の一つである。
◇アニメ『Free!』を見た
実は、水泳の事を書く前、随分迷って決断をして書いたのだ。
今、人に中途半端に話しても、誰も興味のない過去の話でしかない訳で、でも、僕としては、単に過去の話ではなく、やっぱり人に実績まで理解して欲しいと言う気持ちもある。
しかしそれは、他人にとっては、自慢話だとか過去の武勇伝だとか言うたぐいの話に過ぎず、不快感を持つ人だって少なくない筈だ。
そうならないでおくには、単に「昔やってた」程度の話に留めておく必要がある。
それなら、僕にとっては誰かに話す価値などない話になってしまうのだ。
そんなすぐに流されて忘れ去られてしまう様な中身の薄い昔話をするくらいなら、自分自身の「今」を話した方がよっぽど有意義な気がしてしまうのだ。
これは自分自身を分析して得た結論なのであって、こんな事を頭の中でぐだぐだと考えながら、話すべきかどうするべきか決定している訳ではない。
この結論は、何故いつも、過去の水泳の話をしようとすると、つい手前で躊躇して飲み込んでしまうのだろうと言う事を考察した結果、やっと、ここまで分析出来たと言う、その結論だ。
他人から見れば、どうって事のない自分の経歴や単なるパーソナルスペースの問題から、壮絶すぎてとてもじゃないけど話す気になれない事まで、僕にはまだまだ公開出来ない事が多過ぎるのが、今、足かせに感じる事が増えてきています。
そして話せない、話したくない、知られたくない話も年を追う毎に増え続けています。
と言っても悩んでる訳ではなく、この間から頭の中に何度も出てくる話をそのまま記事にしてみただけで、特に、答えを求めてる訳ではありません。
大なり小なり、同じ様な人はたくさんいるだろうし、そういう人が「あ、自分と同じだ」と共鳴してくれるだけで嬉しいし、「へぇ〜、そんな人いるんだ」って、全然、タイプの違う人達にそれが伝わるだけでも有意義な事なのではないかと思う程度の話です。
しかしながら、そんな、人に言えない様な話を、すんなり話せる誰かに出会えたとしたら、それは最高の出会いなんでしょうね、きっと。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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