この記事は4281文字です。(読破予想時間:約10分11秒)
僕は、いわゆるシンガーソングライターと言うヤツで、ソロの音楽アーティストです。
◇皆見つかさ(Tsukasa Minami)のプロフィールページ
そのミュージシャンである僕が書いているこのブログなんですが、このブログを書くのに、「何かいい事書かなくちゃ」とか「面白い事かかなきゃ」なんて事は一切考えずに書く様にしています。
今までにも、何度か同じ事言ってきましたが。
これは音楽に関しても同じです。
今の僕は、ウケようなんて事は当然考えてませんし、特に奇をてらった曲を作ろうって気もないし、今までになかった全く新しいものを生み出そうなんて気もありません。
それでよくアーティストを名乗っているな、なんて人もいるかもしれませんが、僕の中では、これは十分アート(芸術)なのです。
◇アート(芸術)とは
僕には、随分長い間、人と違う事をする事にやたらこだわって、奇をてらい過ぎて、全く、人に伝わらないものばかりを作り続けて、その結果、ほとんど何も思いつかなくなったと言う経験が有る。
そんな事をしている最中に、何処かの誰かが作った、カバーかと思う程、既存の楽曲にそっくりのパクリ丸出しの曲がどんどん売れていたりすると、一体自分のやっている事は何なんだろうとどんどん不安になり、軸がブレそうになるのだ。
◇自覚のないパクリとその衝動について
![](https://images.weserv.nl/?w=100&url=ssl%3Astat.ameba.jp%2Fuser_images%2F20180403%2F14%2Ftsukasa373%2Fa2%2F03%2Fj%2Fo1200063014163201354.jpg&caw=800)
この記事は5050文字です。(読破予想時間:約12分1秒) どこまでがパクリでどこまでが影響かだとか、違う曲をモチーフに曲を作ると言う事について、何度もこのブ…
そうやってヒットしていく音楽がパクリ音楽だった場合はまだいい。
それは当時、そんなパクリをする連中に、自分がアーティストとして劣っている気はしなかったからだ。
しかし、自分の中で、既に終わったコンテンツだと思っていたジャンルの曲や、物凄く平凡でシンプルにストレートに人々の感情に訴えかける様な曲が売れてるの見た時に僕の中に走る感情はそれとは違ったものだった。
そんな時に、僕がとっさに思った事はこんな事だ。
「え!?あれが???」
こう言う音楽はもう売れないと随分前に見限った音楽が今、目の前で売れている現実。
結局は、好きな事をやりつづけた奴らが、世間に認められる確固たる地位を掴むと言う事実。
取り戻せない時間を思いながら、そいつらを見るしかない自分。
当時は、相当ショックを受けたものだが、その時、僕にショックを与えたアーティストと言うのは、とある、男性デュオだ。
本当は、名前をはっきり書いてもいいのかも知れないが、当時の心境を書く時、どうしても、褒め言葉ではない種類の表現が出てしまうのは、事実を書く上で避けられない事なので、やはり、匿名にしておく事にする。
正直、その男性2人組のデュエットを初めて聴いた時には、何の斬新さもない、昔散々聴いてきた、古臭いニューミュージック系フォークにしか聴こえなかった。
◇ニューミュージック世代が当時を語るぞー!
そんな世界は僕も決して嫌いではなく、その時代が全盛の頃であったなら、そんな曲を書いて、世間に認知されれば、僕の人生も十分幸せな人生だったと思う。
でも、もうその時代は終わったと思い、自分の中でも過去のものとして終わらせてしまったのは、自分自身なのだ。
昔の僕の音楽人生を振り返ると、最初はとても素直に音楽と向き合ってたのに、上のリンク記事『自覚のないパクリとその衝動について』に書かれている様に、いつの間にか、他人の楽曲をモチーフに作る様になっていたり、ウケようと常に何かを狙って曲を書いてみたり、好きでやってる事を「もう古い」と時代の流れを読んで自分の中で見限ってしまったり、ストレートな表現や定番の表現を嫌って、奇をてらった曲作りや今までにないものを目指した曲作りをしてみたりと、ブレにブレている。
そんな中、自分達の表現したい事を好きな音楽スタイルを貫いてストレートに何のひねりもなく表現しきった、男性デュオが売れに売れているのだ。
最初は、何だか複雑な気分だったのだが、このデュオを見ていると、今までの自分の何がダメだったのか、少し掴めた様な気がしたのは確かなのだ。
そして僕は、自分の中である小さな言葉を呟いた。
それは、「あ、これで良かったんだ」って言葉である。
彼らがそんな衝撃のデビューを果たした頃の、僕のそんな思いはほんの小さなものだったのだが、今でも、彼らから得たものは常に自分の中にある。
今の自分は自分が通ってきた全ての音楽を過去だの未来だのと分けずに、全てを同じ様に自分の血肉としている。
この境地に立てたのも、間違いなく彼らの影響だ。
古臭いも新しいもない。
今の自分がそう思って作り出す曲こそが、プロフィールにある、新感覚とレトロの融合と言うヤツだ。
◇アーティスト情報【皆見つかさ】
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彼らのやっている曲が好きなのかと訊かれると、正直な所は「悪いとは思わないが、それ程いいとも思わない」って所である。
彼らは二人ともそこそこ歌は上手いし、ハモりも奇麗。
でも、これと言って、好きだと言う要素はないのである。
印象としては、やたら元気に歌う2人組だなってくらいで、特に悪い印象もない替わりに、印象そのものが大してない、そんなユニットなのだ。
僕に影響を与えたアーティストと言うと、たくさんのアーティストをあげる事が出来る。
そして、大好きではあるが、特に影響を受けた感じがしないアーティストもたくさんいる。
それと逆で、自分に多大な影響を与えるアーティストが、常に自分が大好きなアーティストとは限らないと言う場合もあるのだ。
この2人組のユニットが、僕に大きな影響を与えたアーティストの一組である事は確かだ。
音的な影響こそ何も貰ってはいないが、僕にとっては、これからの方向性を気付かせてくれた恩人なのだ。
「これで良かったんだ」って気付いて随分経ってから、曲作りの意味も含めて、ソロ一本と言う活動スタイルでやると言う結論に至るまで随分とかかったが、彼らの様に、自分自身のやりたい事とそれがやれるスタイルにようやく辿り着いたのではないかと今は思っている。
もしかしたら、また、修正をしなくちゃならない事もあるかもしれないが、取り敢えず、一旦、腰を据えて行動を開始出来たのは大きい事である。
その2人組のデュオは今でも人気があるし、中高生から大人まで幅広く人気がある。
彼らの事は好感は持てるが、音楽的に特に好きと言う所はない。
嫌いでもないが。
そして、彼らの曲は、流行った曲のうちほんの数曲、聴き覚えがあると言う程度だ。
でも、そんな2人組から大きな影響を受けて今があるのは事実なのだ。
普通に、影響を受けたミュージシャンを訊かれれば誰しも好きなミュージシャンを列挙するものだが、影響を受けるアーティストは、好きだから影響を受ける訳でもないし、影響を受けたからといって、必ずしもそのアーティストが好きであるとは限らないと言う事は、自分の中でも面白い発見だった。
この結論を持って、このままあとがきへ読み進めて頂きたいと思います。
読者のみなさんは、この記事を読みながら、実は、この記事にはテーマが二つある事にお気付きでしょうか?
自分自身でも書きながら、どちらを主軸に書き進めようか随分迷ったのですが、迷いながら書いた結果、ついに、あとがきにまで突入してしまった訳ですが、いまだに、決めかねています。
テーマが変わると当然記事タイトルも変わる訳で、その記事タイトルの候補が下の2つなのです。
『奇をてらい過ぎた結果』
『好きなアーティストだけが自分に影響を与える訳ではない』
実を言うと、最初のテーマは『奇をてらい過ぎた結果』の方でした。
そこから、『好きなアーティストだけが自分に影響を与える訳ではない』と言うテーマに派生出来るなと思い、一つの流れで書く事にしたのです。
そして、主題が二つ生まれ、その二つで僕は今迷っている訳なんですが。(;´▽`A``
てか、書く前に主題くらい決めとけよって話なんですが。(^▽^;)
こういう場合、記事を二つに分けると言う手もあると言えばあります。
でも、流石にここまで書いてしまうと初めから書き直す気力は全く湧きません。(*´Д`)=з
て事で、この2つのタイトルのどちらを選ぶかは、本文に戻って、今から、少し修正して、選ばれた方の話を膨らませる事になるのですが、その結果は、今、あとがきを書いている僕には分かりません。
しかし、今、この記事を読んでいる貴方は、既にそのどちらのテーマが主題になったのかを、知っている筈です。
なんだか、ワクワクしますね。(≧▽≦)
それでは、本文に戻ってきます。
結果はどうなっているやら。(((o(*゚▽゚*)o)))
では、アップロード後にお会いしましょう!
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
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