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■バンドマンやミュージシャンは皆自信過剰!?
何年か前、ある女性が「バンドマンやミュージシャンはみんな自意識過剰だ」と僕に言った。
「似合ってもない髪型に似合ってない服装が似合ってると思ってる奴が多い」とか「自分でカッコいいと思ってなければ人前であんな事(ライブ?)出来ない」とか、とにかくボロカスの評価だ。
■そこに楽器があるから
「部屋に一緒にいてもじょんじょろじょんじょろ(←バカにした言い方でおもしろおかしく)ギター弾いてみたり、弾ける所を見て貰おうとずっと弾き続ける」とも言ってた。
確かに僕も、そこにギターがあれば、誰かといても、ついギターを手にして弾きながら話してしまうし、音楽仲間達は皆そんな感じだ。
僕の場合は、ある程度意識して、音楽仲間でない人の前では制御しているが、ついつい楽器に手を伸ばすミュージシャンの気持ちは、当たり前だが理解出来る。
特に、見せびらかすつもりもなければ、自己陶酔してる訳でもない。
条件反射の様な部分も大いにあるし、目の前に楽器があるとどうしても弾きたくなる禁断症状の様なものもある。
他人の目を意識して、見せびらかす様に弾くミュージシャンなんて、少なくとも過去、僕の周りにいた記憶はない。
かと言ってそう言う人間がいないとは言わないが、いたとしても、おそらくそう多くはない筈だ。
その女性には多少、そんな事も説明してみたが、それは全て却下された。
そして僕は特に抗う事もせず、その女性の話を最後まで聞いた。
その話を聞きながら、ここまでの偏見と間違った解釈と思い込みに、腹も立てずによく最後まで冷静に話が聞けてるなと、自分でも不思議に思った。
それはおそらく、何を言っても無駄だと言う空気がビンビンと伝わってきたからだろう。
しかし、こんな捉え方をする人がいるんだと言う事は凄く勉強になった。
■人前に出るのなら見栄えは大事
人前で、リラックスしてる様な状態の時に、近くにあった楽器を手に取る行動は、特に誰かに何かを伝える行為でもないし、どんな風に人の目に映りどんな風に捉えられるかなんて考えずにする人がほとんどだろう。
この人の捉え方がおそらく少数派なのだろうとは思う。
でも、僕達ミュージシャンの立場から、世間一般で僕達ミュージシャンがどんな風に思われているのか、実はあまりよく分かっていないのではないだろうか?
まぁ、基本的にはどう思われてようと、どうにも出来ないしどうでもいいのだが、ミュージシャンの中身に興味がある人達の為に、この記事を書いてみようと思い立って書いている。
僕も音楽生活が長く、たくさんのミュージシャンと出会って来たが、ミュージシャンが自意識過剰とかナルシストばかりと言うのは違う。
勿論そんな奴もいるだろうけど、それは他の生き方をしてる人の中にもそういう奴がいるのと同じだ。
ステージに立つ時には、どうすれば格好良く見えるかなどの研究は皆一様にする。
しかし、僕達は、自分が格好いいと思うからステージに立つ訳でもなければ、ミュージシャンになった訳でもない。
やるからには、少しでも見栄えのいいパフォーマンスをしたいと思ってるだけだ。
音楽でなくても、何かの仕事であれ、頼まれた結婚式のスピーチであれ、自分が格好いいと思うから引き受けるのではなくて、人前に出るからには格好悪い所は見せたくないと言う思いは、どんな立場でも共通な筈だ。
■自分にはナルシストになれる要素がない
僕、個人の感覚で言うと、普段自分の事を格好いいだとかイケてるだなんて、これっぽっちも思わない。
それどころか、特に男前と言う訳でもないし、背がスラっと高い訳でもなく、おしゃれでもないし、ファッションセンスがいい訳でもない。
僕には、ナルシストになれる要素など微塵もない。
かと言って僕は、強いコンプレックスを持ってるタイプでもないが、ミュージシャンの中には強烈なコンプレックスを抱えてる人間もいる。
その辺りも、一般の人と特に変わりはない。
■ミュージシャンと言う人種が誕生する瞬間とミュージシャン同志のシンパシーについて
でも、コンプレックスがあろうとなかろうと何かしたい事があって、その為に行動を起こした連中がミュージシャンと呼ばれる奴らだ。
ジャンルが違えど、ミュージシャン同士で何故シンパシーを感じるのかと言う事の理由の一つに、それがある事に随分後になってから気付いた。
別にそれが偉いだとか特別だとかは思わないが、自分と同じ様な想いを抱いて、自分と同じ様に一念発起して、自分と同じ様に行動を起こして、今があるんだと言う事を理屈抜きの同種の嗅覚で嗅ぎ分けて、本能で好感を抱いてしまうのだろう。
そして、それとは逆に、僕は、何もやってない癖にあーだこーだと一端(いっぱし)の意見を述べる、口だけの人間が嫌いだ。
その二つの自分の感情に因果関係があるのかないのかは分からない。
■ミュージシャンは皆ナルシストなのか
しかし、ミュージシャンも一般の人と変わらないと言ったが、たまに、一般人と自分の間に線を引いてしまう奴もいる。
これは事実だし、そういう奴との間に一般の人が感じる壁があっても不思議ではない。
だからと言って、それがミュージシャンや音楽アーティスト全般であるかの様なイメージで捉えられて壁を作られるのは、やはり少し悲しい。
でも、基本的に普通の人より派手だったり、雰囲気が違ったり、生活そのものや生き方そのものがちょっと違ったりしても、その中身は、ミュージシャンも他の人も大差のない人間だ。
ミュージシャンとしてアーティストとして、自分がどれくらいの位置にいて、どれくらいイケてるのかを、冷静に分析出来てる奴は多いと思う。
そして、それは絶対に必要な事だ。
つまりは、音楽アーティストやミュージシャンとして積み上げてきたもの、磨き上げてきたものが、イケていると正確に分析をして自覚する事は必要な事であり、ナルシストとは全くの別ものと言う事なのだ。
しかし、アーティストとしてではなく、一人の男・女・人間として自分が特別格好いいと思ってる奴なんて、ほとんどいない。
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