あんたが愛した私 = self liner note = | 皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

皆見つかさ 公式ブログ 〜ソロアーティストの脳内と日常

ソロの音楽アーティスト・皆見つかさの
気付きや悟り、音楽の話、いろいろな体験や、
人生哲学など、日々の脳内と日常を公開して
います。
まずは僕を知って下さい。
それから覚えて下さい。
そして、忘れないでね(o^-')b

『あんたが愛した私』

この曲を試聴する>(JASRAC作品コード:215-8073-1)

 

皆見つかさ・1stアルバム『解放』ジャケット写真

 

この記事は4845文字です。(読破予想時間:約11分32秒)

■概要

歌詞も曲もどっぷり昭和歌謡。

 

そして、曲のタイトルまでもが昭和歌謡の空気が漂っている。

 

GS(クループサウンズ)風、昭和レトロな歌謡曲風の楽曲。

 

かと言って、完全に当時のものかと言えばそうでもない。

 

懐かしい空気に包まれたい人も新しい感覚に触れたい人も、どちらにも是非聴いて欲しい一曲です。

 

 

作詞・作曲・編曲:皆見つかさ

Vocal:皆見つかさ

E.Guitar:皆見つかさ

Bass:皆見つかさ

Drums:皆見つかさ

 

◇あんたが愛した私/皆見つかさ

(『せっかくだから、少しでもいい音で音楽を楽しんで欲しい。』)

ご購入はこちらから

 

聴いて良かったという方は、是非、動画のタイトル部分をクリックしてYouTubeへ移動して頂いてから、グッドボタンのクリックをお願い致します。(埋め込み動画内ではグッドボタンは表示されませんので)

 

それとチャンネル登録も合わせてお願い致します。

 

 

◇皆見つかさの『解放』を普段使っているストア・サイトで試聴・購入

皆見つかさ・1stアルバム『解放』ジャケット写真 皆見つかさの『解放』を普段使っているストア・サイトで試聴・購入
CD:2,500円+消費税
通常版配信:255円(税込)/1曲 2,444円(税込)/アルバム
ハイレゾ版:489円(税込)/1曲 3,210円(税込)/アルバム

 

下記記事にもこの曲のリリース情報が掲載されてます。

 

 

■詳細

1)この曲はいつの曲?

この曲が出来たのは、1986年頃でした。

 

GS(グループサウンズ)風に仕上げたこの曲ですが、GSブームが日本で巻き起こったのが1960年代の話。

 

かなりレトロな仕上がりですが、昔作ったからレトロなのではなく、1986年当時でも、感覚的に、この曲調は今と同じくらいレトロに感じるものでした。

 

そこを敢えて狙って作ったのがこの曲です。

 

但し、僕のどの曲にも共通して言える事ですが、全てをレトロにした訳でもなければ、当時の雰囲気をそのまま再現して訳でもありません

 

この曲でも、ドラムなど、この当時なかった様な勢いとキレを意識して、曲全体が100%レトロにならない様に、他の感覚と融合させています

 

 

このアルバムに収録されている曲の中で、一番最初に曲の原案が出来た曲は、『祀る想いと祭りの中で』で、高校時代になりますので『祀る想いと祭りの中で』が一番古い原案と言う事になりますが、完成したのは、このアルバムを制作する直前ですので、最近の事になりますし、特に古い訳ではありません。

 

◇祀る想いと祭りの中に/皆見つかさ

(『せっかくだから、少しでもいい音で音楽を楽しんで欲しい。』)

ご購入はこちらから

 

しかし、『あんたが愛した私』は1986年の作品で、僕が十九歳か二十歳くらいに出来た曲なので、収録曲の中では最も古い曲だと言う事になります。

 

2)曲はほぼ当時のまま

歌メロは作った当時から何も変わっていませんし、歌詞も収録直前にたった一ヶ所手直ししただけで、アレンジに関しても、当時イメージしていたアレンジとほぼ近いイメージで仕上がっています。

 

出来た当時、けっこう気に入っていたので、この曲をこのアルバムに収録するその日まで、大事に頭の中にしまっておく事が出来たのでしょう。

 

歌詞だけは、紙に書いて残してありましたが。

 

3)何故、発表が今になったのか。

そして今回が初めての発表になります。

 

何故それが今頃になって発表なのかと言うと、当時、自分で作ってながら、どう歌っていいか見当がつかなかったからです。

 

キーもいろいろ変えて歌ってみましたが、当時の自分の表現力不足のせいで、まったく納得のいく歌い方が出来なかったのです。

 

そして、納得のいく表現が出来る様になった今、ようやく発表となった訳です。

 

4)ボーカルの犠牲

ただ、全てに納得がいっている訳ではありません。

 

全てに納得がいく事の方が珍しいのかも知れませんが。

 

ボーカルが歌いやすい、表現しやすい高さにキーを持って行くと、今度は、楽器の響きがいい位置に来ないと言う事は、曲をアレンジする時によくある事です。

 

この曲も、まさにそこで迷った曲です。

 

楽器に合わせて歌手を用意すると言う手法なら、どちらも生かせるのでしょうけれども、僕はシンガーソングライターと言うスタイルの音楽アーティストですので、そう言う訳にもいきません。

 

キーにおいて最優先すべきは常にボーカルです。

 

そこで犠牲になったのはベースでした。

 

これは、同じフレーズでもこのポジションで弾くと凄く響いてカッコイイと思っていたポジションを変更せざるを得なくなり、そこは今でも残念に思います。

 

でも、ボーカルとベースを天秤にかけた時、この判断は正しかったと思っています。

 

ま、リスナーにとっては、言わなきゃ分からないと言うか、言っても分からない、作者だけのこだわりかも知れないですけどね。

 

5)苦労した音作り

GS風に作るのに欠かせないサウンドが、ベンチャーズでお馴染みの、いわゆるテケテケサウンドです。

 

テケテケサウンド自体は、昔からちょくちょく、何か適当にギター握って見よう見まねでテケテケやって遊んだりはしてましたが、GSを本格的にバンドでやったり、自分でテケテケサウンドのギターをキチンとコピーしたりした事は、この曲をレコーディングするまで一切ありませんでした。

 

テケテケサウンドを駆使してアレンジすると、既に1986年に決めていたと言うのに。(笑)

 

「でもま、何とかなるだろ」と言うのは常に思っていた事でしたね。

 

しかし、案外、ギターの音作りに苦労をする事になるのです。

 

自分が適当に音作りをして弾いてみても、自分のイメージと全く合わないのです。

 

この部分だけは、自分らしくだとか現代風でなどと言って音作りをすると、それは妥協の産物になりかねないと言った感じでした。

 

要は、曲の中で当時の空気感を出すには、何としても昔流行ったテケテケサウンドの乾いた音を再現する必要があったのです。

 

なので、徹底的に工夫をして辿り着いたのがこのギターの音です。

 

僕の中では、「よくやった!」と自分を褒めてやりたい音を作る事が出来たと思っています。

 

6)歌詞は自分の体験がベース

この曲の歌詞は自分自身の体験がベースとなっています。

 

 

と言っても、自分の体験がベースになっているだけで、この歌詞の内容が自分の体験そのものだと言っているのではありません

 

ここで誤解されると困るので言っておきますが、僕は自分の体験をそのままズラズラと並べて歌詞を書いたり、自分の言いたい事を羅列してるだけの歌詞を書いたりはしません

 

 

この曲の場合、自分の体験からまず文字をどんどん起こして書き出していったのですが、書き出す内に、それぞれの言葉が魂を持ち、登場人物に命が吹き込まれていくのです。

 

漫画家や小説家の方達からよく聞く言葉なのですが、そこから、いわゆる「登場人物が一人歩きを始める」と言う状態になるのです。

 

作者の意図する方向とは違う方向に話は展開を始め、作詞している僕を置き去りにして好き勝手に会話を始めるのです。

 

そうして書き終えたのが、この曲の歌詞です。

 

なので、所々、体験から出た単語が残りカスの様に残ってたりはしますが、その使われ方や意味は最初とは違うものになっていたりします。

 

7)最も昭和らしさのある言葉

この歌詞の主人公は女性です。

 

相手の男性の事を「あんた」と呼ぶ辺りが、昭和のドラマに出てきそうな女性のセリフらしい気が僕はしています。

 

今でも、別に死語になった訳ではありませんが。

 

昭和の刑事ドラマなどで、犯人と一緒に暮らす女性がシミーズ(キャミソール)姿で、「ねぇ、あんたぁ」などと会話をしている所へ、警察に踏み込まれてその男に「あんた、逃げて!」とかいいながら、捕まる男を遠くから見ながら泣き崩れて「あんたぁ〜(涙)」などと言う光景が浮かんで、僕にとっては、「あんた」と言う呼称がとっても昭和チックなのです。

 

この曲が出来たのも昭和ですが、この曲を書いた頃は、昭和も終わりに近づいてましたので、僕がイメージしてたのは、僕が幼かった昭和50年代くらいの刑事ドラマのイメージですかね。

 

8)歌詞の解釈

この歌詞はこんな行動をとった事がある人ならば「ああ!」とすぐに何の事を歌っているのか気付いて貰えるのではないかと思います。

 

人によっては、全く違う事を想像しながら聴いているのかも知れませんが、それぞれの中でつじつまが合っていて、それぞれが楽しめているのならそれはそれでいいのではないかと思います。
 
それぞれの『あんたが愛した私』があっていいんだと思っています。

 

9)再リリースする前は、サービストラックだった

このアルバムが2020年5月15日に再リリースされるまで、この曲はアルバム購入者だけが特典として無料で入手出来る、サービストラックでした。

 

勿論、この曲単品でのダウンロード購入は出来ませんでした。

 

2020年5月15日に再リリースする際、その仕様は廃止になってまして、今現在は、単曲でもダウンロード購入出来る様になってます。

 

このトラック(曲)だけを、無料特典にしたのには3つの理由があります。

 

1つ目は、この楽曲はアルバムを買って頂いた方へのお礼の意味も込めての特典です。

 

グリコのおまけじゃないですが、アルバム毎買ってくれた人には特別に何かおまけをあげたかったのです。

 

2つ目は、アレンジは変えているので同じものを買って頂いたと言う訳ではないのですが、『Stranger In X'mas Town』のシングルを買って、アルバムでも同じ曲を買って頂いた方への配慮の意味も込めて、無償提供トラックを設けさせて頂いたのです。

 

そして3つ目は、無料提供にした理由ではなくて、無料特典だからアレンジに特別な仕掛けをしているのです。

 

このトラックは、レコーディングに入る前からサービストラックにすると決めていました。

 

なので、無料提供にした理由とすると少し違うのですが、せっかくのサービストラックなのだからこれくらいの事はいいかと言うサービス精神と遊び心の様な思いが込められた仕掛けをしています。

 

その仕掛けとは、曲や詞は全くのオリジナルなのですが、アレンジに関しては、洋邦問わず古い時代の名曲からフレーズを借りて来て、僅か数カ所ではありますが使わせて貰ってます。

 

どの部分なのか答えは言いませんが、古い昭和歌謡や昔の洋楽に詳しい方なら、聴けばすぐに分かると思いますので、それを探して楽しんで貰うのもいいなって思いで、名曲のフレーズを盗用ではなく遊び心でオマージュ的な意味で拝借しています。

 

もし、よかったら、このフレーズはあの曲に違いないだとか、あーでもないこーでもないと楽しんで頂ければ幸いです。

 

以上の3つの意味でのサービストラックだった訳ではありますが、今ではサービストラックとして無料提供出来なくなったので、残念です。

 

それと、サービストラックとして提供されたと言っても決して手を抜いたりはしていませんし、他のトラックと遜色のない仕上がりになったと、自分でも納得してます。

 

 

フォローしてね!

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

もし、こんな僕に興味を持ったと言う方がいらっしゃったら、是非、この下のリンクをクリックしてみて下さい。

 

ミュージシャン、皆見つかさの世界が広がっています。o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪

 

 

皆見つかさ・ディスコグラフィー

 

皆見つかさ 公式Facebookページ

皆見つかさ 公式Twitter

YouTube:皆見つかさ - トピック

YouTube:皆見つかさ 公式チャンネル

ご連絡先:シェイク・エンターテインメント™

 

 

関連リンク:あんたが愛した私(皆見つかさ) 歌詞

関連記事:皆見つかさリリース音源・self liner notes一覧

関連記事:せっかくだから、少しでもいい音で音楽を楽しんで欲しい。

関連記事:皆見つかさ・音源、取り扱いショップ一覧

関連記事:皆見つかさ・アルバム『解放』、発売中!

関連記事:歌詞で自分語りをしてはならない

関連記事:音楽アーティスト「皆見つかさ」について【情報まとめ】

関連記事:月間PVランキング、発表してみました。

関連記事:ブログを始めるにあたって

 

 

Yodo Big River Blues ジャケット/皆見つかさ 皆見つかさの『Yodo Big River Blues』を普段使っているストア・サイトで試聴・購入

 

・通常版配信:255円(税込み)
・ハイレゾ版:489円(税込み

 

皆見つかさ・1stアルバム『解放』ジャケット写真 皆見つかさの『解放』を普段使っているストア・サイトで試聴・購入
CD:2,500円+消費税
通常版配信:255円(税込)/1曲 2,444円(税込)/アルバム
ハイレゾ版:489円(税込)/1曲 3,210円(税込)/アルバム