すっぴんマスター -13ページ目

すっぴんマスター

(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

第36話/服装(ナリ)




不完全ながらピクルの都市民的完成を見せて終了したジャック対ピクル。

だがそれはジャックの勝ち名乗りを受けて実況がそうとらえたものだ。最高審判長である光成が宣言したものではない。どこかに消えていた光成は実況の背後に現れ、これを小突き、お前は審判かと咎めるのだった。いや、あなたがいうのですか。地下闘技場って審判がいないのが大きな特徴ですよね。光成が試合をとめることはあるけど、なんというか、ある種の超自我的なものにすぎないのであって、ほんらいはただ試合展開の明らかさと選手本人たちの宣言が優先されるはずだ。前後するもののジャックの勝ち名乗りとピクルの戦意喪失は見て明らかなものであり、この試合はジャックの勝ちである。まあ、内容に関わる話というよりは、たんに宣言じたいを横取りされたのが悔しいのかも。


去り行くピクルを見送るジャックのそばに、花山を連れて光成が現れる。ここでも勝手に試合終了されたことを言っている、が、誰も文句はないだろうと。光成じしんはどうなのだろうか。なにかおもうところはあるようだが、彼にとってはそれほど明らかな勝利でもなかったということだろうか。


だが、光成の目的はこんなことではない。ジャックはピクルを見つけたときから花山を意識している。ここでもそこまで露骨ではないが、じっと観察している感じだ。このふたりをぶつけたいのである。


とりあえず勝利を祝福する花山。ジャックが無言ではなしが進まないので、光成が水を向ける。噛道は花山にはどう見えたかと。似たようなはなしは前もしていたが、花山は相変わらず「人様の流儀に口を出すつもりはありません」のスタンスだ。しかし、それが逆に、わずかでも同意できないぶぶんがあることを物語る。

花山は噛みつきはできないのかと光成が煽る。花山は黙っているが、ジャックがそこで「無理ダ」とようやくしゃべる。服装をみればわかる。そんな勇気はない。こんな場所でも正装でいるエエ格好しいにはできないと。ジャックも噛道がエエカッコしい的な近代格闘技の批判思想的なものだと自覚していたのか…。


花山も光成が煽りジャックが挑発していることをわかってはいるだろう。もういいでしょうという花山に、噛みつかなくても勝てるということだなみたいな、挑発なのかなんなのかわからないことをジャックはいう。で、これが効いたみたい。花山が指を折り、静かに拳を鳴らしはじめる。そして、やはり、もういいだろうと、さっきとはちがう雰囲気で述べ、歩み寄る。これは試合開始だろうとジャックはいうのだった。



つづく



これはピクル以上にあついマッチメイクだ。年も同じくらいだよな。


刃牙ワールドは、勇次郎を除くと、もともと強さの関係を不等号であらわせない世界だが、なかでも花山は測定しにくい性質の強さを持っている。強さが精神性や出自(侠客立ち)によっているぶぶんが大きいからだ。もちろん、握力という測定可能な武器もある。しかし、握力キャラはこれまでもたくさんでてきたが、武蔵など例外はいるけど、花山との直接の握力比べはあまり行われてこなかった。板垣先生も花山の作劇上の聖性を保護するのに慎重なのだろう。


図式的には、大多数のファイターには多かれ少なかれ「エエカッコしい」なぶぶんがあるが、ジャックにはそれがない、だから噛みつきのような技に挑戦できた、みたいなことになる。カッコつけない、それがジャックの強みだと。だがぼくでは、いままでのところで、ジャックが勝ちのたびにあがる称賛の声を誇らしげに喜んで受け取る姿が引っかかっていた。非エエカッコしいは人目を気にしないはずである。そういうものが、果たして歓声を喜ぶのかと。この点については、ジャックじしんはカッコつけてるかどうかを意識していない、という方向性で読んできた。彼のふるまいを外部から評価しようとしたら「カッコつけない」が出てくるのは自然だが、彼自身にそのつもりはない。「父殺しを描き続けてきた」と一般に評される作家がいたとして、当の本人にはそんなつもりはまったくない、というのと同じだ。ただ、強力だから、誰も使っていないから、噛みつきを選んだと、そういうプラクティカルな理由なんではないかとおもわれたのだ。

今回ジャックが花山を「エエカッコしい」としたことが即彼の「非エエカッコしい」たることの自覚にはつながらない。あの場面は、光成の手を借りた挑発だった。だから、ジャックが、じぶんがどう見られているのかを理解した上で、文脈を利用するかたちで挑発に活かした、というふうにみることはできる。ただ、仮にそうだとしても、噛みつくのかできないのかという流れのうちに、ジャックが花山との対戦を望んでいることにちがいはなさそうだ。つまりジャックは、彼自身が「カッコつけること」をどう考えているかとは別に、深い意味を、花山との対戦は宿すことになると理解しているのだ。


ピクルはジャックと並ぶ「非エエカッコしい」といえたわけだが、花山は逆に、刃牙キャラ屈指の「エエカッコしい」なわけである。それどころか、最初に書いたように、彼の場合はその精神性、「花山薫」として生きることじたいが強さにつながっている。ジャックとは逆にカッコつけてるから強いタイプなのだ。これは美学対決ということになるわけである。そしてそのもっとも象徴的な差異が噛みつくのかつかないのかということなのだ。


ところでその、「非エエカッコしい」は歓声を喜ぶのか問題だが、げんに喜んでいるわけだから、ジャックのなかにはなんらかの理屈があることになる。一般の感覚に引き寄せてまず考えられるのは、中二病的感性だろう。じぶんはひととは異なっていると考える中二時代のわたしたちは、症状の重さにちがいはあれど、それぞれにそれを表現してきたはずだ。しかしいっぽうであなたやわたしは、それを誰かに認められたいと思わなかっただろうか。考えてみればこれは不思議な感性である。ひととはちがうのであれば、ひとの評価なんてどうでもいい。ここまでは意識できる。だがそのさき、わずかではあれ、それを誰かに知ってほしい、ひととはちがうと言ってもらいたいと願う気持ちはあったのである。

もうひとつは、そうした「人間の抱える矛盾」みたいなはなしではなく、理屈のとおるもので、ジャックは新しい価値観を作り出す立場なのだというものである。美学をもつものを「エエカッコしい」と呼んだところで、ジャックじしんが「非エエカッコしい」を自認するところに美を見出していることはゆるがない。だが、既存の世界ではそれを美とはしない。世界は、噛みつきを、たとえば花山のかっこよさとは同列に語らない。そのうらみがジャックの原動力なのである。だったら、そういう世界をつくればいい。そう考えると、ジャックは父に認められたい、世界に認められたいとあがいていたむかしから変わっていないのだ。ただ、あがきかたが変わったのだ。流行を追うのではなくつくる、みたいなことだ。世界にはじぶんを正当に評価するものさしが存在しない。だったら、評価されないまま突っ走って、世界をひっくり返して、美意識じたいを根底から変えてしまえばよい。その上で、つまり突っ走った上で得られた評価、つまり歓声は、はばかることなく正面から受け止める権利があるわけである。









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第114審/最悪の駆け引き①




出雲が登場したところで、新年より新章スタート!「曖昧の判断」は薬師前の不同意わいせつの件のみとなった。


久我が出雲と死体処理をしている。刑務所にいる京極の家に泥棒に入ったものが、経緯はわからないが久我のむかしの連れで、手伝わされている感じだ。

重機でつぶしたその死体を、骨は砕いたからということで、三分割してゴミ袋に詰めるよう、出雲が久我にいう。元仲間だから、という以前にすりつぶされて内臓が出てるので気持ち悪いのだが、宇治と盃をかわした伏見組の仲間ということで、久我は手伝わされる。

ふと目を向けた先には他に三つの死体が。これが実行犯ということで、闇バイトらしい。で、久我の知り合いが計画した主犯ということだろう。彼らは家に入る前に若い衆に捕まったが、防犯カメラの存在も知らなかったという。最初から捕まってもいいくらいの感覚でバイトを集め、チクッたら家族を殺すなどと脅しておいたが、ヤクザの本気の拷問であっさり吐いちゃった、みたいなことだろう。


出雲はペット火葬車を3台持ってきている。これで火葬するわけだが、焼却炉が小さいので、分割しておかなければならないというわけだ。


作業しつつ、出雲は、壬生と連絡をとってるかと久我にたずねる。はいというわけはない。携帯も預かるが、会話はすぐ消すか、ちがう携帯を使ってるはずで、見るだけむだだ。出雲はそうしつつ、久我のスマホで宇治に電話をかける。壬生らといつもの寺だか神社だかで遊んでいた宇治は、久我かと思って出たらくだんの出雲で、内心動揺しただろう。どこにいてなにをしてるか。西で商談してると、アバウトな返事だが、出雲はあまり詮索しない。違法なこともあるだろうし、ヤクザのマナーというところなのだろうか。明日の食事の約束だけして出雲は電話をきる。いつもどるか聞いて約束してて意外と優しい。いまから来いとかいうヤクザもたくさんいるだろう。

宇治は苦々しげに壬生に出雲からの電話だったと伝える。壬生も、出雲がやっかいな男だとよくわかっているようだ。



九条と烏丸は東京に戻ってきている。烏丸は沖縄を気に入ったようだが、東京では仕事が山積みだ。カップ麺をなににするかなどと話してるところに薬師前が差し入れを持ってやってくるのだった。



つづく


薬師前も戻ってきたのね。


出雲は、あんなふうにひとをひとと思わずに解体できる残忍さもだが、久我に壬生と連絡をとっているか訊ねているときのあのヌルッとした感じや、たいした用事もなく宇治に電話をする感じなど、とにかく嫌な感じが際立つ男だ。胸くそ映画に出てくるタイプ。


壬生と宇治の関係は知られていないので、宇治は疑われてはいないが、勘の鋭い人間なら、壬生の連れだった久我を引き入れる宇治になにかを感じるかもしれない。そうでなくても、宇治は、仮想通貨だったかな、ふつうのヤクザではしくみを理解することも困難な方法でもうけているから、なんだかえたいの知れないやつ、という印象は強いだろう。また、人柄もいいので、たぶん若い衆からの人気も高い。少し上くらいの世代、つまり出雲とかからすると、なーんか信用できないなあという感じだろうと思われる。

もしその直感に自覚的になったら、ヤクザなら宇治と壬生のつながりをつきとめるかもしれない。なぜなら、ふたりは、道で知り合ったような偶然的な間柄ではなく、中学の同級生だからだ。不可能ではないだろう。


「出雲」って、いまの島根県あたりのことだとおもうんだけど、これまでのキャラがほぼ平安時代の京都周辺地名から名前をとられていたことを考えると、少し異質な感じもする。そのあたりのことは「空気感」であり、ぼくは神話や歴史にくわしくもないので、地元民に「そんなことないよ」っていわれたらそんな気もするが。なんというか、イギリス人の名前のなかにスラブ系が混ざってる感じというか…。なんとなく、外部からきたという感じがする。ちょっとニュアンスを調べてもいいかもなあ。







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今年もよろしくお願いします。

年越しはいつものように相方の実家。
夕方までブログ書いて(いつもおもうが、今年もあと何時間というところでブログ納めをして、よいお年を、などということに意味はあるのだろうか。しかも翌日にはこうしてもう書き始めているのに…)、さすがにもうインフルエンザは大丈夫そうだったので、ごくかんたんな、ウォーミングアップ程度のトレーニング(プッシュアップ、レッグレイズ、ヒップリフト、フルスクワット各10×3セット)をして出発。適当にテレビ見たり映画見たりして時間つぶして、2355見ながら年越し。映画納めはエスケープ・ルーム2。

今年の目標は、まずこのようにして年末に体調を崩さないことかな…。気の長いはなしだが。ただ、たぶん崩さなかったこといままでになかった気もするし、原因もわからない。ひとなみに手洗いうがいはやってるし、今年に関しては睡眠もわりととれてた。筋トレをしているひとは、超回復中免疫力が下がっているので風邪をひきやすくなるが、前の記事にも書いたように、冬場はちょっとサボりがちになるからあまり関係ないようにおもう。なのでなにをどうすればというのはないので、10月頃また鎌倉に行って大仏様にお願いするほかない。それ以外ないのだ…!

トレーニングに関しては、この冬か、間に合わなければ次の冬、あったかいトレーニングウェアなど買いたい。公園トレのデメリットはやはり野外であるということで、嵐の日はできないし、夏は暑く冬は寒い。せっかくいいルーティンができているので、ぼくはわりと外見、様式をおろそかにするところがあるから、そのあたりしっかりしようとおもう。今年のハロウィンで42だしな。

読書については、冊数をせめて月2冊程度にまでは戻したいというのと、あとわりと大型の読書が最近できてない気がするので、なにかひとつくらい読み切りたい。短編集や新書ばっかりなのだ。さしあたり団藤先生の『法学の基礎』だが、ずっと寝かせてる渡辺康行『「内心の自由」の法理』もいい加減読みたい。そこまで重厚でなくても、最近買ったものでいったらアンジェラ・サイニー『家父長制の起源』とか、ずっと見えるところにあるローレンス・クラウス『私たちは何を知らないのか』とか、なんでもいい。文庫新書でないなにかを読み切りたい。





数学も法律も語学も、やりたいことはまだまだたくさんある。みたい映画もいっぱい。精読癖は悪いことではないが、なにごともテンポよく、多少の不明をおそれずすすんでいかないとまったく追いつかない。なんとか時間の流れに食いついていきたい。なんというか、いまそういう時期だという感じがする。ブログもがんばります。みなさん、今年もよろしくお願いしますね。




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ブログ納め。今年の年末記事も無計画に筋肉と妥協で乗り切ってしまった。



去年はいつもやってた筋トレ総括的なやつが間に合わず、年始にやるとか言ってて忘れてしまったまま大晦日である。そして今年も時間がない…。

ただ、年始にやるかっていうと少し迷っていて、忘れそうだからいうわけではないが、少なくとも筋トレまとめに関してはもう少し早い時期にやったほうがいいのかもなどと考えている。なぜなら、毎年必ずと言っていいほど、11月に体調を崩し、大幅に体重を落とすうえにトレーニングじたいが行き届かないものになってしまうからである。今年は11月を乗り切ったのでいけるかもとおもえたが、やっぱりクリスマスイブにインフルエンザになってしまった。まだ微妙に治り切ってないのでトレーニング再開は年明けになる。幸い食欲には響かなかったので体重に影響はなさそうだが、とりあえず充実した状態ではないわけなのである。そうでなくても好調不調はあるわけだし、計測などするならもっとまめにやったほうがいいようにおもわれるのだった。


じゃあいまやってみれば?ということで、ちょっと上腕や大腿計ってみたけど…2022年末とあんまり変わらないか少し下回るっぽい。悲しいね。ただ、気づいたんだよ。冬って寒いんだなって。3,4年前から懸垂器具のある公園でトレーニングするようになって、ついでにパラレルバー・ディップスもガンガンやるようになって、背中、胸、腕は目に見えて成長してるんだけど、冬は寒い。ぼくトレーニングの服とか持ってないので、8割くらいはスーツのままやったりしてて、それじたい不便はないんだけど、コートとか家においてきてからやるから、まあワイシャツとかカーディガン。寒いのだよ。どうもそれが、冬場に、露骨にサボらせないまでも、週2回から3回の公園トレをたとえば1.7回から2.5回くらいにしてしまってる気がする。気がするっていうかたぶんそう。来年度といわず、近いうち冬用のなにか服を買ったほうがいいのかなと思ってる。


あとせっかくだから書いとくと、11月くらいにはシシー・スクワットを取り入れてみた。






何年も前にやってみて、これは膝を痛めると直観してすぐに中止、以後こわくてやってなかったんだけど、けっこう長い間、念入りに、コンヴィクト・コンディショニングのスクワットで関節鍛えてきて、そろそろできるのではないかとやってみた次第。大腿にいままでなかった量と質の負荷がかかり、久しぶりに爽快なまでの筋肉痛になった。そして同時に、痛めることなく、また痛めそうという感覚もなくできたことで、これまでのやりかたが間違ってなかったとも実感されたのだった。

床までしゃがむコンヴィクト・コンディショニング(プリズナートレーニング)のスクワットは、臀部やハムストリングスにも効く。しかしシシー・スクワットは負荷がほぼぜんぶ大腿四頭筋にいくので、背部には届かない。ブリッジ系とスーパーセットでやるといいです。


↓自重トレを極めるならプリズナートレーニング!





さて、今年はなにがあったかな、どこに行ったかなと、写真やXなどで振り返ってみたが、マジでディズニーばっかりだな。2月のランドが雪かなにかで中止、3月7日にランド、5月16日にドナルドのパルパルーザを見にまたランド、7月19日にウィークナイトパスポートで17時からシー、10月17日にランドでディズニーハロウィーン、そして11月1日ははじめて貸切のシーに。


マイメン・ジェラトーニ









一年通して書ききれないくらいたくさん幸せな気持ちをもらってきた。ありがとうディズニー。

毎回リサーチ不足で、ドナルドのパルパルーザとか、すごい楽しみだったのに、座る位置が悪く、目の前を帰っていくドナルドが通過するだけだったりしたが、やっと、なにをどうすればいいのかわかるようになってきた感じだ。あと今年のハロウィーンにはついに美女と野獣のガストンが参加。ギデオンもかわいかったなあ。

あとは、その貸切の時に、ふだんは入らない(入れない)ファンタジースプリングスに行くことができた。最近できた、アナ雪、ラプンツェル、ピーターパンのエリア。アナ雪とラプンツェルに乗ってきた。これも、当日、というかそこの近くにいくまで入れることを知らず、入れんの?!とほとんど叫びながら入場したのだった。


来年1月15日からのパルパルーザは『ヴァネロペのスウィーツ・ポップ・ワールド』で、ドナルド以上に楽しみにしている。ヴァネロペはシュガーラッシュのキャラクター。もっと子ども向けを想像していたのだけど、たいへん骨太な内容のうえに、ゲームのはなしだからぼくらにはピッタリであった。そして、オリジナルの、英語のヴァネロペの声がよくて…。ふつうの映画は字幕、アニメは基本日本語吹き替えというふうにぼくらではなっているのだが、シュガーラッシュはなぜかオリジナル音声の字幕で見たのである。あの、ちょっとしわがれた、きれいではない声がぴったりでかわいくて…。とにかくシュガーラッシュが大好きだということです。1にはザンギエフとかベガも出てくるぞ!2にはディズニープリンセスが全員登場する夢みたいな場面が2回もあります。


https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/vanellopessweetpopworld/



ディズニー以外だと、7月25日に職場のゲーム仲間をひとり連れてモンハンの大狩猟展に出かけたくらいかな。




フルフル アルビノエキス入り


そう、今年はモンハンも大きかった。ライズ買って、サンブレイク買って、帰宅して映画みないときはずっとモンハンやってた感じだ。サンブレイクは、ぼくがこれまでやってきたのとはいろいろルールが違うけど、ペイントボールやホットドリンク系が不要になったのはかなりよかったし(あれはあれでなつかしくもあるが)、なにより操竜と盟友がいい。特に操竜、条件を満たしたモンスターに乗って操ることができるというのは、これまでずっとしたくてしたくてたまらなかったことだ。結局はモンスターが好きなので。次はモンスターをオトモとして連れて行ける盟竜をやってもらいたい。


そんなところです。徹底してエンタメに振り切った1年だったかも。来年も楽しく心穏やかで、実り豊かな1年でありますように。みなさまよいお年を。




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年末投稿、もともと漫画と、小説など文筆作品はわけて見てきたが、去年より同じ記事にまとめることにしました。


【漫画】

今年は『税金で買った本』9巻から『蟻の王』19巻まで、ぜんぶで55冊の漫画を読んだ。まあこんなものなのかな。体感的にはちょうどいいけど、月5冊くらいが望ましい?減らそうとはしてきているわけなんだけど、読みたくないわけではないし、あんまり読まないでいるとものすごい速さで感性が鈍るので…。とはいえすでに、本に関わってはいるけど書店の現場からは離れているという状況で、信じられないことを忘れたりしてる。出版社とかどんどん忘れてんだよな…。現場のひとたちは、戻ったらすぐ思い出すよとなぐさめてくれるが…。コミックは関係ないが、特に2年か3年いた専門書エリアでの得難い知識が失われるのは痛い。


現状、継続して読んでるものの新刊を買うばかりで、もはや感覚が鈍るもなにもないわけだが、今年はなにかおもしろいことあったかな…。テラフォーマーズ再開くらい? 前の巻を覚えていない、そして見つからないという状況だったがおもしろかった。テラフォーマーズを読むとむかしの勤務店、閉店させてしまった店を思い出して少し切なくなる…。


それから、もともとバキキャラが好きな相方が、スピンオフの『ガイアとシコルスキー』にハマり出して、読み直したり、バキアニメをくりかえし見たりもしたな。実際『ガイアとシコルスキー』はかなりおもしろい。最近『花のチハル』も読んだけど、バキのスピンオフはみんな絵がうまいし愛にあふれていて最高だ。どのくらい板垣先生が関与してるのか不明だが、二次創作的には終わらせないという気概も感じさせる。ゲストキャラも楽しいし、本編では板垣先生が直感で突破したとおもわれる箇所を納得いくかたちで補ってくれたり、とにかく楽しいのひとことである。あとそうだ、最近まで知らなくて、それを知ったから読んだのだが、『花のチハル』には龍書文と郭春成が出てくるぞ。








【小説・評論など】

漫画以外では12冊だった。書店所属でこんなブログをやっているということを考えたら呆れてしまう数字だが、去年が9冊だったので、少し戻ってよかった…。何回も書くけど、このブログは書評ブログである。訓練のため、おもしろくてもおもしろくなくても、読んだものについてはすべて書くということだけ決めて始めたものだった。いまみなさんが読んでいる、この、これは、そうしたことの実りである。その評価は読む方がすることだが、そういう方法が一定以上の成果をもたらしたことは実感として理解している。問題は、そうすることによって読む量が桁違いに少なくなってしまったということだった。一冊一冊、なにかそれなりのことを書こうとして読んでいたら、当然精読することになるし、書く時間もしっかりとらねばならず、読書量激減はものの道理だった。というわけで、ぼちぼちぼくなりのスタイルもできてきたし(15年とかそれをやってたわけだから当然なのだが)、いったんこの「必ず書く」をやめようということになったのである。でどうなったかというと、書評を書かなくなり、それでいて少子化のように読書量減は止まらないのだった。とりあえず今年はわずかに持ち直したけどさ…。

骨の髄までしみついた精読癖がもう抜けないんだろうなとはおもう。まあそれはそれでいいことなんだろうけど、もっと斜め読みとかできないかなこのひと。作家が手すさびで書いた軽い随筆を、なんでそんなガンギマリの顔で読むかな。読書とは闘争なのか?力の解放なのか?解放のカタルシスを得るために力んで読んでるのか?ある種そうなのかも…

去年同様、通勤時に仕事に関係する論文を読みまくっているというのはあった。必要な読書ではないが、せっかくなのでちゃんとやろう、という感じで、なになにの本を集めて紹介する、など、ことあるごとに正確な知識や認識を得るために関係するものを複数読むようにしているのである。公共系のお仕事なので、なるべくバイアスをかけたくないのだ。

電子も読んでるが、今年はわりと読み切れた電子が多くて(5冊)、それはまあよかったかも。


たった12冊なので書き出しちゃうと、トマス・ハーディ『ハーディ短編集』、ダニエル・ソロー『証明の読み方・考え方 原著第6版』、芹沢正三『素数入門』、東浩紀『訂正する力』、土屋恵一郎『怪物ベンサム』、五十嵐太郎『誰のための排除アート?』、ツルゲーネフ『ルーヂン』、保坂和志『生きる歓び』、瀬山士郎『集合と位相』、野村修也『説得力を高めたい人のための法的思考入門』、北村英治『なつかしのジャズ名曲CDブック』、三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、以上。トマス・ハーディ読んだの今年だったか。おもしろかったよなあ。


数学の本を3冊読めたのはよかった。と言ってもうち2冊はブルーバックスで、通勤中の電子だから、計算や証明も目で追うだけだったけど。

ただ、去年も紹介した、共立出版から復刊された『証明の読み方・考え方』はかなり良かった。時間かけてじっくり読んだし、いまでも拾い読みしてる。ぜんぶ初歩といえばそうなんだけど、すべての技術を手癖で終わらせずにゆっくり解説していく本なので、なにより知的興奮がすごかった。数学やらないひとにもおすすめ。きっと日常生活や仕事にも生きる。


そういう意味では『説得力を高めたい人のための法的思考入門』も実践的かな。あんなに広い領域をよくこんなにコンパクトにまとめたなあとおもう。不足を感じたら、巻末にぎっしり参考文献があるからそれを追えばよい。





12冊でベスト本もないが、その証明の本と、小説なら『ルーヂン』かなあ…。1年くらい前にロシア文学の「余計者」について研究していて、その流れで買ってあったのを一気読みした。ドブロリューボフとか読んでた頃。たんに「余計者」の概念だけをみると気付けない悲劇性みたいのを、ツルゲーネフもこんな時代からちゃんと書いていた。しょうもないんだけど、あわれみと、ある種の共感こみで描かれてる。





読み終えてはいないんだけど、今年はやたらと岩波文庫でロシア文学の本買ってたかも。ブルガーコフとかプラトーノフ。来年はまずそのへんから読んでいこうかな。


仕事と趣味をかねた法律系の本は、まずは著作権とプライバシー権を極めなければというのがあるのに、今年もぜんぜんやらなかった。九条の大罪の感想書いてるせいか、そういうのより刑法の論文とかが多めになっちゃう。刑法学の泰斗・団藤重光『法学の基礎』もついに買った。まだぜんぜん読んでないけど。

そんなところです。

あと、超話題作の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、新書とはおもえない読み応えの労作なので、おすすめです。久しぶりに批評を読む興奮を味わいました。









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