'24.1/4【観戦記】東京女子 後楽園大会 ⑤ | ~‡コキュートス‡~

'24.1/4【観戦記】東京女子 後楽園大会 ⑤

(−A−)という事で…

1/4(木)に東京・後楽園ホールで開催された東京女子プロレスの2024年初興行『東京女子プロレス '24』の観戦記をお送りしております。

前回記事で全10試合中の第8試合までの紹介が終わりましたので、今回は残る2試合…セミファイナルとメインイベントについて書きますね。




■乃蒼ヒカリの欠場により乃蒼&角田奈穂の "ふりーWiFi" が返上して空位となった王座を巡り、辰巳リカ&渡辺未詩、鈴芽&遠藤有栖、水波綾&愛野ユキの3チームが激突したプリンセス・タッグ王座決定3WAYマッチ☆

3WAYマッチは、3選手が同時に闘う試合形式ですが、この3WAYタッグマッチはパートナーと交替する際にタッチを必要としないノータッチルールで行われ、「最初にフォールを獲った選手のチームが新王者」となります。



最初に入場したのは、水波綾(フリー)&愛野ユキの異色(?)コンビ。

( ̄ー ̄)お。水波アニキ、バッチリ撮れてた♪
ノリノリで入場してくる水波アニキに引っ張られるように、会場の「アニキ」コールも凄い事になってます!(笑)

↓ "バーニングヴィーナス" 愛野ユキ。
水波綾との新コンビで、かつて姉・天満のどか(※引退)との "爆れつシスターズ" で巻いていたタッグ王座への返り咲きを狙います。
↓東京女子にはビッグマッチ等で何度か参戦していますが、タイトルに絡むのは初めてとなる "みんなのアニキ" 水波綾。

続いて、この3チームの中では唯一の元王者チームでもある辰巳リカ&渡辺未詩の "白昼夢" が入場。

↓この日、デビュー6周年を迎えた「元気120%、ムキムキピンクのアイドル大好き」渡辺未詩。
↓コーナー最上段からリングインする "This is ホワイトドラゴン" 辰巳リカ。
(゚∀゚)お。結構ちゃんと撮れた♪(笑)
昨年10月にインターナショナル・プリンセス王座からは転落したものの、その後も全く存在感は揺るがない印象がある辰巳リカ…ホワイトドラゴンが辰年に飛翔するか⁉

そして最後に入場してきたのが、当初の「王者チームのふりーWiFiに挑戦する」形からは変わってしまったもの、気持ちを切り替えてタッグ王座初戴冠を目指す "でいじーもんきー" 鈴芽&遠藤有栖…略して "でじもん"♪

↓この日デビュー3周年を迎えた "笑顔で人を救う、福島の会津っ娘" 遠藤有栖。
↓"ビビッドハニーマスタード" 鈴芽。いい笑顔してんなあ♪

3チームが出揃い、それぞれに握手を交わしますが…
他2チームが一旦コーナーに戻るべく背を向けた直後、でじもんが奇襲して試合開始!孤立した未詩を連係からいきなりフォールしようとしますが、これをカットした水波&愛野がペースを握ります。

 

3チームそれぞれ、そして6選手それぞれが持ち味を出して見せ場を作り、流れが1チームに傾くと戦線を離れていた1チームが割って入って流れを変えるという、目が離せない展開が続きます!


そんな3WAYタッグマッチならではの好勝負となり…終盤、でじもんが猛チャージを掛けたものの、決め切るまでには至らず。


最後は、愛野がUBV(ダブルアーム式変型サイドバスター)を決めて、奮戦していた有栖をフォール!


白昼夢やでじもんに較べて即席感もあった水波綾&愛野ユキが、見事に新プリンセス・タッグ王者に輝きました◎


↓自ら勝利を飾った愛野ユキを労う水波アニキ♪
↓惜しくも敗れた遠藤有栖に寄り添いつつ、新王者チームを見つめる鈴芽…

愛野は'21.4月に姉・天満のどかとの爆れつシスターズで保持していた王座から転落して以来となる2年9ヶ月ぶりのタッグ王座返り咲き、水波は東京女子プロレスでは王座初戴冠となりました♪
(−A−)このコンビ…

水波アニキの「ニキ」と愛野ユキの「ユキ」から取ったのでしょう、チーム名は "ユキニキ" に正式決定したそうです(笑)



■9年連続開催となった「東京女子のイッテンヨン後楽園」のメインイベントを飾ったのは、王者・山下実優に全米屈指の強豪マーシャ・スラモビッチが挑戦したプリンセス・オブ・プリンセス選手権☆
昨年辺りから海外の様々な団体に積極的に遠征している山下実優曰く「行くところ行くところにマーシャもいる」との事で、アメリカでシングルマッチを2度行って1勝1敗のマーシャと「日本でやりたい」と東京女子・甲田代表にお願いしていたそうですが、売れっ子のためなかなか呼べず、今回待望の東京女子初参戦、そして山下実優vsマーシャ・スラモビッチの日本初対決が実現しました◎


先ずは挑戦者、"ロシアの爆弾娘" マーシャ・スラモビッチが入場。
(゚∀゚)マーシャ、かっけーな♪
前述のように過去2度のアメリカでの山下とのシングル対決は1勝1敗と五分の戦績ながら、先だっての12.14ロサンゼルスでタッグマッチではありますが山下から直接フォール勝ちしており、精神的には有利でしょうか?

また、東京女子には初参戦ですが長与千種主宰の『Marvelous』に1年間在籍していた事もあるそうで、日本だからどうこうといったハンデは無さそうです。

続いて、王者の "桃色ストライカー" 山下実優が入場。

↓ちょうどいい位置で立ち止まってくれたので、山下さんの横顔をどうぞ♪(笑)
昨年10.9たま未来メッセで瑞希を破り、プリンセス・オブ・プリンセス王座4度目の戴冠を果たした山下は、10.27後楽園でフィンランドから初来日したレジーナを倒して初防衛、その後アメリカ『MLW』の12.7ニューヨーク大会でデルミ・エクソを相手に2度目の防衛に成功しており、今回が3度目の防衛戦となりましたが…
待望していたマーシャとの対戦を日本で出来る事にワクワクしていたんじゃないでしょうか♪
ガッチリと握手を交わして試合開始、期待感が充満する声援が飛ぶ中、ロックアップで組み合いましたが…もつれるようにグランドに移行してもお互いロックアップを解かず、しまいにはロックアップしたまま場外に転落!場外に落ちてもロックアップしたままリング周囲を回りながらせめぎ合います!(驚)

やっとロックアップが解けたと思えば、エルボー合戦からマーシャがスリーパーで締め上げ、山下はおぶった状態のままマーシャをエプロンに座らせると頭を下げさせて膝蹴りを連発!

(゚∀゚;)初っ端から何か凄えぞ、この試合!


その後、エプロンでシットダウンパワーボムを決めたマーシャは、場外に落ちた山下にトルニージョ!


マーシャがペースを握り、劣勢を強いられた山下でしたが…反撃を開始!


今度は山下のペースとなるも…マーシャも反撃!見応えのある攻防が続いていきます!



(−A−)文字通りの一進一退…


熾烈なせめぎ合いに観客も盛り上がりつつも、両者の一挙手一投足に見入ってる感じです◎


アメリカだったら「FIGHT FOREVER!」というチャントが巻き起こっただろう、そんな好勝負にも、やがて終わりが訪れます。



カウンターでスカルキックをヒットさせ、マーシャの動きを止めた山下は、ダメージから座った体勢になったマーシャにバズソーキック!更にバックスピン式バズソーキック!


ロープへ走った山下は、立ち上がれないマーシャに後ろからクラッシュ・ラビットヒート!そして、再度ロープに走り…正面からクラッシュ・ラビットヒート!!

さしものマーシャもこの波状攻撃に力尽き…カウント3!


正月早々に飛び出した珠玉の名勝負は、山下実優に凱歌が挙がりました◎

↓愛おしそうにベルトを受け取る山下と、それを見つめるマーシャ…
最強の挑戦者マーシャ・スラモビッチを退け、山下実優がプリンセス・オブ・プリンセス王座3度目の防衛に成功!

その後、立ち上がったマーシャに山下が握手を求め、マーシャも応えてガッチリ握手♪

マーシャは「もう1回」とばかりに人差し指を立てました。

マイクを取った山下は、疲労困憊ながらも「勝ったぞ…」と声を絞り出します(汗)
「マーシャとは勝って、負けて、今日勝ちました!よっしゃ!でもさ、さっきマーシャ帰る前、もう1回やるわよ言うてた。もういいよ…(※観客・笑) でもね、マーシャとの試合はいつもメチャクチャ楽しいんですよ。だから何度だってやりますよ。日本でもアメリカでもどこだっていい、何度だってやりますよ」

「皆さん、2024年一発目の大会、東京女子、如何でしたか?(※観客拍手) もっと!もっと下さい!(※観客大拍手) よっしゃ!…私たちはいつでも、私たちがいる場所に来てくれれば、そしてWRESTLE UNIVERSEで観てくれれば、東京女子を大好きでいてくれる人たちを後悔させません。いつでも、どんな時でも、私たちは全力で、最高の試合を見せます。2024年もよろしくお願いします」

そう力強く語った山下は自身の決め台詞を叫んで、1.4後楽園大会を締めました。

「限界、自分で、決めんなよ!」

( ̄ー ̄)いやはや…

新年最初のプロレス観戦から、いきなり最上級の試合見せてもらった気分でしたねえ♪

もうね、2024年のベストバウトはこれでいいんじゃね?(←おい・笑)

それはさておき、山下さんは勿論の事、マーシャ・スラモビッチ、噂に違わずメチャクチャ良い選手でした!


(−A−)そんなこんなで…

ビッグマッチ並みにゲスト選手も参戦しての全10試合というボリュームの「イッテンヨン後楽園」は、14:10頃に大会終了◎


展示室の奥?のところの階段で1階へ降り、しばし並んでトイレに入り…外の喫煙所で煙草吸ってから水道橋駅まで歩き、中央・総武線で浅草橋駅へ向かいました。


浅草橋駅を西口から出て、サイン会が行われる浅草橋ヒューリックホールへ!



(−A−)という事で…今回はここまで。


次回は浅草橋ヒューリックホールでのサイン会の話になりますが、よかったらまた見て下さいませ。


(−A−)y~ムフフ











東京女子プロレス、"推し" の坂崎ユカが卒業して居なくなっても、やっぱり面白いなあ。