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'24.1/4【観戦記】東京女子 後楽園大会 ④
(−A−)という事で…
今年で9年連続での開催となった東京女子プロレスの「イッテンヨン後楽園」、1/4(木)に東京・後楽園ホールで開催された『東京女子プロレス '24』の観戦記をお送りしております。
前回記事で全10試合中の第6試合まで紹介しましたので、今回は第7試合から行きますね。
■最近はアメリカ遠征も多く、文字通り日米を股に掛けて活躍中の "新時代のカリスマ" 伊藤麻希が、米国『GCW』のリングでも対戦した "デスマッチ・アマゾネス" 山下りな(フリー)と一騎打ち☆
伊藤がアメリカでの主戦場としているのが、現在の米国レスリングシーンで異彩を放って注目されているニュージャージー州に本拠を置く『GCW(ゲーム・チェンジャー・レスリング)』という団体なんですが…山下はそのGCWの "顔" と言っていい存在で、彼女も日米を股に掛けて暴れている選手であり、男女の区別なく争われるデスマッチ王座であるGCWウルトラバイオレント王者に君臨している "フリーの大物" ですね◎
前述したように、GCWのリングでも闘った事がある両者の一騎打ちは、ある意味「GCW直輸入カード」とも言える注目の一戦です。
先ずは伊藤麻希がテーマ曲『Brooklyn The Hole』の英語バージョンを歌い踊りながら入場♪
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最近はアメリカ遠征のために東京女子の大会を欠場する事も少なくない伊藤麻希だけに、出場するだけでプレミア感さえ感じますね。
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そして、デスマッチ・アマゾネスことGCWウルトラバイオレント王者・山下りなが入場。'21年の4.1新木場大会で乃蒼ヒカリとハードコアマッチを行って以来となる2年9ヶ月ぶり2度目の東京女子参戦となりました。
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ちなみに私、山下りな選手を生で見るのは今回が初めてでしたが…この選手を東京女子のリングで見れるのも、かなりのプレミア感がありますね◎
↓試合開始を待つ伊藤麻希…良い佇まいです♪
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お互い認め合う部分もある両者だけに、ガッチリと握手を交わしてから試合はスタート!
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開始を告げるゴングが鳴り、観客からは期待感を表すように両者への声援が飛ぶ中、ゆっくりと動き出す伊藤と山下…ショルダータックル合戦で幕は切って落とされました。
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— TJPW 東京女子プロレス (@tjpw2013) 2024年1月4日
👸🏻東京女子プロレス『東京女子プロレス'24』
○第七試合 スペシャルシングルマッチ 20分一本勝負
山下りな vs 伊藤麻希
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殺伐とした試合になるかと思いきや、"かわいいアピール" を始める伊藤(笑)
伊藤に促された山下も、ロープワークから1回転して頬杖をつき、まさかの "かわいいアピール" で対抗しますが…そこに伊藤がコケシ(※倒れ込み式のヘッドバット)を投下!
得意の "世界一かわいいナックル" を仕掛けた伊藤ですが、最後の10発目を喰らわずにコーナーから抜けて反撃!逆に「世界一かわいいのは〜?」とお株を奪おうとするも、これは伊藤が阻止します(汗)
伊藤はGCWで凶器として使用してた話題となったピザカッターを持ち出しますが、「(ハードコアマッチではなく)通常ルールです!」と松井レフェリーに取り上げられてしまいます。
しかし、今度は山下はリング下からテーブルをリング上へ!当然「通常ルールだから反則だ!」と厳しく告げる松井レフェリーだったんですが…
( ̄ー ̄)あれ?
賄賂を渡されて黙っちゃったぞ?(笑)
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松井レフェリーがドル札?を数えている間に、山下は伊藤を担ぐとコーナーに立て掛けたテーブルへ!
(゚∀゚;)凄え表情してんな!(爆)
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…買収された松井レフェリー(笑)が高速カウントを入れますが、カウント2で伊藤が返して試合続行!
反撃に出た伊藤は、再びピザカッターを持ち出しますが、今度も松井レフェリーに取り上げられ…それを山下が奪い「賄賂渡したろう!」と主張するも、松井レフェリーは「それはそれ!」と阻止しようとしますが、伊藤と山下の争いに巻き込まれてダウン(汗)
ピザカッターを手にした伊藤は、山下の額に押し付けて流血させます!
エルボーを打ち合い、しまいにはお互い正座してリングに置いた椅子に頭を叩きつけ合う両者!(汗)
伊藤が猛攻に出るも、山下の反撃に動きが止まり…山下の必殺スプラッシュマウンテン炸裂!
( ̄ー ̄)いやはや…
椅子やテーブルのみならず、ピザカッターやレフェリーへの賄賂(笑)まで飛び出し…通常ルールのはずがハードコアマッチさながらの闘いにはなったんですけど、あくまで「通常ルールで反則負けにならないような闘い方」をしてた辺りが、さすがだな。と言える試合でもありましたね。
日米を股に掛ける2人の女の闘い、堪能しました♪
■"イッテンヨン後楽園" で3試合組まれたタイトルマッチの先陣を切ったのが、王者マックス・ジ・インペイラーに荒井優希が挑戦したインターナショナル・プリンセス選手権☆
"GENIUS GIRL" 荒井優希は、'22.3:19両国国技館で伊藤麻希が保持していたインターナショナル・プリンセス王座に挑戦して以来となる1年10ヶ月ぶりのシングル王座挑戦となりましたが…
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1年前の'23.1.4後楽園で、赤井沙希との "令和のAA砲" で保持していたプリンセス・タッグ王座に挑戦してきたマックス・ジ・インペイラー&ハウディ・ハウイツァの "Wasteland War Party" と対戦し、マックスにフォールされてベルトを失っており、その時以来1年ぶりに巡ってきたリベンジのチャンスでもありました。
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…とは言え、タッグマッチでパートナーが負けた以外は東京女子で無敗を誇る "怪物" マックスとの一騎打ちだけに、「荒井ちゃん、大丈夫か⁉」と心配する声もあったでしょうね(汗)
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↓赤コーナー側の花道から登場してきた "NON-BINARY NIGHTMARE" マックス・ジ・インペイラー。
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↓入場してくる王者マックスに、入場時の笑顔から一転したシリアスな表情で挑戦者・荒井が視線を送ります。
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マックスは、昨年10.9たま未来メッセ大会で辰巳リカを倒してインターナショナル・プリンセス王座を奪取し、その後イギリス、大阪、カナダで3度の防衛に成功…今回が4度目の防衛戦となりました。
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( ̄ー ̄)ビジュアル最高よな♪
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↓返還されたベルトをレフェリーが掲げる間も、荒井には緊張の色が見えなくもないですが…1年前は隣に赤井沙希という頼りになる人がいましたけど、今回は1人でこんな怪物みたいな人とこれから闘うわけで(汗)
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マックスは178cmの109Kg、荒井は167cmで体重は非公開(※東京女子の選手はみんな体重非公開です)ですが…身長差は11cm、体重もおそらく倍以上の差がありそうです(汗)
しかし、ゴングが鳴ると、緊張した面持ちながらもマックスと向かい合い、組み付くタイミングを伺う荒井優希!
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意を決したように正面からロックアップに行った荒井でしたが…マックスはヘッドロックに捕えるとそのまま荒々しく荒井を振り回します!(汗)
🔴📺 #wrestleUNIVERSE で独占生配信中!https://t.co/DHHB2CHQcs
— TJPW 東京女子プロレス (@tjpw2013) 2024年1月4日
👸🏻東京女子プロレス『東京女子プロレス'24』
○第八試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>マックス・ジ・インペイラー vs 荒井優希<挑戦者>
※第11代王者4度目の防衛戦。… pic.twitter.com/y9q7dTUZ7h
立ち上がってブート(フロントキック)を連発する荒井ですが、マックスは倒れず…ならばとエルボーを連発し、ドロップキックも連発…
しかし、マックスはボディアタック一撃で逆転すると、その巨体をぶつけ、投げっぱなしブレーンバスター!
場外に転落した荒井を客席の椅子の中にぶん投げ、更に放送席ゲストで荒井と同じSKE48の谷真理佳に見せつけるように場外の床にボディスラム!(汗)
( ̄○ ̄;)うわ…そこまでやるか…
リング上に戻ると、うつ伏せの荒井の両手をサーフボードストレッチのように持って絞り、更にそのまま踏みつけるマックス!
公開処刑を思わせるような展開となりますが…荒井はめげずに意地の反撃!ブートを連発し、初公開となるミサイルキックをコーナー最上段から発射!
しかし、マックスは首を持ってネックハンギングツリーで荒井を高々と差し上げ、そのまま投げ捨てると、コーナーを利用したリバース・スプラッシュ!(汗)
決着かと思われましたが…荒井はロープに手を伸ばしたためカウントは2!(驚)
荒井はマックスの巨体を逆さ押さえ込み、これを返されると赤井沙希直伝のスライディングフロントキック "新人賞"!
荒井のブートを捕まえたマックスは、強烈なスピアーを炸裂させますが…
諦めない荒井、再びコーナー最上段に登るとダイビングボディアタック…だが、マックスは荒井をキャッチして倒れません!(汗)
しかし、キャッチされた体勢から巧みにマックスを丸め込んだ荒井は、これをカウント2で返されると…
すかさず立ち上がり、走り込んで必殺Finallyをマックスの脳天に炸裂!
カウント…3!
(゚∀゚)うおおお!! 荒井ちゃん勝ったあああ!!!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240110/18/tslucifer/18/36/j/o0706108015387922418.jpg?caw=800)
(−A−)そして…
足早に引き上げたマックスが再びリングに戻ってきました!(汗)
しかし、これはよくありがちな "負けた選手が納得行かなくて襲撃" とかではなくてですね…1年前にタッグ王座を奪取した時に、戦利品のように荒井から奪った髪飾りを、荒井に返しに来たのです◎
↓写真じゃ髪飾りが写ってませんけど。(汗)
(−A−)これはですね…
タイトルマッチ調印式にマックスが1年前に奪った荒井の髪飾りを見せびらかすように持ってきたという伏線があったんですね。
なので、敗れたマックスが速攻で引き上げた時に「あ。もしかして…髪飾り取りに行ったんじゃ?」と思ったら、本当に取りに行ってたというね(笑)
マックスが髪飾りを返す場面、マックスの怪物的なビジュアルも相まって、映画か何かのワンシーンのようでした♪
↓試合終盤のダイジェスト映像、試合後、両者のバックステージでのコメント等の映像がYouTubeに上がってますので、よかったら観てみて下さいね。
(−A−)という事で…今回はここまで。
次回は残る2試合、セミファイナルで行われたプリンセス・タッグ王座決定3WAYマッチと、メインイベントのプリンセス・オブ・プリンセス選手権を紹介しますので、更新されたらまたよろしくお願いします。
(−A−)y~ムフフ
この荒井優希の "勝利" に何か言う人もいるかも知れませんが、あれだけの攻撃に晒された上で必殺技を決めるところまで持ってったわけで、私は何の文句もないですね(キッパリ)。また、シングルのベルトを巻いたという事は、プロレスラー荒井優希を団体がそれだけ信頼している証拠でもあるのです。ニヤリ