'24.1/4【観戦記】東京女子 後楽園大会 ③ | ~‡コキュートス‡~

'24.1/4【観戦記】東京女子 後楽園大会 ③

(−A−)という事で…

年が明けても「今更ながら…」な更新スピードではありますが、今年で9年連続となる "イッテンヨン後楽園"…1/4(木)に東京・後楽園ホールで開催された東京女子プロレス 2024年第1弾興行『東京女子プロレス '24』の観戦記をお送りしております。

前回記事で全10試合中の第3試合まで書きましたので、今回は第4試合から紹介して行きますね。




■東京女子の1.4後楽園大会が毎年恒例となってる事は繰り返し書いてきましたが、「東京女子のイッテンヨン」には今年で5回目となる "もう1つの毎年恒例" がありまして。


それが、普段は "享楽共鳴" というコンビを組んでいる中島翔子とハイパーミサヲの一騎打ちです☆

毎年、何らかの特殊なルールで闘ってきた両者ですが…今年は『フォール、ギブアップ等の通常のプロレスルールでの決着は無く、リング上空に吊るされた "だるま" に2024年の願いを込めて片目を入れた選手が勝利」となる『新春!龍が如く夢を叶えよ!だるまマッチ』で激突しました(笑)



両選手の入場の前に、難波小百合リングアナからルールの説明がアナウンスされる中、リング上空に張られていたロープにだるまが取り付けられます。

( ̄ー ̄)だるまと脚立と難波さん…(笑)

先ずは、この日お披露目となる2代目ハイパミドラマティックドリーム号に乗って、"東京女子プロレスの愛と平和を守るニューヒーロー" ハイパーミサヲが颯爽と登場♪
初代のハイパミドラマティックドリーム号が昨年7.8大田区大会の試合後にアジャコングに破壊されてしまったため、クラウドファウンディングを募って2代目が製作されたんですが…予想外に資金が集まったらしく、当初の計画よりも豪華に仕上がったみたいです◎
被ってきたヘルメットにはお正月っぽい飾り(?)が付いており…松井レフェリーも興味津々?それかチェックしてるのかしら?(笑)

続いて、こちらはいつも通りに元気いっぱいに走りながら入場してきた、"全長1.47mの大怪獣" 中島翔子。

試合開始前、ミサヲがマイクを要求し、新年一発目の「会場にお集まりの大きいちびっ子たち、こんにちわ〜♪」からマイクアピールを開始。

普段はタッグパートナーの中島も、ミサヲに合わせて拳を挙げております♪
ミサヲは「2代目ハイパミドラマティックドリーム号で最初に敗れるのは中島翔子あなたです!」と宣言しますが…中島が地声で「新車壊すぞ!」と叫ぶと、観客は中島を支持(爆)

そんな雰囲気の中で試合が始まりました!

 

ミサヲにかわされた勢い?で松井レフェリーの顔に落書きする中島でしたが…ラム会長たちには弱気だった松井レフェリー、中島には強気?で「いい加減にしろ!」と怒鳴りつけます(笑)


その後、ラダーを使った攻撃で優勢となったミサヲは、場外に落ちた中島をハイパミ号で轢こうとしますが…巻き込まれたのか、中島が巻き込んだのか、セコンド業務をしていた桐生真弥が轢かれる憂き目に(笑)


中島は会場から出たロビーへ逃げ、それをハイパミ号で追うミサヲ!


( ̄ー ̄)えー、ここからは…


会場内のお客さん置いてきぼりですので、みんなビジョンの映像を観る形になります。(笑)


↓ハイパミ号の急襲を返り討ちにした中島は、ロビーの奥に "築城された椅子" に近付きますが…そこには中島が大好きな怪獣の人形が何体も置かれていて、気を取られます。
その隙にチャンスとばかりにハイパミ号で突進してきたミサヲですが…察知した中島にかわされて "椅子の城" に突っ込んで自爆!(汗)
↑ちなみに、私の席からビジョンを見ると、ちょうど本部席の難波さんと甲田代表の頭が被りまして…「本部席の撮影は禁止」なので、なるだけ外して撮影してたんですが、3枚目は写っちゃいました。まあ、いいか。(笑)

その後、ロビーから南側の雛壇席に出る階段から会場内に戻ってきた両者は、南側の客席の中にある通路部等で闘いを繰り広げます!
( ̄ー ̄)こういうの…

通常リングから離れてる席にいるお客さんは嬉しいですよね。私の席からはビジョン観ないと何やってんだか分かりませんでしたが。(笑)

ビジョン観てたら、通路に怪獣人形のコレクションをばら撒いた中島が、逆にその上にボディスラムされるという、実に痛そうな展開も(汗)

そして、いつの間にか通路にあったハイパミ号(笑)に乗ったミサヲを見た中島は客席の間の階段を下まで降りて逃げましたが…何と!ミサヲはハイパミ号で階段を降りてアタック!(汗)

…お客さんにぶつからなくて良かったです。下では、また真弥さんが巻き込まれてましたけど(爆)


やっとリングに戻ったミサヲと中島は、エルボー合戦を繰り広げ…場外に出たミサヲに中島が脚立を潜って助走してのトペ・コンヒーロ!

 

リングに戻った中島は、悠々と脚立に登り…だるまに片目を入れて、見事勝利を飾りました◎
↓松井レフェリーには顔に落書きした事で再び文句を言われてましたが(笑)、笑顔でだるまを掲げて引き上げる中島さんでした♪


■アメリカ『AEW』で活躍する "スモールモンスター" 里歩が久しぶりの東京女子プロレス参戦!アップアップガールズ(プロレス)の鈴木志乃と一騎打ち☆


昨年3月にデビューし、未だ自力未勝利の鈴木志乃としては、このカードは文字通りの大抜擢…団体としては、同じような小柄な体格で世界を舞台に活躍する里歩と闘う事で、何かを掴んで欲しいという意図があったかと思います。

受けて立つ初代AEW世界女子王者・里歩は、'22.10.9TDCホール大会以来約1年3ヶ月ぶりの東京女子参戦…昨年12/30には現王者トニー・ストームに挑戦するも王座返り咲きは成りませんでしたが、AEWの女子戦線で活躍するトップ選手の1人である事に変わりはありません。
(−A−)かく言う私…

観戦記①でも書きましたが…今大会を会場まで観に行った大きな理由の1つは、この里歩様参戦があったからです◎

漠然とではありますが、普段から「里歩さん来ないかなあ…」と考えてたのも事実ですし…今回の参戦が約1年3ヶ月ぶりだった事を考えたら、次はいつ見れるか分かりませんしね。

対戦相手に抜擢された志乃も、里歩とシングルマッチで闘えるのは決して当たり前ではない事を分かっており、握手を求める際も神妙な表情です。
試合が始まると、志乃がバックを取ってグランドに持ち込みますが…里歩は余裕すら伺わせてしっかりと対処します。

 

完全に試合を支配し、圧倒していく里歩!

志乃も必死に喰らいついていき、619をかわしてスリーパーに入り、グランドに持ち込んで胴締めスリーパーで締め上げますが…ロープに逃れた里歩は的確なジャンピングニーパットから逆片エビ固めへ。

これはロープに逃げられますが、先ほどはかわされた619を決めると、再び逆片エビ固めに入り…そこからブリッジする "さくらえび固め" に変化すると、志乃はたまらずギブアップ!(汗)

里歩が全く危なげなく、完勝…いや、圧勝してみせました◎
何とか里歩様の顔を撮りたかったのですが、なかなかタイミングが合わず…
退場時にダメ元で撮ったら、本当にダメでブレブレでした…(汗)

( ̄ー ̄)私の写真はさておき。(笑)

いやはや、里歩様…さすがという他は無い、余裕さえ感じさせる試合っぷりでしたね。

志乃さんには申し訳ないけど、ぶっちゃけ「せっかく呼んだんだから、もうちょっと上の選手との試合組んで欲しかったな」というのが、正直な気持ちですねー。



■この日デビュー1周年を迎えた "夢を追いかけ夢を届けるドリーミングスター" 上原わかなが、"世界の超獣" アジャコングに挑んだシングルマッチ☆
マルチな活動をしているタレントでもある上原わかなは、2021年に行われた企画『夢プロレス』に参加したのが最初のプロレスとの接点でしたが、その『夢プロレス』にコーチとしてやって来たアジャコングに「あなたからは何も感じない。プロレスを舐めないでいただきたい」と痛烈なダメ出しを喰らった…というエピソードがありまして。(汗)

『夢プロレス』終了後しばらくして、上原はタレント活動は継続しながらも本格的にプロレスラーとなる事を決意し、昨年の1.4後楽園大会で正式にプロレスラーとしてデビュー…同年10.9たま未来メッセ大会では "プロレスラーとして" アジャとタッグマッチで初対決を行うも、当然のように玉砕しているだけに、初の一騎打ちで成長を見せたいところです。

↓昨年デビューした6選手により争われた『ねくじぇねトーナメント '23』優勝者・上原わかな…このアジャ戦は、トーナメント優勝のご褒美?でもありました。

↓受けて立つアジャコングは、ビッグマッチ等を中心にたびたび東京女子にも参戦しております。
1986年9月に全日本女子プロレスでデビュー、キャリア37年・53歳の大ベテランながら、未だ衰えを知らず、見た目もあまり変わらないアジャ様♪

試合は、上原がゴング前にスペースローリングエルボーで奇襲してスタート!

 

アジャはすぐ反撃してペースを握りますが、退かずに喰らいついた上原は、スリーパーから腕を巻き込む変型スリーパーで締めあげます!


スリーパーを逃れたアジャは、張り手一発で上原をダウンさせて形勢逆転しますが…バックドロップを防いだ上原は再びスリーパー!


おぶさる形でしつこく締め上げたものの、アジャは身体ごと後ろに倒れて脱出!


ラリアットからのフォールはカウント2で返した上原でしたが、強烈なバックドロップを喰らって万事休す…


予想外に手こずった感はあったものの、アジャコングがしっかりと実力差を見せて勝利しました◎


決着後、近付いて仁王立ちするアジャ…睨み付けながら立ち上がった上原に対し、アジャは「また闘ってやる」とでも言うようは人差し指を立て…
上原を両手で突き飛ばすと、両手を掲げて勝ち誇り、退場しました。

↓は、試合開始から序盤戦のダイジェストと試合後の両者のコメントの映像ですが…アジャ様が上原わかなを認めるコメントを出してますので、よかったら観ていただきたい。最高の誉め言葉じゃないでしょうか?


(−A−)かく言う私は…

『夢プロレス』は観てなかったんですけど、アジャ様が上原選手にダメ出ししたエピソードはその後よく使われたりしていたので、当然知ってたわけで…そんな関係性を知った上でこの試合を観ると、ちょっとね、感動的ですらある素晴らしい闘いを上原わかなはしたと思います♪

上原わかなのこれからの活躍が、より楽しみになりました!



(−A−)という事で…今回はここまで。

次回は、伊藤麻希vs山下りな、マックス・ジ・インペイラーvs荒井優希の2試合に絞って紹介する予定ですので、更新されたらまたよろしくお願いします。

(−A−)y~ムフフ










正月早々、里歩様見れて幸せよな。(笑)