憎しみという感情との付き合い方 | あなたが幸せで在りますように

あなたが幸せで在りますように

人と違う個性を輝かせて、自分も人も許し愛し、せっかく生まれて来たこの人生を幸せに生きていけるように応援しています。

ここに書いたのは

誰かを許せないでいるあなたへ贈る言葉です。
これは2018年7月の私が書いたものなのですがこの時とは随分と心境が変わりました。

文中の表現を使うとしたら、

「心が成長した」

ということだと思います。

けれど、心境が変わっても、伝えたいことは同じ。

 

なので、当時の文章を残しつつ

書き加えあなたに贈ることにしました。

 

憎むこと、恨むことに疲れた(憑かれた)あなたに読んでもらいたい。


そして、読み終わった時に

いつか自分も憎しみを捨てて穏やかな気持ちになれるかも

と希望をもってもらえたら幸いです。

*********************

 

あなたは誰かを恨んだり、憎んだりしたことがありますか?

もしかしたら、

今がそういう時かもしれませんね。

では、そうだとして

その気持ちを持って暮らしていることを

どんな風に感じていますか?

もしかしたら

その気持ちを持っている自分を嫌っていたりしませんか?

その気持ちを持っていることに罪悪感を感じていたりしませんか?

もし、そうならね

伝えたいことがあります。

それはね、

 

その感情を持つことは決して悪くないし、

その感情を抱いたことに罪悪感を感じることは

全くないということ。

 

え?!

だって、

よくマイナスな気持ち

ネガティブな思考はよくないっていうじゃないですか?

という声が聞こえそうだけれど、

私もそれはそうだなと思っているけど、

でもね、

そういう気持ちを持つことは

人として生きている限り

仕方がないことだと思ってる。

そう思えるから私はカウンセラーができているとも思うの😊

 

それに、感情を持っている。

というのが

人としての特徴なんだから

どんな感情をもっていたとしても、

それは人間らしいじゃない。

 

 

人は感情をもっていてこそ、

人として生きられる。

感情を持たないのは人形。

生きているという実感も味わえない。

その感情には喜怒哀楽、マイナスなこともプラスのこともあるの。

その全部を感じることが「生きている」ということ。

 

 

もう一度言うね。

憎しみという感情を抱くことは悪い事ではありません。

だから、あなたがのことで自分はダメだとか

自分は醜いとか思うことはないの。

その感情が湧いてくることはむしろ当たり前なの。

 

心理カウウンセラーをしている私にだって、

以前はそういう感情、ありました。

今は全くそういう気持ちをだれにも持たないけれどね、以前はありました。

 

今は全く誰にもいだかなくなったのは

癌になってからかな。

 

それまでは心底嫌っていた人が2人いたし

その人たちのことを

心から許せる

ああ、あの人たちも精いっぱいだったんだ

あの人達も苦しんでいたのかもしれない。

もう

この気持ちを終わりにしよう。

そう思えるまでに

それぞれ、相当な時間がかかりました。

1人は13年、もうひとりは7年以上

気持ちの整理にかかりました。

今では二人には

心からありがとう

と感謝の気持ちを持てています

 

でも、この気持ちになるまでは

ドロドロの気持ちを抱えていたわけですが、

その時は

そんな気持ちを持つ自分がとても嫌でした。

そういった気持ちを抱えながらも

もう心理カウンセラーとして活動していたので、

こんな気持ちを持つ自分が

人の相談を受けていていいのだろうか?

そう思っていました。

けど、それは仕方がない

とも思っていました。

心理学を学んでいたからこそ、

その気持ちを持っている自分も

まだその気持ちが消えていないことも

仕方がない。

そう思えたました。

 

私が心理学を学んだ学び舎では

どんな気持ちをもつこともそれはいい。

けれど、その気持ちを相手にぶつけてはいけない。

その気持ちを解消できるのは自分でしかないのだから。

そして、今、それができなくとも

いつかできますように

と祈ろう。

と教えていただきました。

だから、

当時、憎しみをもっている自分をそれでいいと思っていました。

この感情を持っているのも私なのだし

こんなマイナスの感情を持っている

自分ではダメだ!

と思うことは自分を否定することにもなるし

そうはなりたくなかったので

どんな自分も自分自身だと受け容れよう

受け容れて憎しみを持つ自分も好きでいよう。

と思っていました。

 

 

 

ただね

そう思っていても、当時から

心理カウンセラーとして

分かっていることはありました。

 

それは

「憎しみを抱き続けることは決して自分を幸せにはしない」

ということ。

そう知っていたから、

この感情を捨てたい

超えていきたいとは長く思っていました。

加えてもう一つ知っていることがありました。

それはね、

やめよう、やめようと思っていても

時期が来なければ

その人のタイミングが来なければ

その感情は手放せないということ。

 

じゃあ、その時期はいつ来ると思う?

それはね、様々な思いが浄化された時なんだなと

その時期を迎え、今の境地になって思います。

 

何の浄化なのか?

憎しみの根源は、悔しさ、切なさ、寂しさ。

憎む対象に

「理解されなかった思い」。

裏返せば

「分かってもらいたかった思い」

それが遺恨となり、憎しみが生まれる。

愛していたからこそ、恨みになる。

愛憎・・・・。

 

これらの思いの浄化なのかなと思います。

憎しみの裏返しは愛ですものね。

そして、

浄化するにはどうしたらいいのか?

 

具体的に何かをトレーニングすればいいかというと

そうでもないと思うの。

 

強いて言うなら

自分の心の成長を待つことが浄化につながるのかと思います。


その心の成長はいつ起こるのか?

日常生活の中で少しづつの時もあるし、

急にば~んと一気に変わることもある。

ただ言えるのは、

 

心の成長って

自分、自分って自分のことばかりに意識を向けているときには 起こらないのよね。

自分の思いから離れ、相手の立場や相手の心情をわかろうとしたり、理解しようという気持ちが芽生えてきた時に心は少しづつ成長し始めるの。

そうなるには、自分の価値観や考えを柔軟にしていくことね。

 

環境や価値観が

相手の立場に立てるくらいに心が成長した時になされるのだと

経験上感じています。

 

私が今、誰も恨まず、憎まず、すべてを受け容れ穏やかない気持ちでいられるのは、そうできるようになったからかな。

 

そうできていなかった頃はね、

すぐにできなくても、

憎いと感じている相手に対して、

いずれ相手の立場になり思いやれる日が来ることを信じて、そうなりますようにと自分の幸せにの為にも祈っていました。

 

 

今の息子の父親のことをまだ嫌っていた時には

こう、書いてました。

 

【きっともう数年で完全に切り離しができ、憎しみなんて全く感じない思い返すこともなくなると思う。そうなった時、いつか、息子の親同士わが子の成長を祝えればなとも思う。それにはもう少し時間が必要。けど、それでいい。自分の更なる心の成長を待とう。それまでは時々湧いてくる相手への憎しみの感情を味わおう。そう思う。】

と。

 

この時に思ったことは

今現実となり、憎しみも消えて

嫌悪も消えて、感謝しかないです。

会おうと積極的には思わないけれど、

顔を合せても大丈夫です。

 

以上が私のストーリー。

 

なんだかだらだらと書いてしまったけれど

まとめるとね。

憎しみの感情との付き合い方は

  • 憎いと思う気持ちを持つ自分を否定しない。その気持ちを感てもいい
  • けど、相手に直接それをぶつけない
  • その感情を手放せる日が来ることを祈ろう
  • その感情を手放すには自分の心の成長を待とう
  • 心の成長には相手の立場や自分の価値観を変えていくことが必要

ということ。

 

最後に

今、誰かを憎いと思っている人は

憎むほどに相手に何かを求めていたのだということを認め、そんな自分を憎しみをいだいた自分を丸ごと受け入れ

愛してあげてください。そして、いつか、もう恨むことは疲れた。。。。。そう感じる日が来たらその時に

相手の立場や相手の気持ちを考え自分の心を成長させていこうね

それができ始めたら、その憎しみから解放される日は必ず来るよ。

その時に、穏やかな気持ちになれ

本来のとっても優しい、あなたにまた戻れる。

 

1人でそれが難しければ

私のところに来てみてね。

お手伝いしますよ。

あなたに穏やかな時間と心が戻るように祈っています。

佐織より

 

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