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拉致問題今後も提起 米国務省報道官、支援強調

 【ワシントン=有元隆志】マコーマック米国務省報道官は22日の記者会見で、北朝鮮による日本人拉致事件について「われわれは日本の懸念に気をかけており、引き続きこの問題を提起していく」と述べた。

 そのうえで、3月にベトナムで開かれた6カ国協議の日朝国交正常化作業部会が進展なく終わったことに日本側が不満を持っていることに触れ、「拉致問題の解決に向けて全面的に支援していきたい」と強調した。

 また、北朝鮮の高濃縮ウランによる核開発計画について、パキスタンのカーン博士の核の闇市場から遠心分離機などを購入したとみているとして、北朝鮮が今後すべての核開発計画を申告するうえで、ウラン濃縮計画も含まれるべきとの認識を示した。

 さらに旧ソ連の核兵器解体支援のための資金援助を行うナン・ルーガー法に言及し、核関連兵器の買い取りを行う「前例がある」と指摘。高濃縮ウランによる核開発を阻止するため、政権内で遠心分離機などの買い取りも検討されていることを示唆した。

(2007/06/23 11:28)

拉致問題今後も提起 米国務省報道官、支援強調|米国|国際|Sankei WEB

米のBDA対応 麻生外相が批判「時間かかりすぎ」

 麻生外相は22日の閣議後の記者会見で、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮資金問題への米国の対応について「少々時間がかかりすぎた。他の国からすれば、(米朝)2カ国の問題で4カ国が待たされている」と批判した。6者協議の米首席代表、ヒル国務次官補の訪朝に関しても「焦って(北朝鮮に)行っているが、焦って足元を見られるほどアホらしい話はない。安易に譲ってもらいたくない」と注文をつけた。

 麻生氏は「米国務省が予定したこととはかなり違った方向に行き、『うまくいかなかったかな』と反省の意識があるのではないか。金融業界に与える影響が理解できていなかった。政策判断としてちょっと違った」とも語り、重ねて米国の対応を批判した。

asahi.com:米のBDA対応 麻生外相が批判「時間かかりすぎ」 - 政治

【社説】対北コメ支援、ヒル次官補の訪朝後でも遅くない

クリストファー・ヒル米国国務省次官補が昨日、電撃的に北朝鮮を訪問した。もちろん彼がどんな成果を持って来るかは未知数だ。しかし北朝鮮核問題解決と朝米関係正常化などに関する論議に重大な分水界になることだけは確実視される。これまで2年間、彼の訪朝実現が両国関係の進展を担保にする試金石と見做して来たという点でもそうだ。

北核問題は6カ国協議から扱って来たが現実的に朝米間談判に左右されてきた。その様相によって対置と合意を数えきれなく繰り返してきた。そして米国側実務責任者が友好的雰囲気で北朝鮮を訪問する段階にまで来た。したがって今回だけはむなしい舌戦の代わりに北核解決の可視的なきっかけが用意されるのを心から期待する。北朝鮮は寧辺(ニョンビョン)核施設閉鎖など6カ国協議「2.13合意」による義務履行をめぐり、無茶な条件をかけては決していけない。ヒル次官補も成果に汲々として北朝鮮の要求を綿密な検討なしに受け入れる愚かな行為は避けなければならない。

ヒル次官補の訪朝にもかかわらず「2.13合意」の初期履行は何も実現していない。ただ北朝鮮が要求したバンコデルタアジア(BDA)の北朝鮮資金凍結解除が解決されただけだ。この事案は「2.13合意」の内容にもない。要するに北核問題解決は始まったというだけで、進む道はまだまだ長いのだ。

それでも、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府はまるで「核問題がほとんど解決した」かのように国民を誤導しているからまったく憂慮される。特に昨日はこれまで北核問題解決と連携してきた対北コメ支援政策さえ破棄した。20日前、南北長官級会談で明らかにしていた原則を簡単に崩したのだ。これでは北朝鮮は韓国側をなめて見ているといえないか。

コメ支援はヒル次官補の訪朝が終わって北朝鮮が核施設閉鎖に入ってから行われても遅くない。むしろもっと国民的支持を得ることができる。それでもこんなにあせっているのを見ると、何か政略的意図があるのかという疑問が起こるばかりだ。


2007.06.22 08:03:01

【社説】対北コメ支援、ヒル次官補の訪朝後でも遅くない