北朝鮮、核施設稼働停止・IAEAに「監視許容」
【ソウル15日共同】北朝鮮外務省報道官は15日、朝鮮中央通信を通じ、平安北道の寧辺にある核施設の稼働を14日に停止し、国際原子力機関(IAEA)要員に「その監視を許容した」と表明した。これに先立ち、マコーマック米国務省報道官は14日に声明を発表、北朝鮮が核施設稼働停止を連絡してきたと明らかにした。
北朝鮮は2月の6カ国協議で合意した、核放棄に向けた「初期段階措置」として韓国提供の重油約5万トンのうち第一陣約6200トンが14日に到着したことを受け、同措置履行に本格的に踏み切った。
北朝鮮の核施設稼働停止は2003年初め、米朝枠組み合意によって凍結していた核施設を高濃縮ウラン疑惑による核問題再燃で再稼働させて以来、約4年半ぶり。米国務省声明は「この進展を歓迎する」と評価。6カ国協議初の具体的成果となり、北朝鮮核問題は大きく前進した。
ヒル米国務次官補は15日、共同通信に対し、IAEA要員が停止が実際に行われたかを検証、同日中にIAEA側から報告を受けると述べた。(20:38)
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北朝鮮、核施設稼働を停止=「初期措置」履行に着手-6カ国協議で初の実質成果
【ソウル、ワシントン15日時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省スポークスマンは15日、「(2月の6カ国協議で)合意した通り、重油5万トンの第1便が到着した14日、寧辺の核施設稼働を中止し、国際原子力機関(IAEA)要員にその監視を許容した」と述べ、核放棄に向けた初期段階措置の履行に入ったことを明らかにした。マコーマック米国務省報道官によれば、北朝鮮は稼働停止の事実を米国に通知した。
北朝鮮が核施設の稼働を停止したことで、2002年秋に高濃縮ウラン(HEU)開発疑惑が発覚して以降、悪化の一途をたどった北朝鮮核問題が約5年ぶりに転機を迎える。03年2月に米朝枠組み合意(1994年締結)で凍結されていた原子炉の再稼働を米当局が把握して以来、約4年5カ月ぶりの稼働停止で、6カ国協議の始動以来、初の実質的な成果となった。
時事ドットコム:北朝鮮、核施設稼働を停止=「初期措置」履行に着手-6カ国協議で初の実質成果
北朝鮮が核施設停止 米に連絡
アメリカは、北朝鮮からニョンビョンにある核施設を稼働停止したと連絡があったことを明らかにするとともに、アメリカ政府としても、これを歓迎するという声明を発表しました。
アメリカ国務省のマコーマック報道官は14日、日本時間の15日未明、声明を出し、「アメリカ政府は14日、北朝鮮からニョンビョンの核施設の稼働を停止したとの連絡を受けた」と発表しました。そのうえでマコーマック報道官は「アメリカ政府はこの動きを歓迎し、北朝鮮に到着したIAEA・国際原子力機関の手で検証と監視が行われることを期待している」と述べています。また声明では、「アメリカ政府は、6か国協議のほかの関係国とともに、おととし9月の朝鮮半島の非核化に向けた合意の実現にしっかり関与していきたい。そして、18日からの北京での6か国協議の首席代表による会合では、ことし2月に合意された核施設を使えなくするなど次の段階の措置に向けて速やかに進展が図られることを期待している」としています。北朝鮮の核問題をめぐっては、6か国協議の先の合意に沿って、ニョンビョンなどにある核施設の稼働停止など初期段階の措置の監視・検証に当たるIAEA・国際原子力機関の査察官らが14日、北朝鮮に到着しています。そして、核施設の稼働停止の見返りとして提供される重油5万トンの一部が14日、北朝鮮に到着したことから、アメリカなどは、北朝鮮がまもなく稼働停止に踏み切るという見通しを示していました。
NHKニュース