拉致問題で海外記者を招へい
政府の拉致問題対策本部は、北朝鮮による拉致問題の解決を目指す取り組みの一環として、海外の報道関係者を日本に招へいして、拉致の実態や深刻さについて、理解を深めてもらう事業を今年度中にも行う方向で検討を進めています。
政府の拉致問題対策本部は、拉致問題の現状を打開するためには、海外のメディアなどを通じて、多くの国の人々に、事態の深刻さを知ってもらい、北朝鮮に誠意ある対応を迫る国際的な圧力を強めていく必要があるとしています。このため対策本部は、海外の報道関係者を日本に招へいし、拉致被害者の家族に直接会うなどして、拉致の実態や家族の深刻な心情を理解してもらう事業を今年度中にも行う方向で検討を進めています。また、日本に駐在している外国の特派員らを対象に、横浜市の海上保安庁の施設に展示されている北朝鮮の工作船や、拉致が行われた現場などを実際に見学してもらう事業なども検討しており、対策本部では、実現に向け政府内の調整を加速させることにしています。
NHKニュース
中国 北朝鮮に重油提供表明へ
北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の作業部会のうち、北朝鮮に対する経済やエネルギーの支援について話し合う作業部会が韓国と北朝鮮の軍事境界線にあるパンムンジョムで始まり、この中で、中国は独自に5万トンの重油を北朝鮮に提供すると表明するとみられます。
「経済・エネルギー協力」の作業部会は7日から2日間の日程でパンムンジョムで始まり、議長を務める6か国協議の韓国代表、チョン・ヨンウ朝鮮半島平和交渉本部長は冒頭、「今回の作業部会のいちばんの課題は、北へのエネルギー支援の最も経済的でかつ実行可能な形を考えることだ」と述べ、実務的な議論が進むことに期待を示しました。北京の外交筋によりますと、中国は独自に5万トンの重油を北朝鮮に提供する方針を決め、作業部会の中で表明するとみられます。6か国協議をめぐっては、先月行われた首席代表会合で、北朝鮮のすべての核計画の放棄と核施設を使えなくする無能力化について具体的な期限を設けることはできませんでした。このため、中国は、北朝鮮に対するエネルギー支援の姿勢を明確に示すことで、核の放棄に向けた北朝鮮の前向きな姿勢を引き出したい考えとみられます。しかし、見返りの措置だけが先行するのではないかという懸念の声が今後上がることも予想されます。
NHKニュース
臨時国会召集 江田議長を選出
第167臨時国会が7日に召集され、新しい参議院議長に民主党の江田五月氏が選出されました。民主党から参議院議長が選ばれたのは初めてで、参議院選挙の大勝を受けて、民主党は、参議院の議会運営の主導権を握ることになりました。
臨時国会召集日の7日は、午前10時から参議院本会議が開かれ、新しい議長と副議長の選挙が行われました。その結果、新しい参議院議長に民主党の江田五月元科学技術庁長官が、副議長に自民党の山東昭子元科学技術庁長官が選出されました。江田議長は「さきの参議院選挙の結果、参議院の構成は大きく変化し、過去に経験したことのない政治状況に直面している。今、参議院に対する国民の期待はきわめて大きい。公正、公平を旨として、議院の円滑な運営に努め、国民の期待に応えてその役割や使命を果たすよう全力を尽くしたい」とあいさつしました。また、山東副議長は「今、参議院は国民注視の的だ。参議院はその特質を生かし、存在意義をよりいっそう発揮して、国民の期待に応えていかなければならない。参議院の使命を達成するため、誠心誠意、全力を尽くしたい」と述べました。参議院議長は、これまで自民党が半世紀にわたって独占してきましたが、さきの参議院選挙で民主党が大勝して第1党となったことから、初めて民主党から選ばれました。また、議院運営委員長にも民主党の西岡武夫元文部大臣が選出され、民主党は、参議院の議会運営の主導権を握ることになりました。与野党は、今回の臨時国会の会期を今月10日までの4日間とすることで一致しており、午後の衆議院本会議などで正式に決めることにしています。
NHKニュース