核計画申告、2週間以内に開始・米朝協議で合意
【北京=佐藤賢】北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補と北朝鮮首席代表、金桂官(キム・ゲグァン)外務次官は31日、北京で断続的に会談した。ヒル次官補によると、核放棄の「第2段階」の柱の一つである核計画の申告について、北朝鮮が2週間以内に開始することで合意。米国による北朝鮮へのテロ支援国家指定を解除する条件についても話し合った。
両者は北京の北朝鮮大使館で昼食を挟んで約3時間半協議した後、夜に中国料理店で夕食を取りながら意見交換し、会談時間は計6時間近くに及んだ。金次官も同日夜、記者団に「成果があった。現段階で大きな意見の差はない」との認識を示した。(23:43)
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拉致・矢倉さん家族が告発状提出
北朝鮮による拉致の疑いが濃厚な米子市大崎、漁業矢倉富康さん=失跡当時(36)=について、父、三夫さん(85)=同=ら家族は三十一日、被疑者不詳のまま、所在国外移送目的略取誘拐容疑の告発状を米子署に提出した。同署は提出書類などを精査後、受理する見込み。
山陰両県で北朝鮮による拉致が疑われる事件の告発は、松本京子さん、古都瑞子さんらに続き三人目。失跡当初から北朝鮮による拉致の可能性を訴えていた三夫さんは、「自分が生きているうちに息子を帰してほしい。問題解決には行政や警察の協力が必要」と今回、告発に踏み切った思いを話した。
矢倉さんは一九八八年、境港から一人で出漁したまま失跡。特定失踪(しっそう)問題調査会などは、矢倉さんの無人の船が見つかったのが操業予定ポイントから二百キロ近く離れた竹島周辺だったことや、所属不明の船舶との衝突痕が見られるなど、遭難を疑うには不自然な点が多いと指摘。
また、矢倉さんは失跡三年前まで精密工作機械製作の技術者として働いており、韓国の企業や、ポーランドなど共産圏にたびたび出張していた。当時ミサイルなどの兵器開発に注力していた北朝鮮が、技術獲得のために矢倉さんを拉致対象とした可能性なども挙げている。三夫さんは「遭難も考えられず、考えれば考えるほど不自然」と話した。
山陰中央新報 - 拉致・矢倉さん家族が告発状提出
<北朝鮮拉致>「木村さんは日本語教師に酷似」タイ女性証言
特定失踪(しっそう)者問題調査会は31日、「北朝鮮に拉致された可能性が高い」と指摘している日赤秋田高等看護学院3年の木村かほるさん(1960年2月の失跡当時21歳)について、82年7月から83年2月に北朝鮮にいたタイ人女性3人が「北朝鮮で日本語を教わった人に似ている」などと証言していることを明らかにした。調査会は同日、「タイ人女性たちに日本語を教えたのは木村さんの可能性が高い」として、政府の拉致問題対策本部を訪れて真相究明を求めた。
調査会によると、タイ人女性らはバンコクで「山田」や「小林」と名乗る40代の男性の誘い言葉に乗せられて北朝鮮にたどり着いた。最初の2カ月は招待所で日本語教育を受けた後、日本人ビジネスマンなどを相手に平壌市内のクラブでホステスとして働かされた。
調査会が聞き取った結果、女性たちは教師について、「40~50歳の中年女性」「毎日キャンディーを配っていた」「日本の童謡を2、3曲教えてくれた」などと証言し、木村さんの特徴と一致したという。
木村さんは同看護学院の寮生として秋田市に住んでいた。木村さんの姉で青森県八戸市の元教員、天内(あまない)みどりさん(74)は会見で「話の特徴から妹に違いないと思った。国レベルでも調査を進めてほしい」と訴えた。【工藤哲】
<北朝鮮拉致>「木村さんは日本語教師に酷似」タイ女性証言(毎日新聞) - Yahoo!ニュース