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民主党の西村真悟衆議院議員が法律事務所の元事務員に弁護士の名義を不正に貸したとされる事件で、西村議員は、示談交渉がまとまった件数などについて東京の議員会館のファックスで元事務員から定期的に報告を受けていたことがわかりました。大阪地検と大阪府警察本部は29日、議員会館の事務所などを捜索し、違法な名義貸しの容疑を裏付けることにしています。
衆議院議員で弁護士の西村真悟容疑者(57)は、自分の法律事務所の事務員だった鈴木浩治容疑者(52)に弁護士の名義を使わせ、無資格で交通事故の示談交渉をさせるなど違法な業務を手助けしたとして、弁護士法違反の疑いで28日逮捕されました。これまでの調べで西村議員は、鈴木元事務員と示談交渉の報酬を折半することにしており、東京の議員会館の事務所のファックスで、交渉の件数などについて定期的に報告を受けていたということです。しかし、西村議員が示談交渉の内容に立ち入ったりすることはなく、鈴木元事務員は調べに対して「議員から指示を受けたことはなかった」と供述しているということです。大阪地検と大阪府警は29日、東京の議員会館事務所や議員宿舎などを捜索し、西村議員への報告の状況や資金の流れを調べ、違法な名義貸しの容疑を裏付けることにしています。
NHKニュース民主党衆院議員の西村真悟容疑者(57)らによる弁護士法違反事件で、西村議員は28日、鈴木浩治容疑者(52)の無資格の弁護士活動(非弁活動)を知りながら名義を貸したとされる逮捕容疑を全面的に認める意向を接見した弁護人に示した。西村議員は逮捕前、「(鈴木容疑者の非弁活動は)知らなかった」と説明しており、大阪地検特捜部は29日の西村議員の送検手続き後、違法性の認識について本格的な取り調べを始める。
調べでは、西村議員は鈴木容疑者が非弁活動をしていると知りながら、自分の弁護士名義を使うことを承諾。98年5月~04年5月、政策秘書の佐々木俊夫容疑者(47)らと共謀して鈴木容疑者に計43件の交通事故の示談交渉を不正受任させ、損害保険会社に保険金を振り込ませた疑いで大阪府警に逮捕された。
28日午後に府警本部で接見した弁護人によると、西村議員は逮捕容疑をすべて認め、捜査当局と争わない意向を同弁護人に告げた。一方で、議員の進退については言及しなかったという。
西村議員は鈴木容疑者が逮捕された今月18日、事件への関与を全面的に否定。25日になって名義貸しは事実上認めたものの、鈴木容疑者の非弁活動については「知らなかった」との態度を崩していなかった。
西村議員の逮捕容疑となった「非弁護士との提携禁止(弁護士法27条)」は、弁護士名義を貸した先の相手が違法な非弁活動をしているという認識が弁護士になければ、立件が難しいとされている。このため、西村議員の逮捕前の説明は、刑事責任の否定につながる可能性があると見られていた。
特捜部は西村議員が鈴木容疑者の違法行為を認識した上で「名義貸し料」を受け取っていたとすれば、犯罪収益の受け取りを禁じた組織的犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)の疑いで立件することが可能と見ており、今後、押収資料などの分析を進める。
asahi.com: 西村真悟議員、全面的に容疑認める方針 弁護人に話す?-?社会弁護士法違反(非弁護士との提携禁止)容疑で28日逮捕された民主党衆院議員、西村真悟容疑者(57)は、捜査員が逮捕状を読み上げると「分かりました」と素直に認めたという。その背景には、同期弁護士の説得があり、「名義貸し」の悪質性を解明する大阪地検特捜部と大阪府警の捜査には、曲折もあった。
「知らないなんて、通用しないぞ」。今月24日夕。大阪弁護士会の聴取後、同期の事務所に姿を見せた西村容疑者を仲間数人が囲み、鈴木浩治容疑者(52)による非弁活動の責任を認めるよう迫った。「名義貸しは否定しがたい」と公に認めたのは翌25日朝だった。
弁護士から政治家に転身した西村容疑者は97年、北朝鮮の拉致問題を巡る国会質問で政府の姿勢を追及。尖閣諸島に上陸するなど突出した言動で知名度が上がると、えたいの知れない人物が群がり始めた。政治団体「大日本皇誠会」の構成員だった鈴木容疑者もその1人。政策秘書の佐々木俊夫容疑者(47)は大学の友人から、勤務先の「第三通信社」の上司として鈴木容疑者を紹介された。
佐々木容疑者は別の議員秘書をしていたが、尖閣諸島上陸を手伝い、西村容疑者を慕うようになる。鈴木容疑者が、交通事故の交渉能力を売り込んできたのはそのころだった。佐々木容疑者は翌98年、西村容疑者の秘書に。「開店休業」の法律事務所再開を考え、鈴木容疑者を西村容疑者に引き合わせた。
「西村真悟の名前で保険金請求を手がける人物がいる」との情報を得た大阪府警警備部が、捜査を始めたのは昨年10月ごろ。大阪地検と協議し、鈴木容疑者は略式起訴、西村容疑者は罪に問わないことで落ち着き、今年7月、鈴木容疑者を書類送検した。同時期、大阪地検幹部が交代すると、強制捜査の方向に。地検単独で再捜査し、鈴木容疑者を逮捕した。
当初の判断を疑問視する声や、突然の方針転換への戸惑いが広がった。ある捜査関係者は「大阪地検が西村容疑者逮捕を府警に任せることで決着を図った」と語る。元札幌高検検事長で、同じ民主党の佐藤道夫参院議員は「弁護士が、それも国会議員でありながら、訳の分からない人物に非弁活動をさせるなんて考えられない。逮捕は当たり前だ」と言い切った。
毎日新聞 2005年11月29日 3時00分
西村議員逮捕:同期弁護士の説得で一転、認める-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
