同期弁護士の説得で一転、認める | trycomp2のブログ
弁護士法違反(非弁護士との提携禁止)容疑で28日逮捕された民主党衆院議員、西村真悟容疑者(57)は、捜査員が逮捕状を読み上げると「分かりました」と素直に認めたという。その背景には、同期弁護士の説得があり、「名義貸し」の悪質性を解明する大阪地検特捜部と大阪府警の捜査には、曲折もあった。
「知らないなんて、通用しないぞ」。今月24日夕。大阪弁護士会の聴取後、同期の事務所に姿を見せた西村容疑者を仲間数人が囲み、鈴木浩治容疑者(52)による非弁活動の責任を認めるよう迫った。「名義貸しは否定しがたい」と公に認めたのは翌25日朝だった。
弁護士から政治家に転身した西村容疑者は97年、北朝鮮の拉致問題を巡る国会質問で政府の姿勢を追及。尖閣諸島に上陸するなど突出した言動で知名度が上がると、えたいの知れない人物が群がり始めた。政治団体「大日本皇誠会」の構成員だった鈴木容疑者もその1人。政策秘書の佐々木俊夫容疑者(47)は大学の友人から、勤務先の「第三通信社」の上司として鈴木容疑者を紹介された。
佐々木容疑者は別の議員秘書をしていたが、尖閣諸島上陸を手伝い、西村容疑者を慕うようになる。鈴木容疑者が、交通事故の交渉能力を売り込んできたのはそのころだった。佐々木容疑者は翌98年、西村容疑者の秘書に。「開店休業」の法律事務所再開を考え、鈴木容疑者を西村容疑者に引き合わせた。
「西村真悟の名前で保険金請求を手がける人物がいる」との情報を得た大阪府警警備部が、捜査を始めたのは昨年10月ごろ。大阪地検と協議し、鈴木容疑者は略式起訴、西村容疑者は罪に問わないことで落ち着き、今年7月、鈴木容疑者を書類送検した。同時期、大阪地検幹部が交代すると、強制捜査の方向に。地検単独で再捜査し、鈴木容疑者を逮捕した。
当初の判断を疑問視する声や、突然の方針転換への戸惑いが広がった。ある捜査関係者は「大阪地検が西村容疑者逮捕を府警に任せることで決着を図った」と語る。元札幌高検検事長で、同じ民主党の佐藤道夫参院議員は「弁護士が、それも国会議員でありながら、訳の分からない人物に非弁活動をさせるなんて考えられない。逮捕は当たり前だ」と言い切った。
毎日新聞 2005年11月29日 3時00分
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