日朝協議 拉致問題を最優先
日本と北朝鮮は、来月4日から北京で拉致問題、核開発やミサイルなどの安全保障問題、それに過去の清算を含む国交正常化の3つの問題を並行して協議することで合意しました。今回の協議で日本側は、拉致問題の解決を最優先の課題として取り上げる方針で、事件の真相の究明と生存者の帰国、それに容疑者の引き渡しを求めていくことにしています。このうち容疑者の引き渡しをめぐっては、拉致被害者の曽我ひとみさんが、別の拉致事件の実行犯として国際手配されているシン・グァンス元工作員から「横田めぐみさんを拉致したのは自分だ」と直接聞いたと関係者に話していることが明らかになったことから、シン元工作員を引き渡すよう求める方針です。しかし北朝鮮側は、拉致問題よりも、日本の植民地支配に対する補償など「過去の清算」を含めた国交正常化交渉を優先させたいとしています。このため日本政府は、今回の協議でも「拉致問題の解決なくして国交正常化なし」という原則を主張し、北朝鮮に対し拉致問題の解決に向けた誠意ある対応を促していくことにしています。NHKニュース