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原さん拉致「時効は成立せず」・官房長官

 安倍晋三官房長官は24日の記者会見で、1980年6月に大阪市の中華料理店店員、原敕晁さんが北朝鮮に拉致された事件について「拉致被害者がいまだに北朝鮮で監禁状態にあるとの判断から、時効は成立しないと判断している。被害者の苦痛は現在も継続中で拉致行為が続いている」との認識を示した。

 国外移送目的拐取の時効は7年。日本を出国した元北朝鮮工作員、辛光洙容疑者は時効が停止しているが、原さんを拉致対象として推薦した疑いの中華料理店経営者は日本にとどまっており、時効が成立するとの法解釈も出ていた。 (16:13)
NIKKEI NET:政治 ニュース

工作員の顔…辛光洙容疑者「原さん」での暮らしぶり

 原敕晁さん拉致事件で、辛光洙(シン・グァンス)容疑者が「原さん」になりすましてからの暮らしぶりが、関係者の証言で明らかになりました。

 辛容疑者が勤めていたパチンコ店の元経営者:「いつもニコニコしていて、温和で、みんなから『原主任、原主任』と呼ばれ、部下・同僚からの信頼が厚かったです」
 証言したのは、北関東のパチンコ店の元経営者です。辛容疑者は「1980年に原さんを北朝鮮に拉致した後、旅券や免許証を偽造して原さんになりすまし、日本国内で仕事をしながら工作活動をしていた」と韓国当局に供述しています。そして、1983年ごろから、北関東のパチンコ店で2度にわたり、合わせて1年間、働いていました。欠勤もなく、勤務態度はまじめだったということです。
 辛容疑者が勤めていたパチンコ店の元経営者:「一つの使命として(拉致を)やったんだろうけど、本当の原敕晁さんが被害に遭ったわけだから、人間として謝罪しないといけないと思います」
 警視庁は、23日の一斉捜索で押収した資料の分析を進めるとともに、24日も、事件にかかわったとされる中華料理店店主の事情聴取を続けていて、辛容疑者や元補助工作員らの日本国内での活動の実態解明を進める方針です。
ANN NEWS

原 敕晁さん拉致事件 辛光洙容疑者らがほかの日本人の拉致も画策していたことが判明

原敕晁(ただあき)さん(当時43)の拉致事件にかかわった辛光洙(シン・ガンス)容疑者(76)と元工作員の男(78)は、ほかの日本人の拉致も画策していたことがわかった。
この事件で、警視庁公安部は、原さんが勤務していた中華料理店経営者の男(74)の事情聴取を引き続き行うなどして、今後、辛容疑者と、現在、韓国にいる元工作員の男の逮捕状を請求することにしている。
また元工作員は、1978年、北朝鮮の対外情報部幹部から「学識があり、美ぼうの20~27歳の若い日本人女性の獲得」も指示されていて、ほかの日本人の身辺を調べるなどしていたことがわかった。
日本の自衛隊の情報や韓国での軍事情報の提供も指示されていて、公安部は、こうした工作員活動を支えた協力者は、10数人いたとみて、協力者の事情聴取を行い、実態解明を進める方針。
FNN Headline