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対中円借款100億円減、05年度分決定は5月以降に

 政府は、2005年度中の閣議決定を見送った同年度対中円借款の新規供与額について、前年度比で約100億円減の約750億円とする方針を固めた。

 閣議決定の時期は、「4月中に開催する予定の東シナ海のガス田開発をめぐる日中局長級協議での中国側の対応などを見極める必要がある」(政府関係者)としており、5月以降になる見通しだ。

 政府は昨年3月末、2004年度分の中国向けODA(政府開発援助)約1000億円のうち、円借款供与額を858億7500万円とすることを閣議決定した。北京五輪が開かれる2008年度をメドに円借款の新規供与を終了する方針をすでに決めており、05年度以降も次第に減額していく方針。具体的なプロジェクトは、大気汚染の浄化対策などの環境保全に重点を置き、鉄道、道路などへの支援は極力避ける。
対中円借款100億円減、05年度分決定は5月以降に (読売新聞) - goo ニュース

産経抄

 どうした風の吹き回しなのだろう。北朝鮮の高官二人がそろって日本にやってきた。彼らは核開発を扱う六カ国協議の北の首席代表と次席なのだという。日本には金輪際くることはないと思っていたから、意表を突く来日だ。

 ▼米国による金融制裁が効いて、背に腹は代えられぬということか。偽ドル札をせっせと刷って、マカオの銀行を通じた資金洗浄で国家財政を支えてきた。だが、北朝鮮口座の凍結でとたんに干上がった。米財務省に懇願してみたが、ニベもなく拒絶された。

 ▼当たり前だろう。財務省は禁酒法時代に暗黒街の顔役アル・カポネと対決した「アンタッチャブル」の取り締まり本拠地だった。ドルの管理どころか、つい最近まで大統領警護のシークレットサービスを担当していた怖い役所だ。日本の財務省のように柔なエリートじゃない。

 ▼金正日体制の権力基盤は、カネと軍だから資金が細ると地盤が崩れる。小欄の独断だが、米国という「将」を射んとせば、まず日本という「馬」を射よと来日を決めたに違いない。日本に六カ国協議の代表を送り込めば、米国との仕切り直しが可能だ。ヒル代表はこわもて財務省と違う国務省の役人である。

 ▼北は「金融制裁の解除なくば参加せず」といっていたが、民間主催ならその限りにあらずだ。日米朝が動くと、中韓露の三カ国の代表もそろい踏みになる。拉致解決への期待をもたせれば、日本から資金を分捕ることも夢じゃない、か。

 ▼だが、六カ国協議の議長国、中国の真意がつかめない。米国が昨年九月に「北への軍事攻撃なし」を宣言してから、対北積極投資に転じた。直前には国防相が訪朝して軍事協力まで合意している。せいぜい中朝の師弟の契りに気をつけよう。
Sankei Web 産経朝刊 産経抄(04/08 05:00)

[オピニオン]横田めぐみさん

スパイ小説よりさらに奇妙なストーリだ。1977年、日本の新潟県で女子中学生の横田めぐみさんが拉致される。彼女は北朝鮮の工作船に乗せられ、北朝鮮に連れ去られる。対南工作部署に配置された彼女は、金チョルジュンと結婚することになる。金チョルジュンは1978年、全北群山市仙遊島(チョンブク・クンサンシ・ソンユド)で失踪した高校生の金ヨンナム(当時16歳)のことだった。北朝鮮が対南工作に利用するため、韓国と日本で、何の罪もない人を拉致していた時代だった。1986年に結婚した2人の間に、金ヘギョンという子が生まれる。

◆02年、日朝首脳会談の時、北朝鮮は「横田が自殺した」と発表した。しかし、日本の家族は信じなかった。金容淳(キム・ヨンスン、03年死亡)労働党秘書が、1997年、「横田めぐみは生きている」と述べたという報道もあった。さらに彼女が金正哲(キム・ジョンチョル、金正日の次男)の家庭教師を5年間もしていた」という主張も出た。北朝鮮が「余りにも多くのこと知っている」彼女を日本に返すのを憚って、死んだと言い紛らしているということだ。それから、夫の金チョルジュンも「偽」かも知れないと疑った。

◆金チョルジュンの髪の毛を得ようとしたが、北朝鮮は、「特殊機関員であるため駄目だ」と断った。すると、日本は諜報作戦のように彼の生体情報を抜き出した。彼を面談しながら、家族写真に薬物を塗って指紋と皮脂を採取した。また、彼と握手する前に、手に薬物を塗って体液を採取する方法も使った。結果は金ヘギョンの本当の父親だった。日本は金チョルジュンが韓国から連れ去れた「金ヨンナム」だということを知っては、今年2月、群山の両親に会って、遺伝子情報を得た。日本は最近、孫娘の金ヘギョンと群山の「祖父母」の遺伝子情報が一致するという事実を確認したと報道した。

◆北朝鮮は苦境に立たされている。ドル偽造で悩まされ、日本内の対北朝鮮世論の悪化に悩んでいるところに、韓国でも拉致被害者問題が浮上すると見られるからだ。「拉致」という言葉が出ると、口を塞げて追い出そうとする北朝鮮がこの科学的な証拠の前で、どのような出方をするのか知りたい。「天網の目は粗いが決して悪人を逃しはしない(天網恢恢疎而不漏)」という言葉が思い浮ぶ。北朝鮮の自業自得だ。

金忠植(キム・チュンシク)論説委員skim@donga.com
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