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「救う会」が対北ラジオ放送支援 拉致問題もアピールへ

 拉致被害者と家族の支援組織「救う会」が、韓国在住の脱北者が北朝鮮向けに国際社会の動きや金正日政権の問題点などを放送しているラジオ「自由北朝鮮放送」の支援に乗り出すことが8日、分かった。12日に支援日本委員会を設置し、救う会の西岡力副会長が委員長に就任する。家族会の横田滋代表、増元照明事務局長らも顧問や理事に加わり、拉致被害者救出活動の一環としてカンパなどを呼びかけていく。

 自由北朝鮮放送は、昨年12月に短波放送を開始。北朝鮮当局はその直後から妨害電波を発したが、米国のNGO(非政府組織)などから資金援助を受けて、別の周波数に変えるなどして放送を継続。6月からは中波による放送も始める予定で、短波・中波の両方で同じ内容を毎日1時間流すことになる。

 放送内容は国際ニュースや南北関係のニュース、脱北者たちの韓国での生活情報、金正日政権の政治宣伝の「うそ」などが中心。番組の中で、救う会の西岡副会長が、金聖民放送局長と朝鮮・韓国語で対談する形で拉致問題のコーナーを週1回盛り込む。

 金正日総書記は平成14年9月の日朝首脳会談で日本人拉致を認め謝罪したにもかかわらず、その後も不誠実な対応を続けている現状や、被害者家族の活動などを報告していく予定だ。

 北朝鮮住民は当局の目を盗んで、米国の「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)や、ワシントンに本部を置く政府系放送局「自由アジア放送」の朝鮮・韓国語版などの外国放送を聴いており、脱北者の約7割が外国放送を聴いていたとのデータもある。一般住民だけでなく、朝鮮人民軍や朝鮮労働党関係者も内密に外国放送を聴いていることが脱北者の話で明らかになっている。

 西岡副会長は「北朝鮮幹部に対し拉致問題を日本がいかに重視しているか、被害者に危害を加えれば犯人は絶対に許さないが、被害者を守り情報を提供すれば報償するとのアピールも行っていきたい。日本人だけでなく、どこにどんな被害者がいるかの情報収集にも有効だ」と話している。

(04/09 01:31)
Sankei Web 社会 「救う会」が対北ラジオ放送支援 拉致問題もアピールへ(04/09 01:31)

日朝個別協議か 南北は約1時間半、会談

 外務省・佐々江アジア大洋州局長が8日夜、来日している北朝鮮・金桂寛外務次官の宿泊している都内のホテルを訪れた。金次官と会談したもよう。

 佐々江局長は金次官に対し、去年11月以降中断している6か国協議に早期に無条件で復帰するよう促しているものとみられる。また、拉致問題について北朝鮮に対する厳しい意見が日本国内で強まっている現状なども説明し、誠意ある対応を求めているものとみられる。

 一方で、韓国と北朝鮮の代表も8日夕方、会談を行った。8日に来日した韓国・千英宇朝鮮半島平和交渉本部長は「率直で温かく和やかな雰囲気で、お互いの見解を話し合った」と述べ、1時間半にわたって、金次官らと会談を行ったことを明らかにした。9日以降も必要があれば協議を行うとし、6か国協議の協議再開に向け、水面下の話し合いが始まったもよう。
日テレNEWS24

北朝鮮に拉致解決要請 日朝首席代表が会談

 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日本首席代表を務める佐々江賢一郎外務省アジア大洋州局長は8日午後、都内のホテルで北朝鮮首席代表の金桂冠(キムゲグァン)外務次官と約2時間会談した。佐々江氏は拉致問題解決へ向けた取り組みと、核問題をめぐる6カ国協議への復帰をあらためて要請したが、金氏からは前向きな回答はなかったとみられる。
 終了後佐々江氏は、記者団に対し「わが方はわが方の原則的立場、状況を述べ、先方は先方の考えを述べた」と説明。北朝鮮が米国の金融制裁に反発して出席拒否している6カ国協議再開の見通しについては「現時点では分からない」と述べるにとどまった。
岐阜新聞:FLASH24:政治