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めぐみさんの夫は、韓国人拉致被害者だった--。日本政府は11日、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの夫について、DNA鑑定の結果を踏まえ、韓国の海水浴場で78年8月に拉致された当時高校生の金英男(キムヨンナム)さんと結論づけた。めぐみさんの父滋さん(73)は11日午後、自宅のある川崎市内で「まだ政府からの連絡は入っていないので、何も言えない。韓国人と確認されれば、韓国の家族と協力して救出活動を進めたい」と話した。
北朝鮮は02年9月の日朝首脳会談でめぐみさん拉致を認めるとともに、めぐみさんが結婚し娘がいることを明かした。夫については、同年9~10月に訪朝した政府調査団に、「キム・チョルジュン」という当時41歳の会社員で、めぐみさんと86年8月に結婚、87年9月に長女ヘギョンさんをもうけたと説明した。めぐみさん「死亡」後の97年にヘギョンさんを連れて再婚し、その後男児が生まれたという。
毎日新聞などが02年10月に行ったヘギョンさんのインタビューでは、キム氏は朝鮮労働党員で、勤務先は「ルンラ」と答えていた。ルンラは貿易会社とみられる。
また、北朝鮮で一時期横田さん一家と同じ集落に住んでいたという蓮池薫さん夫妻は、キム氏は韓国人拉致被害者で、本名は「キム・ヨンス」と政府に証言していた。
キム氏が初めて日本側の聴取に応じたのは04年11月の第3回日朝実務者協議。訪朝した政府代表団メンバーと面会したが、写真撮影やDNA鑑定用の毛髪の提供は「特殊機関勤務」を理由に断っていた。【工藤哲、西脇真一】
毎日新聞 2006年4月11日 13時23分
横田めぐみさん:夫は韓国人拉致被害者 政府が結論づけ-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ 1977年(昭和52年)に北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(当時13歳)の夫とみられる男性が、78年8月に韓国南西部全羅北道仙遊島で拉致された高校生の可能性が高いことが、日本政府が実施したDNA鑑定で11日、明らかになった。めぐみさんの両親である横田滋、早紀江夫妻ら関係者に結果を伝えた後、同日夕に発表する。政府は、この結果を元に北朝鮮に対し、拉致事件の全面解決を強く迫るとともに、韓国政府にも拉致問題でのさらなる協力を求めていく方針だ。
政府筋によると、めぐみさんの夫とみられるのはキム・ヨンナムさん(当時16歳)。78年八月に韓国南西部全羅北道仙遊島で、友人のイ・ミンウさん(当時17歳)、ホン・コンピョさん(同)とともに海水浴中に拉致されたとされている。
この時期、韓国では、同年代の少年が拉致される事件が相次いでおり、政府は、77年に全南紅島で行方不明になったイ・ミンギョさん(当時18歳)、チェ・ミンスンさんらを合わせた計5人のうち1人が、めぐみさんの夫との見方を強めてきた。
キム・ヨンナムさんとみられる男性は2004年11月、平壌で行われた第3回日朝実務者協議の際に現れ、「キム・チョルジュン」と名乗ったうえで、「自分がめぐみさんの夫だった」と証言。数々のめぐみさんの写真とともにめぐみさんの「遺骨」を提供したが、この遺骨はその後のDNA鑑定で別人の骨だったことが明らかになっている。
この際、同行した公安関係者が「キム・チョルジュンさんはキム・ヨンナムさんに似ている」と判断。外務省など関係省庁が連携し、ひそかにキム・ヨンナムさんらの拉致事件などについて情報収集を進めてきた。
政府は2月中旬に外務省を中心とした調査団を極秘に韓国に派遣。キム・ヨンナムさんら4人の家族から血液の提供を受け、1人からは毛髪の提供を受けた。
これらを複数の民間検査機関でに持ち込み、めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんらのDNAサンプルと比較し、親子関係などを照合。11日までに鑑定結果が出そろったところ、いずれの検査機関でも「キム・チョルジュン氏はキム・ヨンナムさんとほぼ断定できる」との結果を得たという。
今回のDNA鑑定は、韓国人が北朝鮮工作員に拉致された事件であり、日本の警察権は及ばないため、あくまで拉致被害者家族会などの要請を受けて「日朝協議のための外交上の情報収集活動」として行われた。キム・ヨンナムさんの拉致を韓国政府が認定するかどうかは微妙な情勢だ。
(04/11 13:48)
Sankei Web 社会 めぐみさんの夫は拉致韓国人の可能性(04/11 13:48) 北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の主な首席代表は10日、東京都内で中韓、中朝、日米韓など活発な多国間協議を続け、昨年11月以降中断している6カ国協議の再開問題について集中協議した。10日午後には米首席代表のヒル国務次官補が来日、米朝会談が実現するかどうかが最大の焦点になっている。
首席代表らは10、11日の日程で開かれている民間の学術会議に合わせて東京に集結している。
ヒル国務次官補は10日、東京都内のホテルで「北朝鮮が(6カ国協議拒否という)立場を変えていないので、北朝鮮側とは会わない」と明言し、北朝鮮の首席代表である金桂冠(キムゲグァン)外務次官との会談を拒否した。
ヒル国務次官補は日米韓首席代表の夕食会後にも記者団に「問題は北朝鮮が6カ国協議に復帰するかどうかだ」と述べ、今の状況では米朝会談に応じない考えを強調した。
外務省の谷内正太郎事務次官も10日の会見で、6カ国協議について「北朝鮮から楽観的に見えるような材料は示されていない」と述べ、米朝会談についても「実現する見通しにはなっていない」と語った。
韓国首席代表の千英宇(チョンヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長も「今の状況は相当に難しい。あらゆる当事者たちに忍耐が必要な時期だと考えている」と話した。
一方の北朝鮮の金外務次官は8日から10日にかけて日本、韓国、中国の首席代表と個別に会談した。金外務次官は10日夜の中国との夕食会の前、記者団に「(米国の)金融制裁を受けたままで、6カ国協議に参加するつもりはない」と6カ国協議再開を拒否した。夕食会後、中国の武大偉外務次官は記者団に「(北朝鮮は)原則論を繰り返し、態度に変化はなかった」と述べた。
金外務次官はヒル国務次官補から会談を拒否されたものの、米国がマネーロンダリング(資金洗浄)などを理由に発動した金融制裁の解除のために、米国以外との2カ国協議に全力を挙げるとみられている。【西岡省二】
毎日新聞 2006年4月10日 21時55分 (最終更新時間 4月10日 23時13分)
6カ国協議:都内での米朝会談、ヒル国務次官補が拒否-南北アメリカ:MSN毎日インタラクティブ
