6カ国協議:都内での米朝会談、ヒル国務次官補が拒否 | trycomp2のブログ

6カ国協議:都内での米朝会談、ヒル国務次官補が拒否

 北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の主な首席代表は10日、東京都内で中韓、中朝、日米韓など活発な多国間協議を続け、昨年11月以降中断している6カ国協議の再開問題について集中協議した。10日午後には米首席代表のヒル国務次官補が来日、米朝会談が実現するかどうかが最大の焦点になっている。

 首席代表らは10、11日の日程で開かれている民間の学術会議に合わせて東京に集結している。

 ヒル国務次官補は10日、東京都内のホテルで「北朝鮮が(6カ国協議拒否という)立場を変えていないので、北朝鮮側とは会わない」と明言し、北朝鮮の首席代表である金桂冠(キムゲグァン)外務次官との会談を拒否した。

 ヒル国務次官補は日米韓首席代表の夕食会後にも記者団に「問題は北朝鮮が6カ国協議に復帰するかどうかだ」と述べ、今の状況では米朝会談に応じない考えを強調した。

 外務省の谷内正太郎事務次官も10日の会見で、6カ国協議について「北朝鮮から楽観的に見えるような材料は示されていない」と述べ、米朝会談についても「実現する見通しにはなっていない」と語った。

 韓国首席代表の千英宇(チョンヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長も「今の状況は相当に難しい。あらゆる当事者たちに忍耐が必要な時期だと考えている」と話した。

 一方の北朝鮮の金外務次官は8日から10日にかけて日本、韓国、中国の首席代表と個別に会談した。金外務次官は10日夜の中国との夕食会の前、記者団に「(米国の)金融制裁を受けたままで、6カ国協議に参加するつもりはない」と6カ国協議再開を拒否した。夕食会後、中国の武大偉外務次官は記者団に「(北朝鮮は)原則論を繰り返し、態度に変化はなかった」と述べた。

 金外務次官はヒル国務次官補から会談を拒否されたものの、米国がマネーロンダリング(資金洗浄)などを理由に発動した金融制裁の解除のために、米国以外との2カ国協議に全力を挙げるとみられている。【西岡省二】

毎日新聞 2006年4月10日 21時55分 (最終更新時間 4月10日 23時13分)
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