めぐみさんの夫は拉致韓国人の可能性 | trycomp2のブログ

めぐみさんの夫は拉致韓国人の可能性

 1977年(昭和52年)に北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(当時13歳)の夫とみられる男性が、78年8月に韓国南西部全羅北道仙遊島で拉致された高校生の可能性が高いことが、日本政府が実施したDNA鑑定で11日、明らかになった。めぐみさんの両親である横田滋、早紀江夫妻ら関係者に結果を伝えた後、同日夕に発表する。政府は、この結果を元に北朝鮮に対し、拉致事件の全面解決を強く迫るとともに、韓国政府にも拉致問題でのさらなる協力を求めていく方針だ。

 政府筋によると、めぐみさんの夫とみられるのはキム・ヨンナムさん(当時16歳)。78年八月に韓国南西部全羅北道仙遊島で、友人のイ・ミンウさん(当時17歳)、ホン・コンピョさん(同)とともに海水浴中に拉致されたとされている。

 この時期、韓国では、同年代の少年が拉致される事件が相次いでおり、政府は、77年に全南紅島で行方不明になったイ・ミンギョさん(当時18歳)、チェ・ミンスンさんらを合わせた計5人のうち1人が、めぐみさんの夫との見方を強めてきた。

 キム・ヨンナムさんとみられる男性は2004年11月、平壌で行われた第3回日朝実務者協議の際に現れ、「キム・チョルジュン」と名乗ったうえで、「自分がめぐみさんの夫だった」と証言。数々のめぐみさんの写真とともにめぐみさんの「遺骨」を提供したが、この遺骨はその後のDNA鑑定で別人の骨だったことが明らかになっている。

 この際、同行した公安関係者が「キム・チョルジュンさんはキム・ヨンナムさんに似ている」と判断。外務省など関係省庁が連携し、ひそかにキム・ヨンナムさんらの拉致事件などについて情報収集を進めてきた。

 政府は2月中旬に外務省を中心とした調査団を極秘に韓国に派遣。キム・ヨンナムさんら4人の家族から血液の提供を受け、1人からは毛髪の提供を受けた。

 これらを複数の民間検査機関でに持ち込み、めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんらのDNAサンプルと比較し、親子関係などを照合。11日までに鑑定結果が出そろったところ、いずれの検査機関でも「キム・チョルジュン氏はキム・ヨンナムさんとほぼ断定できる」との結果を得たという。

 今回のDNA鑑定は、韓国人が北朝鮮工作員に拉致された事件であり、日本の警察権は及ばないため、あくまで拉致被害者家族会などの要請を受けて「日朝協議のための外交上の情報収集活動」として行われた。キム・ヨンナムさんの拉致を韓国政府が認定するかどうかは微妙な情勢だ。

(04/11 13:48)
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